ご香典の金額相場-関係性・年齢別の早見表と知っておきたいマナー
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お葬式・法要の知識・マナー
- 新着 更新日:2026.02.25
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ご香典の金額相場-関係性・年齢別の早見表と知っておきたいマナー

御香典とは、お通夜や葬儀に参列する際に、故人の霊前に供える金品を指します。
突然の訃報に際し、御香典にいくら包むべきか、どのようなマナーがあるのか迷う方は少なくありません。
金額が少なすぎると失礼にあたり、多すぎてもかえってご遺族に気を遣わせてしまうため、関係性や年齢に応じた相場を知っておくことが大切です。
この記事では、金額の相場から不祝儀袋の書き方、渡し方のマナーまで、網羅的に解説します。
【関係性・年齢別】一目でわかるご香典の金額相場早見表
ご香典の金額は、故人との関係性が深いほど高くなるのが一般的です。
また、自身の年齢や社会的立場によっても包むべき金額は変動します。
ここで示す相場や平均はあくまで目安であり、地域や個々の事情によっても変わるため、最終的な料金は状況に応じて判断する必要があります。
以下の早見表を参考に、ご自身の状況に最も近い金額を確認してください。
親・兄弟・祖父母など身内に渡す場合の金額
親や兄弟姉妹、祖父母といった身内に渡す香典は、他の関係性に比べて高額になる傾向があります。
例えば、自分の親が亡くなった場合、相場は5万円から10万円です。
ただし、自身が喪主を務める、あるいは葬儀費用を負担する場合は香典を出す必要はありません。
兄弟姉妹であれば3万円から5万円、祖父母であれば1万円から3万円が目安となります。
配偶者の親や祖父、祖母の場合も同様の金額と考えて差し支えありません。
叔父や叔母といった親族へは1万円から3万円程度が一般的ですが、生前の付き合いの深さによって調整します。
家族や親族内で金額について相談しておくと安心です。
上司・同僚・部下など職場関係者への金額
会社の上司や同僚、部下といった職場関係者へご香典を包む場合、相場は3,000円から1万円程度です。
立場によって金額が異なり、上司やその家族へは5,000円から1万円、同僚や部下へは3,000円から1万円が目安となります。
特に親しい間柄であった場合は、相場より少し多めに包むこともあります。
また、会社によっては部署やチームで連名として香典を出す慣例があるかもしれません。
その場合は一人あたり1,000円から3,000円程度を出し合い、まとめて包みます。
個人的にも渡したい場合は、まず部署内の慣習を確認してから判断するのが賢明です。
友人・知人・ご近所の方へ包む場合の金額
友人や知人、近所の方へのご香典は、3,000円から1万円が一般的な相場です。
特に親しい友人であれば1万円、一般的な知り合いやご近所の方であれば3,000円から5,000円程度を包むことが多いでしょう。
ただし、長年の付き合いがある親友や、家族ぐるみで親しくしていたご近所の方など、関係性の深さによっては相場以上の金額を包むこともあります。
重要なのは金額の多さよりも弔意を示す気持ちですが、周囲とあまりにもかけ離れた金額にならないよう配慮することも大切です。
迷った場合は5,000円を目安に考えるとよいでしょう。
夫婦連名で参列する際の金額の考え方
夫婦で葬儀に参列する場合、香典は世帯として一つにまとめて包むのがマナーです。
金額は、一人で参列する場合の1.5倍から2倍程度を目安に考えます。
例えば、一人なら1万円を包む関係性の場合、夫婦では2万円から3万円が妥当な金額です。
ただし、2万円は偶数で「割り切れる」ため縁起が悪いと考える方もいるので、3万円を包むか、1万円札1枚と五千円札2枚で合計3枚のお札にするなどの配慮をすると丁寧です。
なお、家族3人で参列する場合でも、香典は世帯主の名前で一つにまとめ、金額を少し多めに調整する形で問題ありません。
金額を決める際に知っておきたいお金の三大マナー
