真言宗の概要と通夜・葬儀
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葬儀では普段耳慣れない言葉が多く、
独自の作法や意味を持つものもあります
慌てないためにも、私たち「イオンのお葬式」が
わかりやすくご紹介します
宗派の概要と通夜・葬儀
- 更新日:2019.02.09
- 宗派の概要と通夜・葬儀
真言宗の概要と通夜・葬儀

真言宗について
宗名 | 真言宗 |
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主尊 | 大日如来 |
宗祖 | 弘法大師空海 |
よく読まれるお経 | 般若理趣経・観音経・般若心経 |
枕経の意義
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真言宗では、古くは臨終の際、亡くなることに対する恐れを無くすため、枕元にてお経を唱えて病者に安堵を与えるのが「枕経」でした。これに起因して、故人さまに悪影響が及ばないよう、不動明王様に故人さまをお守り下さるようにお願いして、枕元にて読経するのが「枕経」となっています。
お通夜の意義
「お通夜」とは、お釈迦様が入滅された際、弟子たちが遺体を見守りながら、お釈迦様の教えを互いに夜通しで話し合った、という故事に由来する儀式です。このため真言宗では、故人さまと参列者が最後に心を通わせられるよう、また参列者の様々な思いが故人さまに届くよう、仏さまの加持力を頂き、故人さまと参列者とを「相互供養」するために読経を行います。
葬儀の意義
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真言宗では、葬儀の際に「授戒」と「灌頂」という作法を中心とした「引導作法」を行います。「授戒」とは、故人さまに仏様と成るための戒めを授けることで、この戒めを授かった証として「戒名」が贈られます。次に「灌頂」とは、弘法大師様が密教を授かった際に行なわれた作法であり、この作法によって、故人さまは大日如来様と一体になる功徳を授かります。これを真言宗では「即身成仏」といいます。この時に導師は、様々な真言や印を用いて、自らも大日如来様の化身となって故人さまをお導きします。
戒名の意義
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「戒名」とは、仏様に成るための戒を授かった証として故人さまに贈られる「法名」です。「戒名」には、故人さまの生前の人柄や功績、また仏様と成られた故人さまがどのような功徳を私たちに授けてくださるのか、という様々な意味が含まれています。
焼香の回数
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各宗派において様々な理解がなされていますが、真言宗では三回を基本としています。この理由は、「三宝(仏・法・僧)」に帰依するため、「大日如来様・弘法大師様・ご先祖様」に帰依するため、故人さまと向かい合うために自身の「身・口・心」を清めるため、という諸説があります。
※葬儀社の指示にて一回焼香をお願いされる場合は、真心を込めて、故人さまに香りの供養を捧げる気持ちでご対応してください。
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