天台宗の概要と通夜・葬儀
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葬儀では普段耳慣れない言葉が多く、
独自の作法や意味を持つものもあります
慌てないためにも、私たち「イオンのお葬式」が
わかりやすくご紹介します
宗派の概要と通夜・葬儀
- 更新日:2019.02.19
- 宗派の概要と通夜・葬儀
天台宗の概要と通夜・葬儀
天台宗について
宗名 | 天台宗 |
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主尊 | 釈迦牟尼仏。ただし、天台宗ではすべての如来、菩薩、明王、諸天は釈迦牟尼仏が人々を教化するために時と場合に応じて姿を変えたものと説いております。 |
宗祖 | 伝教大師最澄 |
総本山 | 比叡山延暦寺 |
所依の経典、教え | 法華一乗(すべての生き物は仏の本質を持っており、誰もが成仏できる可能性を持っている)の教えから、法華三部経(法華経、無量義経、観普賢経 )はじめ、梵網菩薩戒経、仁王般若経、密教経典(大日経、金剛頂経、蘇悉地経)、浄土三部経(無量寿経、観無量寿経、阿弥陀経)など。 |
葬儀の目的
誰もが必ず仏に成れるという考えから、故人さまに仏弟子になっていただく作法(得度作法)をはじめに行います。苦しみ、迷いのない安らかな仏様のところに故人さまをお送りすることが天台宗の 葬儀の目的であり、葬儀式では経典が読誦され故人さまの心が清まることで、迷わずに仏様の元へ向かう準備がととのえられます。導師は故人さまに仏に帰依する誓い(戒)をお授けし、引導作法によって、仏様の悟りの世界へと故人さまをお送りいたします。これによって故人さまは確実に仏様のもとにおもむくことが約束されるのです。
戒名について
戒名は仏様の弟子としての名前で、法名とも言います。故人さまの生前の功徳、お人柄などを振り返り、これからの旅立ちの頼りになるような教えを一字一字に込めて、戒名をお授けします。
焼香の回数
一般的に三回、略儀では一回とすることもありますが実は厳密には決まっておりません。
三度焼香をする場合は
①仏前に進み合掌礼拝
②右手の親指人差し指、中指の三本で焼香を軽くつまみます。
③左手を添えて額の前で軽頂戴します。
④香炉に静かに入れる。
②③④を三度繰り返し⑤もう一度仏前に合掌礼拝する。
線香の本数
一本又は三本。一本の場合線香立て中央に。三本の場合は向かって手前に一本奥に二本を立てます。
数珠
天台宗では平珠(ひらだま)と呼ばれる薄い円形の珠のものを用います。通常左手で持ち、合掌の際は親指と人差し指の間にかけ房を下にたらすようにします。
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