喪主への挨拶【例文集】ーお葬式でのタイミング別マナーなど解説
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葬儀では普段耳慣れない言葉が多く、
独自の作法や意味を持つものもあります
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お葬式・法要の知識・マナー
- 新着 更新日:2026.02.25
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喪主への挨拶【例文集】ーお葬式でのタイミング別マナーなど解説

葬儀や葬式に参列する際、遺族に対してどのような言葉をかければよいか悩む方は少なくありません。
また、喪主を務める立場になった場合、どのタイミングでどのような挨拶をすべきか戸惑うこともあります。
喪主への挨拶は、故人を偲び、遺族を慰める気持ちを伝えるための大切なマナーです。
この記事では、参列者と喪主それぞれの立場から、具体的な例文を交えながら喪主への挨拶の仕方について解説します。
突然の訃報で準備ができない場合でも、失礼のない対応ができるように、基本的なマナーや言葉選びのポイントを確認しておきましょう。
【参列者向け】喪主にかけるお悔やみの言葉と基本マナー
お葬式に参列した際、ご遺族である喪主への声かけは、故人を悼む気持ちと遺族へのいたわりの心を伝えるために非常に重要です。
しかし、どのような言葉を選び、どのタイミングで声をかけるべきか迷うことも少なくありません。
ここでは、参列者として知っておきたい、喪主へのお悔やみの言葉の基本マナーや適切なタイミング、そして避けるべき言葉について解説します。
大切なのは、短く簡潔に、心を込めてお悔やみを伝えることです。
いざという時に慌てないよう、基本的な作法を理解しておきましょう。
挨拶に最適なタイミングは受付と退席時
喪主へ挨拶するタイミングは複数あります。主に斎場に到着した際の受付時、お通夜や告別式が終わり退席する際、通夜振る舞いの席、出棺時などです。
まず受付では、記帳を済ませた後、喪主や遺族の近くへ進み、「この度はご愁傷様でございます」と短くお悔やみを述べて一礼します。
香典を持参している場合は、このタイミングで渡すのが一般的です。
次に、式の途中で焼香の順番が回ってきた際、喪主や遺族の前を通る時に黙礼をします。
この時は、進行を妨げないように声を出さずに一礼のみとどめるのがマナーです。
そして、閉式後に退席する際、可能であれば再度喪主の元へ寄り、「お力落としのございませんように」と声をかけてから斎場を後にします。
ただし、喪主は多くの弔問客への対応で多忙を極めているため、長々と話さず簡潔に伝える配慮が必要です。
お悔やみの言葉で避けるべき「忌み言葉」の具体例
お悔やみの言葉を述べる際には、「忌み言葉」の使用を避けるのがマナーです。
忌み言葉にはいくつかの種類があります。
まず、「重ね言葉」は不幸が重なることを連想させるため使いません。
「たびたび」「くれぐれも」「ますます」などがこれにあたります。
次に、死を直接的に表現する言葉も避けるべきです。
「死亡」「死去」は「ご逝去」、「生きていた頃」は「お元気な頃」や「ご生前」と言い換えます。
また、「浮かばれない」「迷う」といった言葉も、故人が成仏できない印象を与えるため不適切です。
さらに、宗教・宗派によっても禁句があります。
例えば、仏教用語である「成仏」「冥福」「供養」は、神道やキリスト教の葬儀では使いません。
故人や遺族の宗教が不明な場合は、宗教色のない言葉を選ぶのが無難です。
例えば、故人が友人の息子であった場合など、親しい間柄でもこれらの配慮は必要です。
【関係性・状況別】そのまま使えるお悔やみの言葉例文集
お悔やみの言葉は、故人や遺族との関係性によって表現を調整することが大切です。
一般的な弔問客の場合は、「この度は誠にご愁傷様でございます。心よりお悔やみ申し上げます」という定型句が最も無難です。
親しい友人や知人が相手であれば、「突然のことで言葉も見つかりません。何か手伝えることがあったら、いつでも声をかけてください」と、相手を気遣う一言を添えると気持ちが伝わります。
