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浄土真宗のお経とは?正信偈の全文・意味、葬儀での宗派の違いを解説

お葬式の知識やマナー、宗派や喪主のこと、そして用語集など、
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「イオンのお葬式」
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葬儀では普段耳慣れない言葉が多く、
独自の作法や意味を持つものもあります
慌てないためにも、私たち「イオンのお葬式」が
わかりやすくご紹介します

宗派の概要と通夜・葬儀

浄土真宗のお経とは?正信偈の全文・意味、葬儀での宗派の違いを解説

浄土真宗のお経とは?正信偈の全文・意味、葬儀での宗派の違いを解説

浄土真宗のお経は、阿弥陀如来への信仰を深めるための大切な教えです。
日々の勤行で最も身近な「正信偈」は、厳密にはお経ではありませんが、親鸞聖人の教えの核心が示されています。

この記事では、浄土真宗の根本経典から正信偈の全文や意味、そして宗派による違いや葬儀での役割まで、分かりやすく解説します。

 

浄土真宗におけるお経の基本的な考え方

浄土真宗において、お経は修行や功徳を積むために読むものではなく、私たちを救ってくださる阿弥陀如来の働きを聴き、その教えに感謝するためにあります。

仏教における経典とは、お釈迦様の説法をまとめたものですが、浄土真宗では特に、阿弥陀如来の本願を説くお経が重要視されます。

そのため、お経を読むことは「読経」ではなく「聞法(もんぽう)」、すなわち仏様の教えを聞く機会と捉えられています。

 

浄土真宗の根本となる3つの経典「浄土三部経」

浄土真宗の教えの根幹をなすのが「浄土三部経」と呼ばれる3つの経典です。
これらのお経の種類は、『仏説無量寿経』『仏説観無量寿経』『仏説阿弥陀経』であり、法然上人が浄土の教えの中から特に重要であると選び出しました。親鸞聖人はその中でも特に『仏説無量寿経』を真実の教えであるとされました。

この三部経には、阿弥陀如来がどのような仏様であり、どのように人々を救うのか、そしてその救いの世界である極楽浄土の様子が詳しく説かれています。

 

『仏説無量寿経』- 阿弥陀如来の本願が説かれるお経

仏説無量寿経は「大無量寿経」とも呼ばれ、浄土三部経の中心となる最も重要な経典です。
このお経には、阿弥陀如来がまだ法蔵菩薩と名乗っていた頃に、すべての人々を救うために四十八の誓願(本願)を立て、長い修行の末に仏となって極楽浄土を建立した経緯が説かれています。

特に第十八願は、念仏を称える者は必ず救うという誓いであり、浄土真宗の教えの根幹をなすものです。
この経典を通じて、阿弥陀如来の広大な慈悲の心を知ることができます。

 

『仏説観無量寿経』- 誰もが救われるための方法を示したお経

仏説観無量寿経は、悲劇的な境遇にあった韋提希夫人という女性を救うためにお釈迦様が説いた教えです。
このお経では、どのような罪深い人間であっても、阿弥陀如来の救いを信じ、念仏を称えることで極楽浄土に往生できることが示されています。

瞑想によって仏の姿を観想する方法も説かれていますが、浄土真宗では、それすらできない凡夫のために示された「南無阿弥陀仏」と称える念仏こそが、誰にでもできる救いの道であると受け止めています。

 

『仏説阿弥陀経』- 阿弥陀如来の功徳と極楽浄土の様子を説くお経

仏説阿弥陀経は、浄土三部経の中で最も短く、そのため法要などでよく読まれるお経です。
この経典では、極楽浄土のきらびやかで美しい情景が具体的に描写されており、そこに住む人々の苦しみがなく安らかな様子が説かれています。

また、お釈迦様だけでなく、数多くの仏がたが、阿弥陀如来の救いを称賛していることも特徴です。
この阿弥陀経を通じて、私たちは極楽浄土の存在を信じ、念仏を称えることの尊さを教わります。

 

日常のお勤めで最も身近な「正信偈」とは?

