遺骨ダイヤモンドとは?費用や製作方法-ペットの場合、スイス製など詳しく解説
お葬式の知識やマナー、宗派や喪主のこと、そして用語集など、
知っておくべき情報をお届けします。ぜひご活用ください
この記事は
「イオンのお葬式」
が書いてます
葬儀では普段耳慣れない言葉が多く、
独自の作法や意味を持つものもあります
慌てないためにも、私たち「イオンのお葬式」が
わかりやすくご紹介します
お葬式・法要の知識・マナー
- 新着 更新日:2026.01.20
- お葬式・法要の知識・マナー
遺骨ダイヤモンドとは?費用や製作方法-ペットの場合、スイス製など詳しく解説

遺骨ダイヤモンドとは、ご遺骨に含まれる炭素から製作される合成ダイヤモンドのことで、新しい手元供養の形として注目されています。
この記事では、遺骨ダイヤモンドが作られる仕組みから、製作にかかる価格の相場、信頼性の高いスイス製メーカーの特徴までを解説します。
大切な故人だけでなく、愛するペットの遺骨から作ることも可能で、そのメリットや注意点、後悔しないための依頼先の選び方について詳しく紹介します。
遺骨ダイヤモンドとは?大切な人やペットを偲ぶ新しい手元供養
遺骨ダイヤモンドは、故人のご遺骨や遺灰、または愛するペットの遺骨や毛から抽出した炭素を用いて作られる、世界に一つだけのメモリアルダイヤモンドです。
完成したダイヤモンドを指輪やペンダントに加工して身に着けることで、大切な存在をいつも身近に感じられます。
お墓の建立や維持管理が難しいといった現代の事情を背景に、故人やペットの生きた証を美しい形で残せる新しい手元供養の方法として、選択する方が増えています。
遺骨からダイヤモンドが作られる仕組みと科学的根拠
遺骨から人工的にダイヤモンドが作られると聞いても、その具体的な作り方は想像しにくいかもしれません。
しかし、このプロセスは科学的根拠に基づいています。
天然ダイヤモンドも炭素から構成されており、遺骨ダイヤモンドの製作は、ご遺骨から炭素を取り出し、地球の内部で天然ダイヤモンドが生成される環境を人工的に再現することで行われます。
この仕組みによって、ご遺骨が唯一無二の輝きを放つダイヤモンドに生まれ変わります。
ステップ1:ご遺骨から炭素を抽出する
最初の工程は、ご遺骨からダイヤモンドの元となる炭素を抽出することです。
火葬後のご遺骨や遺灰は、主にリン酸カルシウムから構成されていますが、炭素も約2%含まれています。
このご遺骨を高温かつ低酸素状態に保たれた特殊な装置で加熱処理し、炭素以外の成分を気化・分離させます。
このプロセスを経て、ダイヤモンドの原料となる純度の高い炭素(グラファイト)が抽出されます。
故人やペットの身体の一部であった炭素を丁寧に取り出す、非常に重要な工程です。
ステップ2:高温高圧でダイヤモンドを生成する
次に、抽出した炭素を用いてダイヤモンドの結晶を生成します。
この工程では、天然のダイヤモンドが地球の奥深く、マントルの中で形成される環境を再現した高温高圧プレス装置が使用されます。
抽出した炭素を、約1,500度の高温と約6万気圧という極めて高い圧力下に置くことで、炭素原子の結合構造が変化し、ダイヤモンドの結晶へと成長していきます。
この装置で作ることで、数週間から数ヶ月かけて、ご遺骨はダイヤモンドの原石へと姿を変えます。
ステップ3:ダイヤモンドをカット・研磨して輝きを引き出す
生成されたダイヤモンドの原石は、このままでは宝飾品としての輝きを持ちません。
そこで、熟練した職人の手によって、精密なカットと研磨の加工が施されます。
この最終工程によって、原石は光を反射して美しく輝くダイヤモンドへと生まれ変わります。
ご遺骨に含まれるホウ素などの微量な元素の影響で、ダイヤモンドの色は無色透明から青みがかった色合いまで、一つひとつ個性的なものになります。
故人だけの特別な色が、ダイヤモンドの個性をさらに際立たせます。
遺骨ダイヤモンドの製作にかかる費用相場
遺骨ダイヤモンドの製作を検討する上で、費用は重要な要素です。
製作にかかる総額は、ダイヤモンド自体の大きさに加え、ジュエリーへの加工の有無やデザインによって大きく変動します。
一般的な費用相場としては、数十万円から数百万円と幅広く、依頼する会社やサービス内容によっても金額は異なります。
まずはダイヤモンド本体の製作費用と、その後のジュエリー加工費用に分けて、それぞれの目安を把握しておくことが大切です。
ダイヤモンド本体の製作費用の目安
ダイヤモンド本体の製作費用は、主にそのサイズ(カラット)によって決まります。
最も小さい0.2カラット程度のサイズで40万円前後からが一般的な相場となり、サイズが大きくなるにつれて価格は上昇します。
例えば、婚約指輪などでも人気の高い1.0カラットになると、200万円を超えるケースも珍しくありません。
カラット数が大きいダイヤモンドを生成するには、より多くのご遺骨と長い製作期間が必要になるため、その分費用も高額になる仕組みです。
指輪やネックレスなどジュエリーへの加工費用
完成したダイヤモンドを日常的に身に着けるため、指輪やネックレスなどのアクセサリーに加工するのが一般的です。