職場の同僚や上司の親族が亡くなった場合は、「この度はご愁傷様です。仕事のことは心配なさらず、ご家族との時間を大切にしてください」と伝えると良いでしょう。
また、遺族が親族であれば、「おばあ様には、幼い頃から大変お世話になりました。今はただ、安らかなお眠りをお祈りしております」と故人との思い出に触れることもあります。
相手が故人の妻であれば、その心痛を思いやり、より丁寧な言葉遣いを心がける必要があります。
【喪主向け】葬儀の進行に合わせた挨拶例文
喪主を務めるにあたり、通夜や告別式など、儀式の要所で参列者へのあいさつが求められます。
挨拶には、弔問客への感謝、故人が生前お世話になったことへのお礼、そして今後も変わらぬお付き合いをお願いする気持ちを込めます。
突然のことで心の準備ができていない場合も多いため、事前に各場面での挨拶の構成や例文を把握しておくと、落ち着いて対応できます。
ここでは、葬儀 pillars 進行に沿って、通夜振る舞いから精進落としまで、各場面でそのまま使える挨拶の例文を紹介します。
心を込めて、自身の言葉で伝えることが最も重要です。
①通夜振る舞いでの挨拶例文(開始・終了時)
お通夜の後には、弔問客への感謝の意を込めて「通夜振る舞い」の席が設けられることがあります。
喪主は、この席の開始時と終了時に挨拶を行います。
開始時の挨拶では、まず弔問への感謝を述べ、故人を偲びながら食事をしてほしい旨を伝えます。
「本日はご多忙のところ、亡き〇〇のためにお運びいただき、誠にありがとうございます。
ささやかではございますが、食事の席をご用意いたしました。
故人の思い出話などをお聞かせいただきながら、おくつろぎいただければと存じます」といった内容が基本です。
そして、宴席が終わる頃合いを見計らって終了の挨拶をします。
夜分遅くまでの弔問に対する感謝と、翌日の告別式の案内を簡潔に伝えます。
「皆様、本日は誠にありがとうございました。
夜も更けてまいりましたので、この辺りで終わりにさせていただきたく存じます。
明日の告別式は〇時より執り行います。
本日はありがとうございました」と締めくくります。
②告別式・出棺時における挨拶例文
告別式の最後、出棺に先立って喪主から参列者へ挨拶を行います。
これは、葬儀における最も重要な挨拶の一つです。
まず、集まっていただいたことへの感謝を伝えます。
「本日はご多忙のなか、故〇〇のためにお集まりいただき、誠にありがとうございます」と切り出します。
次に、故人が生前お世話になったことへのお礼を述べ、故人の人柄が伝わるような簡単なエピソードに触れると、より心のこもった挨拶になります。
「故人が安らかな最期を迎えられましたのも、ひとえに皆様の温かいご厚情の賜物と存じます」といった言葉を加えます。
最後に、遺された家族への支援をお願いし、改めて感謝の言葉で締めくくります。
「残された私どもにも、故人同様のご厚情を賜りますようお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました」と深く一礼します。
心の整理がつかない中で話すのは辛いことですが、自分の言葉で気持ちを伝えることが大切です。
③精進落としの席での挨拶例文(献杯・終了時)
火葬後に行われる「精進落とし」は、葬儀が無事に終わったことへの感謝と、故人を偲びながら僧侶や親族、世話になった方々を労うための会食です。
喪主は席の開始時と終了時に挨拶をします。
開始時には、参列者への感謝、葬儀が滞りなく済んだことの報告を述べ、献杯の発声に移ります。
「本日は、〇〇の葬儀に際しまして、最後までお見送りいただき誠にありがとうございました。
おかげさまで、滞りなく式を終えることができました。
ささやかではございますが、精進落としの席をご用意いたしましたので、おくつろぎください」と述べた後、親族代表などに献杯の発声をお願いするか、喪主自らが行います。
そして、食事が終わる頃に締めの挨拶をします。
「皆様、長時間にわたりお付き合いいただき、ありがとうございました。
故人もさぞ喜んでいることと存じます。
名残惜しいですが、これにてお開きとさせていただきます。
今後とも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます」と感謝を伝えて会を締めくくります。