浄土真宗の門徒にとって、日常のお勤め(勤行)で最も親しまれているのが「正信偈」です。
正式名称は「正信念仏偈」と言い、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人の著作『教行信証』の一部です。

お経ではありませんが、浄土真宗の教えのエッセンスが凝縮されており、非常に有名で重要な偈文として大切にされています。

 

正信偈はお経ではなく親鸞聖人の教えをまとめたもの

正信偈は、お釈迦様の言葉を記した「お経」とは異なり、親鸞聖人が著したものです。
その内容は、まず阿弥陀如来の本願の教えに帰依することを述べ、次にその教えを正しく伝えたインド、中国、日本の七人の高僧(七高僧)の徳を讃え、その教えの要点を解説しています。

つまり、正信偈を読むことで、浄土真宗の教えの核心部分と、その教えがどのように受け継がれてきたかを知ることができます。
お経の内容そのものではありませんが、その意味を深く理解するための道しるべと言えるでしょう。

 

【全文と読み仮名】正信偈(しょうしんげ)

正信偈の全文は60行120句からなる漢詩で、その読み方は独特の節をつけてお勤めするのが特徴です。
冒頭は「帰命無量寿如来南無不可思議光」という句から始まります。
この最初の部分で、阿弥陀如来への絶対的な帰依を表明しています。

全文を覚えるのは大変ですが、経本を見ながら繰り返し声に出すことで、少しずつ親しむことができます。
正確な読み方や節回しは、宗派やお寺によって異なるため、所属のお寺で確認するとよいでしょう。

 

正信偈に込められた意味をわかりやすく解説

正信偈に込められた中心的な意味は、阿弥陀如来の「他力本願」への絶対的な信頼と感謝です。
前半部分の現代語訳を見ると、阿弥陀如来が私たち凡夫を救うために立てた誓いへの帰依が示されています。

後半部分では、その教えの歴史を辿り、龍樹菩薩から法然聖人に至る七高僧が、いかにして阿弥陀如来の本願を正しく伝えてきたかを讃えています。
つまり、正信偈は、阿弥陀如来の救いの素晴らしさと、その教えを伝えてくれた先人たちへの尊敬の念を表現した詩なのです。

 

【宗派別】本願寺派(お西)と大谷派(お東)のお経の違い

浄土真宗は、主に京都にある本願寺を本山とする「浄土真宗本願寺派(お西)」と、東本願寺を本山とする「真宗大谷派(お東)」の二大宗派に分かれています。
どちらの宗派も親鸞聖人を宗祖とし、浄土三部経を根本経典とすることに違いはありません。

しかし、日常のお勤めで読まれるお経の作法や節回し、使用される聖教(しょうぎょう)にいくつかの特徴的な違いが見られます。

 

本願寺派(西本願寺)で主にお勤めされるお経

浄土真宗本願寺派(西本願寺)の日常勤行では、「正信偈」と、親鸞聖人が作った和歌形式の「和讃(わさん)」六首、そして蓮如上人のお手紙である「御文章(ごぶんしょう)」を拝読するのが一般的です。
「正信偈」の読み方は、比較的ゆっくりとした落ち着いた節回しが特徴とされています。

また、法要などの改まった場では、『仏説阿弥陀経』などが読まれることもあります。
門徒はこれらの勤行を通して、日々阿弥陀如来の教えに触れていきます。

 

大谷派(東本願寺)で主にお勤めされるお経

真宗大谷派(東本願寺)においても、「正信偈」と「和讃」が日常勤行の中心です。
本願寺派との大きな違いとして、「正信偈」の節回しがより速く、抑揚がはっきりしている点が挙げられます。

また、蓮如上人のお手紙は「御文(おふみ)」と呼ばれます。
さらに、大谷派の勤行では『仏説阿弥陀経』を「阿弥陀経(あみだきょう)」ではなく「小経(しょうきょう)」と呼ぶなど、独自の呼称を用いることがあります。
これらの違いは、長い歴史の中でそれぞれの宗派が育んできた独自の伝統を反映しています。

 

葬儀や法事の場面で浄土真宗のお経はどう扱われる?

