初七日法要について - 意味や服装・お布施など
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初めての喪主の方へ
- 更新日:2019.07.05
- 初めての喪主の方へ
初七日法要について - 意味や服装・お布施など
仏教では故人さまが亡くなってから七日後に行う最初の追善法要を、初七日の法要と言います。
初七日にはどのような意味があるのか、また読み方や服装、お坊さんにお渡しするお布施の相場はいくらなのか・・このページでは初七日の法要について解説します。
初七日の意味
仏教では、人が亡くなると四十九日後に生まれ変わると考えられています。また、亡くなってから七日ごとに供養をする習慣があり、その最初の七日目に行われる法要を「初七日法要」と言います。
初七日は、故人さまが三途の川のほとりに到着する日とされており、生前の行いによって三途の川の渡り方が分けられると考えられています。
生前に良い行いをしてきた者は金銀七宝で作られた橋を用意されそれを渡り、少し悪い行いをした者は山水瀬(さんすいせ)という川の流れが緩やかな浅瀬を渡り、悪い行いをしたものは強深瀬(ごうしんせ)と呼ばれる流れの強い深瀬を渡らされると言われています。
初七日法要は、故人さまが三途の川の緩流を渡れるよう、お祈りするという意味もあるのです。
ただし、浄土真宗では亡くなってすぐに極楽浄土へ行けるとされているため、初七日法要は信仰を深め故人さまへ感謝の気持ちを伝えるための場であるとされています。
初七日の読み方
初七日は、「しょなぬか」または「しょなのか」と読みます。どちらで読んでも間違いではありません。
また、四十九日までに行われる七日ごとの法要ですが、十四日目に行うのが「二七日(ふたなぬか・ふたなのか)」、二十一日目に行うのが「三七日(みなぬか・みなのか)」、二十八日目が「四七日(よなぬか・ししちにち)」、三十五日目が「五七日(いつなぬか・ごしちにち)」、四十二日目が「六七日(むなぬか・ろくしちにち)」、そして四十九日目が「七七日(なななぬか・しちしちにち)」と言います。
7日ごとに法要を行うのは大変なので、通常は、「初七日」と「四十九日」を行います。
初七日の数え方・実施日
初七日は、故人さまが亡くなってから七日目を指します。 一般的には亡くなった日から数えて七日目ですが、地域によっては、亡くなる前日から数えて七日目、つまり亡くなった日から六日目を初七日とするところもあります。
本来なら亡くなってから七日目に行う初七日法要ですが、現代では葬式の当日に一緒に行う「繰り上げ法要」もしくは「繰り込み法要」が多くなりました。
背景としては遺族や参列者が必ずしも近隣に住んでいるとは限らないことや、忙しくてなかなか時間がとれない方への配慮があります。初七日法要をいつ行うのかは遺族でよく相談してから決めましょう。
繰り上げ・繰り込み法要
葬儀当日に初七日を行う際、二通りのやり方があります。
- ①火葬後に葬儀場へ移動してから法要を行う「繰り上げ法要」
- ②火葬前に法要を行う「繰り込み法要」
どちらの方法で行うかは地域によっても異なるので、葬儀社にご相談ください。
初七日法要の流れは以下の通りになります。
《繰り上げ法要の場合》
- 1葬儀・告別式
- 2出棺
- 3火葬
- 4初七日法要
- 5精進落とし
- 6解散
《繰り込み法要の場合》
- 1葬儀・告別式
- 2初七日法要
- 3出棺
- 4火葬
- 5精進落とし
- 6解散
葬儀とは別の日に行う場合は、自宅に僧侶を招くか、寺院に遺骨・位牌・遺影を持参して1時間程の法要を行います。
法要では読経と焼香をしますが、その後は精進落としを行うのが普通なので、会食の手配や挨拶といった事前の準備が必要になります。
初七日の服装
葬儀と同日に行う場合も、別の日に初七日を行う場合も、喪主や遺族は喪服を着用します。
喪服についての詳しい記事は「喪主の服装について」をご覧ください。
初七日のお布施
葬儀と同日に初七日の法要を行う場合でも、別の日に行う場合でも、初七日のお布施を用意します。 金額が心配な場合には葬儀と法要の打ち合わせの際に葬儀社もしくはお寺にお布施の目安を確認してみましょう。
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