失敗しない!喪主の挨拶で押さえるべき3つのポイント
喪主として行う最後の挨拶は、参列者への感謝を伝える重要な役割を担います。
しかし、深い悲しみの中で、何をどのように話せば良いか分からなくなることも少なくありません。
挨拶で最も大切なのは、故人を偲び、集まってくれた方々へ感謝の気持ちを誠実に伝えることです。
上手な言葉や流暢な話し方よりも、心がこもっているかが重要です。
ここでは、挨拶の長さ、言葉選び、そして伝え方という3つの基本的なポイントに絞って、失敗しないための心構えと具体的なコツを解説します。
ポイント1:挨拶の長さは1〜3分を目安に簡潔に構成する
喪主の挨拶は、長くなりすぎないよう1〜3分程度で簡潔にまとめるのが基本です。
参列者は長時間にわたり、精神的にも身体的にも疲れている可能性があるため、手短に済ませるのが配慮となります。
挨拶を構成する際は、まず「参列への感謝」、次に「故人の生前のお礼」、そして「今後の抱負や支援のお願い」、最後に「結びの感謝」という4つの要素を盛り込むと、話がまとまりやすくなります。
例えば、「本日はご多忙のところ、ありがとうございます」から始め、「生前は大変お世話になりました」と続け、「残された家族をよろしくお願いします」と締めくくります。
無理に長いエピソードを話そうとせず、要点を押さえて話すことを心がけましょう。
これは仏式だけでなく、キリスト教式や無宗教形式の葬儀においても共通するポイントです。
ポイント2:忌み言葉を避け、故人の人柄が伝わる言葉を選ぶ
挨拶の言葉を選ぶ際には、まず「忌み言葉」を避けるという基本マナーを守る必要があります。
「重ね重ね」や「たびたび」といった重ね言葉や、「死亡」「急死」などの直接的な表現は使いません。
これらの言葉は、不幸が続くことを連想させたり、生々しい印象を与えたりするためです。
言葉選びに迷った際は、定型文を参考にすると良いでしょう。
それに加えて、故人との思い出や人柄が伝わる具体的なエピソードを少しだけ盛り込むと、より温かみのある挨拶になります。
例えば、「いつも笑顔で家族を和ませてくれた母でした」や「仕事一筋で、多くの後輩から慕われておりました」のように、短い言葉でも故人の姿が目に浮かぶような表現を加えることで、参列者の心にも故人を偲ぶ気持ちが深く刻まれます。
ポイント3:メモを見ながらでも心を込めて丁寧に話すことが大切
喪主の挨拶は、必ずしもすべてを暗記して話す必要はありません。
深い悲しみの中にあり、精神的な動揺も大きいため、事前に内容を記したメモを用意し、それを見ながら話してもマナー違反にはなりません。
無理に暗記しようとして言葉に詰まってしまったり、内容が飛んでしまったりするよりも、メモに沿ってでも落ち着いて話す方が、感謝の気持ちが伝わりやすくなります。
大切なのは、メモに視線を落としたままになるのではなく、時折参列者の方々に目を向け、一人ひとりに語りかけるように、心を込めて丁寧に話すことです。
万感の思いがこみ上げて言葉に詰まってしまったとしても、参列者はその気持ちを理解してくれるでしょう。
誠実な姿勢で臨むことが何よりも重要です。
葬儀でお世話になる方への挨拶と伝え方
葬儀を執り行うにあたっては、参列者だけでなく、儀式を司る僧侶や、受付などで力を貸してくれる世話役の方など、多くの人の支えが必要です。
喪主は、これらお世話になる方々に対しても、感謝の気持ちを込めて丁寧に挨拶をする必要があります。
適切なタイミングで感謝を伝えることは、葬儀を円滑に進めるためにも、また今後の良好な関係を築く上でも非常に大切です。
ここでは、僧侶や世話役といった立場の方へ、いつ、どのように挨拶とお礼を伝えればよいのかを具体的に解説します。
僧侶にお布施を渡す際の丁寧な挨拶
僧侶への挨拶は、葬儀会場へのお迎え時、控室での応対時、そして葬儀後にお布施を渡す際など、いくつかのタイミングで行います。
特にお布施を渡す際は、感謝の気持ちを伝える重要な場面です。
お布施は、葬儀や告別式がすべて終了し、僧侶が帰るタイミングで渡すのが一般的です。
渡す際には、直接手渡しするのではなく、切手盆(小さなお盆)に乗せるか、袱紗(ふくさ)に包んで差し出します。
「本日は大変丁寧なご供養を賜り、誠にありがとうございました。些少ではございますが、どうぞお納めください」とお礼の言葉を添えます。
