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お悔やみの言葉はどうつかえるべき?葬儀・家族葬でそのまま使える文例と基本マナー

お葬式の知識やマナー、宗派や喪主のこと、そして用語集など、
知っておくべき情報をお届けします。ぜひご活用ください

この記事は
「イオンのお葬式」
が書いてます

葬儀では普段耳慣れない言葉が多く、
独自の作法や意味を持つものもあります
慌てないためにも、私たち「イオンのお葬式」が
わかりやすくご紹介します

お葬式・法要の知識・マナー

お悔やみの言葉はどうつかえるべき?葬儀・家族葬でそのまま使える文例と基本マナー

お悔やみの言葉はどうつかえるべき?葬儀・家族葬でそのまま使える文例と基本マナー

急な不幸の知らせを受け、葬儀や家族葬に参列する際、ご遺族にどのような挨拶をすればよいか戸惑う方は少なくありません。
お悔やみの言葉は、故人への弔意と、悲しみに暮れるご家族をいたわる気持ちを伝えるための大切なマナーです。
この度は、お通夜や葬式での弔問時にそのまま使える例文を、関係性や状況別に紹介します。

生前お世話になった方とのお別れの場で、心より哀悼の意が伝わるよう、基本的なマナーや言葉の例を参考にしてください。
逝去された方、亡くなったという事実を前に、言葉を選ぶのは難しいものですが、この記事が不幸に直面したご遺族への配慮ある言葉選びの一助となれば幸いです。

 

お悔やみの言葉を伝える前に押さえるべき3つの基本マナー

お悔やみの言葉を伝える際は、ご遺族の心情に最大限配慮することが基本です。
まず、言葉は短く簡潔にまとめることを意識してください。
悲しみの渦中にいるご遺族にとって、長い話は負担になりかねません。
受付などで直接対面で伝える場合は、短い言葉で弔意を示すのがマナーです。

次に、声のトーンは小さく、落ち着いた口調で話すのが良いとされています。
これは、悲しみのあまり言葉にならないという気持ちを表現するためです。
そして最も重要なのは、言葉の意味を理解し、心から故人を悼む気持ちを込めて伝えることです。

 

失礼にあたる「忌み言葉」の使用は避ける

お悔やみの場では、不幸が続くことや重ねることを連想させる「忌み言葉」の使用は避けるのがマナーです。
具体的には、「重ね重ね」「たびたび」「くれぐれも」「また」といった言葉がこれにあたります。
これらは不幸が繰り返されることを暗示させるため、使ってはいけない言葉とされています。

同様に、「再び」「追って」などもNGと考えるのが良いでしょう。
また、生死に関する直接的な表現、「死亡」「急死」なども避け、「ご逝去」「突然のこと」のように、より丁寧な言葉に言い換える配慮が必要です。
さらに、宗教によっては教義にそぐわない言葉もあるため注意しなくてはなりません。
ご遺族に余計な心痛を与えないためにも、これらの言葉を使わないように意識しましょう。

 

故人の死因を尋ねるのは控える

ご遺族へお悔やみを伝える際に、故人が亡くなった原因を尋ねることは、最も避けなければならない行為の一つです。
大切な方を失ったばかりのご遺族は、計り知れないほどの悲しみと心痛の中にいます。
そのような状況で死因について質問することは、ご遺族の心の傷に触れ、辛い記憶を呼び起こさせてしまうことになりかねません。

たとえ親しい間柄であっても、ご遺族の方から話されるまでは、こちらから死因について詮索するべきではありません。
弔問の場では、故人を悼み、ご遺族をいたわる気持ちを静かに伝えることに徹するのがマナーです。

 

励ましの言葉がご遺族の負担になる場合もある

悲しみに沈むご遺族を前にすると、何か声をかけて元気づけたいという気持ちから、励ましの言葉をかけたくなるかもしれません。
しかし、「頑張ってください」「元気を出して」といった安易な励ましは、かえってご遺族を追い詰めてしまう可能性があります。
まだ悲しみを受け止めきれない状況で前向きになることを強要されているように感じさせてしまうからです。

このような言葉による慰めよりも、ご遺族の悲しみに静かに寄り添う姿勢が求められます。
言葉に詰まる場合は、無理に言葉を探す必要はありません。
「何か私にできることがあれば、いつでもお声がけください」と伝え、そっと支える気持ちを示すことが大切です。

 

