棺の中に入れていいものと入れてはいけないものとは?
お葬式の知識やマナー、宗派や喪主のこと、そして用語集など、
知っておくべき情報をお届けします。ぜひご活用ください
この記事は
「イオンのお葬式」
が書いてます
葬儀では普段耳慣れない言葉が多く、
独自の作法や意味を持つものもあります
慌てないためにも、私たち「イオンのお葬式」が
わかりやすくご紹介します
初めての喪主の方へ
- 更新日:2019.03.08
- 初めての喪主の方へ
棺の中に入れていいものと入れてはいけないものとは?

故人さまとの最後のお別れの時、故人さまが愛用していたもの、好きだった品などで棺の中に入れるものを副葬品と呼びます。 しかし、どんなものでも入れていいというわけではなく、中には入れようとすると葬儀社に断られてしまうものもあります。 このページではそのような火葬時に棺に入れてはいけない副葬品をご紹介します。
棺の中に入れてはいけないもの
基本的に、金属製・ガラスなどの燃えないもの、もしくは、なかなか燃えにくいものは入れることができません。メロンやスイカなどの大きな果物も燃えにくいものとされ、燃えたとしても大量の灰がでるため、収骨の際に灰をかき分けなければならなくなります。
その他、燃やすことで公害につながる恐れのあるもの、例えばビニール製品や発泡スチロール類も副葬品として入れることはできません。
また、故人さまの体内にペースメーカーが入っている場合は必ず係員に申告しましょう。火葬中に破裂する場合があるので事前に伝えておく必要があります。
入れてはいけないものの例
◆メガネ・入れ歯

故人さまが生前に身につけられていたもの、例えばメガネや入れ歯は金属にあたるため副葬品として棺の中に入れられないことが多いです。 また同じようなもので、腕時計、指輪、アクセサリーなども同様です。 なお、火葬後に御遺骨と一緒に骨壷へ納めてくれることが多いので、火葬場で相談してみましょう。
◆缶やビンなどの飲料

紙パックの飲み物であれば問題ありませんが、一升びんやビール缶などは燃えないため棺に入れることはできません。
◆分厚い本

意外と入れることができないのが本です。特にハードカバー付きの書籍は、燃えにくいため断られることが多いです。大量の折り鶴なども、同じ理由で断られる場合があります。
◆生きている人の写真

故人さまがあの世へ旅立たれる際に寂しくないようにという配慮から、ご家族の写真などを入れようとされる方がいらっしゃいますが、生きている人の写真はあの世に連れていかれてしまうという俗説があり、入れない方が賢明です。この俗説は人間に対してのみですので、例えばペットなどは生きていても写真は入れて大丈夫です。
◆お金

硬貨は燃えませんし、現金を燃やすこと自体が違法にあたるため、棺に入れることはできません。
では、何を入れたらいいのか
◆手紙・寄せ書き

生前に伝えられなかったことを手紙や寄せ書きに書いて副葬品として入れてあげると、故人さまもきっと喜ばれるでしょう。
◆お菓子・タバコ

水分が多い果物は避けた方がいいですが、小さなお菓子などであれば問題ありません。また果物でも、小さく切り分けて量を少なくすれば大丈夫です。生前タバコが好きだった方であれば、タバコを入れることは問題ありません。
◆人形など、後で見て辛くなるもの

故人さまが思い入れのあった人形などは一緒に副葬品として入れてあげた方がいいかもしれません。 ただし、プラスチックのおもちゃなどは燃えない可能性がありますので、葬儀社の方に確認をとりましょう。
◆洋服・着物

生前に故人さまが気に入っていた衣類など、少ない枚数であれば入れることができます。
ちょっとした疑問やお悩みも多数
ご相談いただいております