ご香典の金額を決める際には、包む合計額だけでなく、使用する数字そのものにも注意が必要です。
日本では昔から「忌み数字」として避けられる数字があり、弔事の場面では特に配慮が求められます。
例えば、合計が2万円や4万円になる偶数の金額や、9千円といった金額への配慮がマナーとなります。
1万、3万、5万などの奇数を選ぶのが基本です。
7万円や8万円といった高額なケースはあまり一般的ではありませんが、同様の考え方が適用されます。
「4」や「9」など避けるべき忌み数字の基本
ご香典を包む際には、「4」と「9」という数字を避けるのが古くからのマナーです。
これは、「4」が「死」を、「9」が「苦」を連想させるため、弔事の場にふさわしくないと考えられているからです。
具体的には、4,000円や9,000円、また4万円といった金額は避けるべきとされています。
このルールは、ご遺族の心情に配慮し、不快な思いをさせないための心遣いの表れです。
金額を決める際には、これらの数字が含まれていないかを確認する習慣をつけましょう。
これは日本特有の文化的な背景に基づく配慮であり、覚えておくべき重要な作法の一つです。
偶数の金額がマナー違反とされる理由
ご香典で偶数の金額が避けられるのは、「割り切れる」数字であることから「故人との縁が切れる」ことを連想させるためです。
このため、2万円や4万円、6万円といった偶数の金額はマナー違反とされることがあります。
特に結婚式のご祝儀では強く意識される慣習ですが、弔事においても同様に考えるのが一般的です。
ただし、近年では2万円を包むことも増えてきており、その場合は1万円札1枚と5千円札2枚にするなど、お札の枚数を奇数にする配慮が見られます。
それでも、心配な方や伝統を重んじる場合は、1万円、3万円、5万円といった奇数の金額を選ぶのが最も無難な選択です。
新札は失礼にあたる?お札を用意するときの折り目のつけ方
ご香典にお札を用意する際、新札をそのまま包むのは避けるべきとされています。
これは、新札を用意することで「不幸を予期し、あらかじめ準備していた」という印象を与えかねないためです。
訃報は突然のものであることから、使い古したお札(古札)を使うのが礼儀とされます。
もし手元に新札しかない場合は、一度半分に折り目を付けてから使用することで、この問題を回避できます。
一方で、あまりにも汚れていたり、破れていたりするお札はかえって失礼にあたるため、適度に使用感のある綺麗なお札を選ぶのが最適です。
このひと手間が、ご遺族への深い配慮を示すことにつながります。
ご香典袋(不祝儀袋)の正しい書き方を3ステップで解説
ご香典は、お金を不祝儀袋に入れてお渡しするのがマナーです。
この袋の書き方には、宗教や宗派による違いや、筆記用具の選び方など、いくつかの決まりごとが存在します。
正しい書き方を事前に知っておくことで、いざという時に慌てず、失礼のないよう弔意を伝えられます。
ここでは、表書きの選び方から名前、中袋の記入方法までを3つのステップに分けて分かりやすく解説しますので、手順に沿って準備を進めてください。
ステップ1:宗教に合わせた表書きの選び方
不祝儀袋の表書きは、故人の宗教・宗派に合わせて選ぶのがマナーです。
日本の葬儀で最も多い仏式の場合、多くの宗派で「御霊前」が使用できます。
ただし、浄土真宗では亡くなるとすぐに仏になると考えられているため「御仏前」と書くのが正解です。
神式の場合は「御玉串料」や「御榊料」、キリスト教式の場合はカトリックで「御ミサ料」、プロテスタントで「献花料」が用いられます。
もし故人の宗教が分からない場合は、どの宗教でも共通して使えることが多い「御霊前」を選ぶのが無難ですが、蓮の花が描かれた不祝儀袋は仏式専用なので注意が必要です。
ステップ2:薄墨を使い名前を丁寧に書く方法
不祝儀袋の表書きの下、水引を挟んだ中央部分には、自分の名前をフルネームで記入します。
この時、筆記用具は薄墨の筆または筆ペンを使用するのが正式なマナーです。
「悲しみの涙で墨が薄まってしまった」という意味合いを表すためで、弔意を示す大切な表現方法とされています。