【ご遺族との関係性別】そのまま使えるお悔やみの言葉の文例

お悔やみの言葉は、故人やご遺族との関係性によって、その表現や丁寧さが異なります。
例えば、親しい友人の親が亡くなった場合と、会社の上司の家族が亡くなった場合とでは、かけるべき言葉のニュアンスも変わってきます。
親戚、会社の同僚、友人など、相手との間柄や状況に合わせた言葉を選ぶことで、より深く弔意を伝えることができます。

ここでは、ご遺族との関係性別に、そのまま使えるお悔やみの言葉の文例を紹介します。

 

故人がご遺族の親御様の場合

友人や同僚などの親御様、特に父親や母親が亡くなってしまった場合のお悔やみの言葉は、ご遺族の心情に配慮し、簡潔に伝えることが基本です。
「この度はご愁傷様でございます。お父様(お母様)の訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます」というのが一般的な表現です。

故人と面識がある場合は、「以前お会いした際、とてもお元気でいらっしゃいましたのに、今でも信じられません」といった言葉を添えることで、より気持ちが伝わります。
両親を亡くした悲しみは計り知れないため、長々と話すことは避け、ご遺族の負担にならないよう心掛けましょう。
最後に「お力落としのことと存じますが、どうぞご無理なさらないでください」と、相手の体を気遣う一言を加えると丁寧です。

 

故人がご遺族の配偶者様の場合

人生を共に歩んできた配偶者を亡くされたご遺族の悲しみは、計り知れないほど深いものです。
夫や妻を亡くした方へのお悔やみの言葉は、特に慎重に選ぶ必要があります。
「この度は誠にご愁傷様でございます。さぞお力落としのことと存じます」と、ご遺族の心痛に寄り添う気持ちを伝えるのが基本です。

あまりに突然の出来事で言葉が見つからない場合は、「突然のことで、申し上げる言葉も見つかりません。心中お察しいたします」と、正直な気持ちを伝えても失礼にはあたりません。
ご遺族の心身を気遣い、「どうかご無理なさらないでください」という一言を添えることも忘れないようにしましょう。

 

故人がご遺族のお子様の場合

お子様を亡くされたご遺族に対するお悔やみの言葉は、最も配慮が必要な場面です。
どのような言葉も本当の慰めにはなり得ないほど、その悲しみは深いものです。
そのため、言葉をかけること自体が非常に難しく、安易な励ましはかえってご遺族を傷つけてしまう可能性があります。

「この度は、お慰めの言葉もございません。心よりお悔やみ申し上げます」といったように、言葉が見つからないほどの悲しみにあることを伝えるのが精一杯かもしれません。
また、「あまりに突然のことで、言葉が見つかりません」と、言葉に詰まる気持ちを率直に伝えることも一つの方法です。
くれぐれもご自愛ください、とご両親の心身を気遣う言葉を添え、静かに寄り添う姿勢を示すことが求められます。

 

友人・知人のご家族が亡くなられた場合

親しい友人や知人のご家族が亡くなられた場合、まずは相手の気持ちに寄り添うことが大切です。
お通夜や葬儀の場では、他の参列者もいるため、「この度はご愁傷様です。大変だったね」と簡潔に伝え、長話は避けるのがマナーです。
相手の負担を考え、その場では静かに弔意を示すにとどめましょう。

後日、少し落ち着いた頃を見計らって、「落ち着いたらまた連絡するね。何か手伝えることがあったら、いつでも言ってね」とメッセージを送るなど、改めて連絡を取るのが良いでしょう。
形式的な言葉だけでなく、友人として力になりたいという気持ちを伝えることで、相手の心の支えになります。

 

会社関係者のご家族が亡くなられた場合

上司や同僚、部下といった会社関係者のご家族が亡くなられた際は、丁寧な言葉遣いを心がけ、相手との関係性に応じた配慮が必要です。
まずは「この度はご愁傷様でございます。心よりお悔やみ申し上げます」と基本的な挨拶を伝えます。
その上で、「お辛いことと存じますが、くれぐれもご無理をなさらないでください」と、相手の体調を気遣う言葉を添えましょう。

また、仕事の引き継ぎなどが気になる相手の気持ちを軽くするために、「業務のことは私どもで対応いたしますので、ご心配なさらないでください」といった一言を加えると、相手は安心して故人とのお別れに専念できます。
プライベートなことに深く立ち入りすぎず、あくまで同僚としての立場からサポートする姿勢を示すことが重要です。

 