続けて、「今後とも、法事などで何かとご相談させていただくことと存じますが、どうぞよろしくお願い申し上げます」と伝え、今後の関係性にも触れておくとより丁寧な印象になります。
受付や世話役など手伝ってくれた方へのお礼の言葉
葬儀の受付や会計、会場案内などを引き受けてくれた世話役の方々には、まず葬儀当日の終了後に、直接お礼を伝えるのがマナーです。
喪主は多忙なため、すべての対応が終わったタイミングを見計らい、「本日はお忙しい中、一日中お手伝いいただき、本当にありがとうございました。おかげさまで、滞りなく式を終えることができました」と、労いの言葉とともに感謝を伝えます。
そして後日、改めて自宅へ伺うか、電話で連絡をしてお礼を述べるのがより丁寧な対応です。
菓子折りなどを持参し、「先日は大変お世話になりました。不慣れなことばかりで、皆様のお力添えがなければ、とても乗り越えられませんでした」と感謝の気持ちを伝えます。
四十九日法要などが無事に終わったタイミングで、改めて報告とお礼をすることも、感謝の気持ちを示す良い機会となります。
喪主への挨拶に関するよくある質問
喪主への挨拶は、いざその場面になると「これで合っているだろうか」と不安になることが少なくありません。
特に、葬儀の形式が多様化している現代では、家族葬での対応や、言葉に詰まってしまった場合の振る舞い方など、細かな疑問が生じやすいものです。
また、喪主の立場としても、挨拶でメモを見ることが失礼にあたらないかなど、気になる点があるでしょう。
ここでは、一周忌などの法事とは異なる葬儀の場で、喪主への挨拶に関して特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。
家族葬の場合、喪主の挨拶は省略しても良いですか?
結論として、家族葬であっても喪主の挨拶を省略せず、簡潔に行うのが丁寧な対応です。
参列者が親族や親しい友人のみであっても、故人のために集まってくれたことへの感謝を伝えることは大切です。
ただし、一般葬のような形式ばった長い挨拶は必要ありません。
「本日はお集まりいただきありがとうございます」といった感謝の言葉と、故人との思い出に少し触れる程度の、1分ほどの短い挨拶で十分気持ちは伝わります。
「この度は…」の後に言葉が続かない場合、どうすれば良いですか?
お悔やみの言葉を伝える際、深い悲しみから「この度はご愁傷様です」と言った後、言葉が続かなくなることは少なくありません。
その場合は、無理に言葉を探す必要はありません。
心を込めて深く一礼するだけで、弔意は十分に伝わります。
沈黙や言葉に詰まることは、決して失礼にはあたりません。
むしろ、言葉にならないほどの悲しみを共有していることの表れとして、遺族も理解してくれるでしょう。
大切なのは、気持ちを伝えようとする姿勢です。
喪主の挨拶でメモを見ながら話すのはマナー違反になりますか?
マナー違反にはなりません。
喪主は深い悲しみの中にあり、精神的に大きな負担を抱えているため、挨拶の内容をすべて暗記するのは困難です。
無理に暗記しようとして言葉に詰まるよりは、事前に用意したメモを見ながらでも、心を込めて丁寧に話す方が大切です。
ただし、ずっとメモに視線を落とすのではなく、時折顔を上げ、参列者の方々に語りかけるように話すと、より気持ちが伝わりやすくなります。
まとめ
葬儀における喪主への挨拶は、参列者にとっては故人を悼み遺族を慰める気持ちを伝える手段であり、喪主にとっては参列者への感謝を示す重要な機会です。
参列者は、「この度はご愁傷様でございます」という基本の言葉を心を込めて伝え、長話を避けるなどの配慮が求められます。
一方、喪主は、通夜振る舞いや告別式など各場面で、感謝の意を簡潔に述べる必要があります。
挨拶の際は、忌み言葉を避け、1〜3分程度にまとめるのが基本です。
メモを見ながらでも問題はなく、大切なのは上手な言葉よりも、故人を偲び、相手を気遣う誠実な気持ちを伝える姿勢です。
それぞれの立場でマナーを理解し、心を込めて対応することが、故人への何よりの供養となります。
ちょっとした疑問やお悩みも多数
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