もし薄墨の筆ペンが用意できない場合は、通常の黒い筆ペンやサインペンを使用しても構いませんが、ボールペンや万年筆で書くのは避けましょう。
文字は楷書で丁寧に書き、相手が読みやすいように心がけてください。
連名の場合は、右から目上の順に3名まで書き、それ以上の人数になる場合は代表者名の左下に「外一同」と記します。
ステップ3:中袋に金額・住所を明記する際の注意点
中袋には、ご遺族が香典返しを手配する際に必要となる情報を正確に記入します。
表面の中央には、包んだ金額を縦書きで記します。
この際の金額の書き方として最も丁寧なのは、「金壱萬圓也」のように旧字体の大字を用いる方法です。
これにより、後から金額を改ざんされるのを防ぐ意味合いがあります。
ただし、近年では「金一万円也」のように一般的な漢数字での記入も許容されています。
裏面には、左下に自分の住所と氏名を明記してください。
郵便番号からアパートやマンションの部屋番号まで省略せずに書くのが親切です。
お札の入れ方から袱紗(ふくさ)を使った渡し方までの手順
ご香典の準備が整ったら、最後の渡し方まで気を抜かずにマナーを守ることが大切です。
お札を不祝儀袋に入れる際の向き、それを包む袱紗(ふくさ)の扱い方、そして受付での振る舞いには、それぞれに故人を偲び、ご遺族を敬う心が反映されます。
一連の手順を事前に理解しておくことで、当日は落ち着いてスマートに対応できます。
ここでは、受付で失礼のないよう、正しい渡し方を順を追って解説します。
お札は裏向き?肖像画を下?正しいお札の向きと入れ方
ご香典として包むお札の向きや入れ方には、弔意を示すための作法があります。
お札を中袋に入れる際は、袋の表面に対してお札の裏面(肖像画がない方)が向くように入れます。
さらに、肖像画が印刷されている面を下に、つまり袋の底側に来るように揃えるのが一般的です。
これには「悲しみに顔を伏せる」という意味合いが込められています。
複数枚のお札を入れる場合は、すべてのお札の向きをきちんと揃えることが重要です。
細かい点ですが、こうした配慮がご遺族への丁寧な気持ちを伝えることにつながるため、お札を入れる前に必ず確認しましょう。
袱紗への包み方と受付でのスマートな渡し方
ご香典袋は、汚したり水引が崩れたりするのを防ぐため、袱紗に包んで持参するのが正式なマナーです。
弔事では、紫や紺、深緑、グレーといった寒色系の袱紗を選びます。
包み方は、袱紗をひし形に広げた上に香典袋を置き、「右→下→上→左」の順で布を折りたたみます。
受付に着いたら、まず「この度はご愁傷様でございます」とお悔やみの言葉を述べます。
記帳を済ませた後、受付係の前で袱紗を開き、香典袋を取り出します。
たたんだ袱紗の上に香典袋を乗せ、相手から見て表書きが読める向きにしてから、両手で丁寧に手渡します。
葬儀に参列できない場合に香典を郵送する方法
やむを得ない事情で葬儀に参列できない場合、ご香典を郵送して弔意を伝えることができます。
現金を普通郵便で送ることは法律で禁止されているため、必ず郵便局の窓口から現金書留を利用してください。
現金書留専用の封筒には、ご香典を入れた不祝儀袋とともに、お悔やみの言葉を綴った簡単な手紙を同封するのがマナーです。
手紙には、葬儀に参列できないことへのお詫び、故人を悼む気持ち、ご遺族へのいたわりの言葉などを簡潔に記します。
送るタイミングは、葬儀後2~3日から初七日頃までに喪主の自宅宛に届くように手配するのが望ましいです。
【状況別】こんな時どうする?香典に関する迷いやすいケース
ご香典に関するマナーは、一般的なお通夜や葬儀だけにとどまりません。
四十九日や一周忌といった法要の場や、ご遺族から「香典辞退」の意向が示された場合など、どのように対応すべきか迷う状況も存在します。
こうした特殊なケースでの振る舞い方を知っておくことで、いかなる場面でも故人とご遺族に対して失礼のない、適切な弔意を示すことができます。
ここでは、判断に迷いやすい状況別の対応方法について解説します。
四十九日や一周忌など法要における金額の目安