【状況別】心に寄り添うお悔やみの言葉の文例

故人が亡くなられた状況は様々であり、ご遺族が置かれている心境もそれぞれ異なります。
例えば、長い闘病の末に安らかに旅立たれた場合と、突然の事故で亡くなられた場合とでは、ご遺族の受け止め方も大きく変わります。
そのため、お悔やみの言葉も、その状況に合わせて選ぶ配慮が求められます。

ここでは、病気で亡くなられた場合や突然の不幸に見舞われた場合など、状況に応じたお悔やみの言葉の文例を紹介し、ご遺族の心に安らかに寄り添うためのヒントを解説します。

 

病気で療養されていた方が亡くなられた場合

長い間、病気で入院されていた方が亡くなられた場合、ご遺族は看病による心身の疲れを抱えていることも考えられます。
そのため、お悔やみの言葉に加えて、ご遺族の労をねぎらう一言を添えるのが一般的です。
「この度はご愁傷様でございます。ご生前は大変お世話になりました」と前置きした上で、「ご家族の皆様の懸命なご看病にもかかわらず、誠に残念でなりません」といった言葉を伝えます。

ただし、「これで楽になれましたね」や「長患いでしたから」といった表現は、ご遺族の気持ちを決めつけるような印象を与えかねないため、避けるべきです。
あくまで故人を悼み、ご遺族をいたわる気持ちを伝えることに徹しましょう。

 

突然の事故などで亡くなられた場合

事故や急病など突然の訃報に接した場合、ご遺族は深い悲しみと同時に現実を受け止めきれないほどの大きな衝撃を受けています。
このような状況では、驚きと悲しみを共有するような言葉が適切です。
「この度の突然のことで、誠に信じがたい思いです。お慰めの言葉もございません」といったように、言葉にならないほどの衝撃を受けていることを率直に伝えることが、かえってご遺族の心に寄り添うことになります。

言葉を選ぶ際は、「急死」や「急逝」といった直接的な表現は避け、「突然の訃報に接し」「あまりに突然のことで」のように、表現を和らげる配慮が必要です。
ご遺族の動揺した気持ちに寄り添い、静かに弔意を示すことが求められます。

 

高齢で安らかに亡くなられた場合

故人がご高齢で、天寿を全うされた、いわゆる「大往生」の場合でも、お悔やみの言葉の基本は変わりません。
ご遺族にとって大切な家族を失った悲しみに変わりはないため、「おめでとうございます」といった言葉は絶対に避けるべきです。
あくまでお悔やみの場であることをわきまえ、「この度はご愁傷様でございます」と弔意を伝えます。

その上で、「〇〇様は天寿を全うされ、安らかなご永眠だったと伺っております。心よりご冥福をお祈りいたします」や、「安らかにお眠りください」といった、故人の穏やかな最期を偲ぶ言葉を添えるのが適切です。
ご遺族の心情に配慮しながら、故人を敬う気持ちを表現しましょう。

 

葬儀に参列できない時のお悔やみの伝え方

遠方に住んでいる、体調が優れないなど、やむを得ない事情で葬儀に参列できないこともあります。
直接お悔やみを伝えられなくても、弔意を示す方法はいくつか存在します。
代表的な方法として、弔電を打ったり、後日手紙としてお悔やみ状を送ったりする方法が挙げられます。

いずれの方法を選択するにしても、葬儀に参列できないお詫びと、故人を悼む気持ち、ご遺族を気遣う言葉を伝えることが大切です。
ここでは、葬儀に参列できない場合に、どのようにしてお悔やみの気持ちを伝えるか、その具体的な方法と文例を紹介します。

 

弔電やお悔やみ状を送る際の文例

葬儀に参列できない場合は、弔電やお悔やみ状を送って弔意を伝えます。
訃報を受けたら、お通夜か告別式に間に合うように速やかに手配するのがマナーです。
文面では、時候の挨拶といった前置きは不要で、すぐにお悔やみの言葉から書き始めます。
まず故人のご逝去を悼む言葉を述べ、次に葬儀に参列できない非礼を詫びる一文を加えます。

最後に、ご遺族へのいたわりの言葉と、故人の冥福を祈る言葉で結ぶのが一般的です。
文例としては、「ご逝去の報に接し、心より哀悼の意を捧げます。やむを得ない事情によりご葬儀に伺えず、誠に申し訳ございません。ご遺族の皆様のご傷心を拝察し、お慰めの言葉もございませんが、故人の安らかなご永眠を心よりお祈り申し上げます」などが挙げられます。