浄土真宗における葬儀や法事は、故人の冥福を祈ったり、成仏を願ったりするためだけのものではありません。
むしろ、故人を縁として、遺された私たちが阿弥陀如来の教えに改めて触れ、仏恩に感謝する大切な「仏事」と位置づけられます。

そのため、葬式や法要でのお勤めは、阿弥陀如来の徳を讃え、その救いを聞かせていただくための場という意味合いが強いのです。

 

浄土真宗の葬儀で読まれるお経とその流れ

浄土真宗のお葬式は、他の宗派と異なり、故人への引導や授戒の儀式がありません。
これは、信心を得た人は亡くなると同時に極楽浄土へ往生するという教えに基づきます。

一般的な流れとして、通夜では「臨終勤行(りんじゅうごんぎょう)」として「正信偈」などが読まれ、葬儀では「葬場勤行(そうじょうごんぎょう)」として、導師による読経や参列者の焼香が行われます。
出棺の際には「出棺勤行」として、故人と最後のお別れのお勤めをします。
読まれるお経は「正信偈」や「御文章(御文)」が中心となります。

 

法事の際に行われるお勤めの内容

四十九日や一周忌、三回忌などの回忌法要も、故人の供養というよりは、故人を偲びながら仏法を聞くための集まりとして行われます。
法事のお勤めでは、僧侶が「正信偈」や「和讃」、そして『仏説阿弥陀経』などを読経し、参列者は焼香をします。

その後、僧侶による法話があり、浄土真宗の教えを分かりやすく説き明かしてくれます。
これらの法要は、故人との思い出を胸に、阿弥陀如来の救いに感謝し、生きる意味を見つめ直すための貴重な機会となります。

 

なぜ浄土真宗では「般若心経」を唱えないのか?

多くの仏教宗派で広く読まれている「般若心経」ですが、浄土真宗では葬儀や法事を含め、一切唱えることはありません。
その理由は、般若心経が「空(くう)」の思想に基づき、自らの力で修行を積み悟りを開く「自力」の教えを説いているためです。

一方、浄土真宗は、阿弥陀如来の広大な慈悲の力(他力)によってのみ救われるという「他力本願」を教えの根幹としています。
このように教義の根本が異なるため、真言宗や浄土宗の一部などで読まれる般若心経は用いないのです。

 

浄土真宗のお経に関するよくある質問

浄土真宗のお経について、初めて教えに触れる方や門徒の方から、さまざまな質問が寄せられます。
例えば、自宅での毎日のお勤めはどうすればよいのか、お経の覚え方、CDなどで聞くだけでも良いのか、といった実践的な内容が多いようです。

「南無阿弥陀仏」と称える念仏の意味とともに、ここでは代表的な疑問にお答えします。

 

自宅で毎日お経をあげる場合、何を読めばいいですか?

一般的には「正信偈」と「和讃」をお勤めします。
お仏壇の前で、最初にご本尊に手を合わせ、最後に「南無阿弥陀仏」を称えます。

宗派やお寺によって作法が異なる場合があるため、菩提寺に確認するのが最も確実です。
毎日一緒に声を出すことで、教えが身近になります。

 

お経を覚えるためのコツや練習方法はありますか?

毎日少しずつでも声に出して読むことが大切です。
最初は「念仏偈」などの短いお経から始め、慣れたら「正信偈」のような長いものに進みましょう。

経本の一覧を見ながら、りんの打ち方と一緒に練習すると、リズムで覚えやすくなります。

 

CDやYouTubeなどでお経を聞くだけでも意味はありますか?

はい、聞くだけでも仏様の教えに触れる大切な機会となり、意味があります。
お経は修行ではなく、阿弥陀如来の徳を讃えるものだからです。

慶事の際や法要の回向など、いつ聞いても構いません。
音声を通じて教えに親しむことが推奨されます。

 

まとめ

浄土真宗のお経は、阿弥陀如来の救いを説く「浄土三部経」が根本にあり、日常的には親鸞聖人の教えをまとめた「正信偈」が読まれます。
本願寺派と大谷派では節回しなどに違いが見られますが、教えの核心は同じです。

葬儀や法事はお経の教えに触れる大切な機会であり、故人の名前を法名としていただくことも、仏弟子として歩む証となります。
喪中などの考え方に捉われず、教えを聞き続けることが大切です。

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