四十九日や一周忌、三回忌といった法要に招かれた際は、香典(または「御仏前」)を持参するのが一般的です。法要時の香典金額は、故人との関係性によって目安が異なります。例えば、故人が親の場合は3万円から10万円、祖父母の場合は1万円から5万円、兄弟姉妹の場合は3万円から5万円が相場とされています。友人・知人の場合は5千円から1万円が目安です。
また、法要後に行われる会食(お斎)に参加する場合は、食事代を考慮して香典に金額を上乗せする心遣いが大切です。食事代の相場は1人あたり5,000円から1万円程度とされており、香典と合わせてきりの良い金額で包むとよいでしょう。
「香典辞退」と伝えられた場合の適切な対応
近年、葬儀の案内状などでご遺族の意向として「ご香典ご辞退申し上げます」と明記されているケースが増えています。
これは、参列者の経済的負担を減らしたい、または香典返しの手間を省きたいといったご遺族の配慮によるものです。
このような場合は、ご遺族の気持ちを尊重し、ご香典を持参しないのが最も大切なマナーです。
無理に渡そうとすると、かえってご遺族に気を遣わせてしまい、ご迷惑となる可能性があります。
弔意を示したい場合は、後日お悔やみの手紙を送ったり、供物や供花を送ることが可能か確認したりするなどの方法を検討しましょう。
香典の代わりに供物や供花で弔意を示す方法
ご遺族が香典を辞退されている場合や、香典とは別に弔意を表したい時には、供物や供花を送るという方法があります。
供物としては、日持ちのする個包装のお菓子や果物、缶詰の詰め合わせ、故人が生前好きだった飲み物などが選ばれます。
ただし、肉や魚といった「生臭もの」は避けましょう。
供花を手配する場合は、葬儀社や斎場に連絡し、統一感を損なわないように依頼するのが確実です。
白を基調とした菊やユリ、胡蝶蘭などが一般的ですが、宗教によっては飾れない花もあるため、事前に確認すると安心です。
いずれも、ご遺族の負担にならない範囲で手配することが肝心です。
ご香典の金額に関するよくある質問
ここまでご香典の金額相場やマナーについて解説してきましたが、それでも個別の状況で判断に迷うことはあるかもしれません。
例えば、相場から外れた金額を包むのは失礼にあたるのか、会社からの弔慰金とは別に個人でも用意すべきか、急なことで新札しか手元にないときはどうすればよいか、などです。
ここでは、そうしたご香典の金額にまつわる細かな疑問について、Q&A形式で簡潔にお答えします。
香典の金額が相場より多すぎたり少なすぎたりすると失礼になりますか?
はい、失礼にあたる可能性があります。
金額が少なすぎると常識を疑われかねず、多すぎるとかえってご遺族に香典返しの負担をかけてしまいます。
故人との関係性や自身の年齢に応じた相場を参考に、適切な金額を包むことが大切です。
会社から弔慰金が出る場合でも、個人で香典を包む必要はありますか?
会社の弔慰金とは別に、個人として弔意を示したい場合は香典を包むのが一般的です。
特に親しい同僚や上司の場合は、個人名で用意するのが望ましいでしょう。
会社の慣例や他の同僚の対応を確認し、判断することをおすすめします。
急なことで新札しか手元にない場合、どうすれば良いですか?
新札は「不幸を予期していた」とされ避けるのがマナーですが、手元にない場合は一度半分に折り目を付けてから使いましょう。
綺麗な折り目をつけることで「新札ではない」という配慮を示すことができます。
わざわざ古いお札に両替する必要はありません。
まとめ
ご香典は、故人への弔意とご遺族へのいたわりの気持ちを表すためのものです。
その金額は、故人との関係性や自身の年齢、社会的立場によって変わります。
親族であれば1万円から10万円、職場関係や友人・知人であれば3,000円から1万円が一般的な相場です。
また、金額を決める際には「4」や「9」の忌み数字や偶数を避ける、不祝儀袋は薄墨で書く、お札は新札を避けるといったマナーを守ることが重要です。
香典袋の準備から袱紗を使った渡し方まで、一連の作法を理解し、心を込めてお悔やみの気持ちを伝えましょう。
ちょっとした疑問やお悩みも多数
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