 

メールやLINEで伝える場合の注意点と文例

メールやLINEでお悔やみの言葉を伝えるのは、本来は略式の方法であり、相手との関係性を慎重に考慮する必要があります。
親しい友人や、日頃からSNSでやり取りしている同僚など、ごく限られた間柄でのみ許容される手段と考えるべきです。
メールで送る際は、件名で「〇〇(自分の氏名)よりお悔やみ申し上げます」と内容がわかるようにします。
本文は簡潔にまとめ、忌み言葉を使わないなど基本的なマナーは守りましょう。

文例としては、「突然のことで驚いています。
ご家族の皆様は大丈夫でしょうか。
大変な時に申し訳ないですが、今は返信は不要です。
心よりご冥福をお祈りしています」のように、相手に返信の負担をかけない一言を添える配慮が大切です。
LINEの場合も同様に、長文やスタンプの使用は避けるべきです。

 

【宗教別】お悔やみの言葉で注意すべき点

お悔やみの言葉は、故人やご遺族の宗教・宗派によって使うべき言葉、避けるべき言葉が異なります。
日本で多い仏式の中でも宗派による違いがあり、神道やキリスト教では死生観が大きく異なるため、一般的なお悔やみの表現が不適切となる場合があります。
例えば「ご冥福をお祈りします」という言葉は、仏教以外の宗教では基本的に使用しません。

相手の信仰に配慮し、失礼のないよう言葉を選ぶことは非常に重要なマナーです。
事前に宗教がわかっている場合は、その形式に合わせた言葉遣いを心がけましょう。

 

仏教(浄土真宗など)で使わない言葉

仏教の中でも、特に浄土真宗では、お悔やみの言葉に注意が必要です。
浄土真宗の教えでは、亡くなった人は阿弥陀如来の力によってすぐに極楽浄土へ往生し、仏になると考えられています。
そのため、死後の世界でさまようことを前提とした「冥福を祈る」や、故人の霊の安らぎを祈るという意味の「ご冥福」という言葉は使いません。
同様に、「霊前」も用いず、香典の表書きは「御仏前」とします。

お悔やみの言葉としては、「心よりお悔やみ申し上げます」や「哀悼の意を表します」といった表現が適切です。
また、浄土真宗ではお線香を立てずに、折って香炉に寝かせるなど、作法にも違いが見られます。

 

神道でのお悔やみの伝え方

神道では、人は亡くなるとその家の守護神になると考えられています。
そのため、仏教用語である「成仏」「供養」「冥福」といった言葉は使用しません。
神道でのお悔やみの言葉としては、「御霊のご平安をお祈り申し上げます」という表現が一般的です。
また、「謹んで哀悼の意を捧げます」という言葉も用いることができます。

神式の葬儀は「神葬祭」と呼ばれ、仏式の焼香の代わりに玉串を捧げる「玉串奉奠」が行われます。
香典の表書きは「御玉串料」や「御榊料」とするのがマナーです。
死を「穢れ」と捉える考え方がある点も、他の宗教との違いの一つです。

 

キリスト教でのお悔やみの伝え方

キリスト教において、死は永遠の命の始まりであり、神のもとへ召されることと捉えられています。
そのため、故人の死を悼む「お悔やみ」という言葉は、本来の教義からすると必ずしも適切ではありません。

代わりによく使われるのが、「安らかな眠りをお祈り申し上げます」や「〇〇様の安らかな憩いをお祈りいたします」といった表現です。
また、ご遺族に対しては「お知らせいただきありがとうございます。〇〇様が安らかに眠られますようお祈りしております」のように伝えます。
香典の表書きは「御花料」とするのが一般的で、蓮の花が描かれた不祝儀袋は仏教用なので避ける必要があります。
フランス語など海外の表現を無理に使う必要はありません。

 

まとめ

お悔やみの言葉を伝える際に最も重要なのは、故人を悼み、悲しみのなかにいるご遺族の心に寄り添う気持ちです。
関係性や状況、宗教によって適切な言葉遣いやマナーは異なりますが、その根底にあるのは相手への思いやりです。
この記事で紹介した文例は、あくまで一般的な表現の一例に過ぎません。

形式にとらわれすぎるあまり、心のこもっていない言葉になってしまっては本末転倒です。
マナーを踏まえつつも、最終的には自分の言葉で誠実に弔意を伝えることが、何よりもご遺族の慰めとなります。

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