ジュエリーへの加工費用は、ダイヤモンド本体の製作費とは別途必要になります。
選ぶデザインや素材によって価格は大きく異なり、シンプルなプラチナの指輪やネックレスであれば10万円前後から、オーダーメイドのデザインや高品質な素材を選ぶ場合は数十万円になることもあります。
多くの会社で多彩なデザインが用意されており、故人のイメージに合わせたものを選べます。
遺骨ダイヤモンドで手元供養を行うメリット
遺骨ダイヤモンドを選ぶことには、従来の供養方法にはない多くのメリットがあります。
大切な存在を常に身近に感じられる精神的な充足感はもちろん、お墓の管理といった物理的な負担から解放される点も大きな魅力です。
宗教や形式にとらわれず、自分らしい形で故人を偲びたいと考える方にとって、遺骨ダイヤモンドは非常におすすめできる選択肢と言えます。
ここでは、具体的なメリットを3つの側面に分けて解説します。
故人やペットをいつも身近に感じられる
最大のメリットは、故人や愛するペットの存在を常に身近に感じられることです。
ペンダントや指輪として日常的に身に着けることで、物理的な距離がなくなり、いつでも一緒にいるという安心感を得られます。
大切な犬や猫との思い出が詰まったダイヤモンドを見るたびに、楽しかった日々を思い出し、温かい気持ちになれるでしょう。
それは、悲しみを乗り越え、前向きに生きていくための大きな支えとなり、心の拠り所にもなります。
輝きが永遠に続き、世代を超えて受け継げる
ダイヤモンドは地球上で最も硬い天然鉱物の一つとして広く知られており、その輝きは非常に安定しています。そのため、故人の生きた証、あるいは家族の一員であったペットとの絆の証として、形見を永続的に残すことができます。
時が経っても色褪せることのない輝きは、子や孫の世代へと大切に受け継いでいくことも可能です。お墓のように維持管理の手間がかからず、家族の歴史と共に継承できる貴重な宝物になりそうだと考える方もいます。
お墓の維持や管理が不要になる
遺骨ダイヤモンドを手元供養として選ぶことで、お墓に関する様々な問題から解放されます。
新たにお墓を建てるための高額な費用や、その後の年間管理費、定期的にお墓を掃除する手間などが一切不要になります。
また、将来お墓を継承する人がいないという不安を抱える必要もありません。
ご遺骨の一部をダイヤモンドにし、残りを自然に還す散骨や樹木葬といった他の供養方法と組み合わせることで、より自分たちの希望に沿った供養の形を実現できます。
製作前に知っておきたい注意点やデメリット
遺骨ダイヤモンドには多くのメリットがある一方で、決断する前に必ず理解しておくべき注意点やデメリットも存在します。
ご遺骨が元に戻せないという不可逆性や、高額な費用、完成までの長い期間などが挙げられます。
また、紛失のリスクや、ご家族・ご親族からの理解を得る必要性も考慮しなければなりません。
これらの点を事前に把握し、慎重に検討することで、後悔のない選択につながります。
ご遺骨は一度加工すると元には戻せない
最も重要な注意点は、遺骨ダイヤモンドの製作が不可逆的なプロセスであることです。
製作にあたってはご遺骨を高温で処理して炭素を抽出するため、一度加工すると二度と元のお骨の状態に戻すことはできません。
この点を十分に理解しないまま進めてしまうと、後で悔やむ原因になりかねません。
ご遺骨の一部のみを使用するのか、それともすべてをダイヤモンドにするのか、ご家族やご親族と時間をかけて話し合い、全員が納得した上で決断することが不可欠です。
完成までに半年以上の期間を要する
遺骨ダイヤモンドは、注文してすぐに手元に届くものではありません。
ご遺骨から炭素を抽出し、高温高圧環境でじっくりと結晶を成長させるという精密な工程を経るため、完成までには長い時間を要します。
一般的には、依頼してから手元に届くまで半年から1年程度の期間がかかるとされています。
依頼する会社やダイヤモンドのサイズ、デザインによって納期は変動するため、あらかじめ目安となる期間を確認し、気長に待つ心づもりが必要です。
紛失や盗難のリスクを考慮する必要がある
ジュエリーとして常に身に着けられる点はメリットですが、それは同時に紛失や盗難のリスクを伴うことを意味します。故人のご遺骨から作られた世界に一つしかないダイヤモンドを万が一失くしてしまった場合、その精神的な衝撃は計り知れません。
代わりのない、かけがえのないものであるからこそ、保管場所や外出時の取り扱いには細心の注意を払う必要があります。高価な品でもあるため、万一の事態に備えて動産保険への加入を検討することも有効な対策の一つです。ただし、動産保険の対象となるかは保険会社や契約内容によって異なるため、個別の保険会社へ確認することをおすすめします。
親族からの理解が得られない場合がある
遺骨ダイヤモンドは比較的新しい供養の形であるため、すべての人にすぐに受け入れられるとは限りません。
特に、お墓で供養することが当たり前と考える世代の親族からは、「ご遺骨を加工するなんて」と反対される可能性があります。
故人を大切に思う気持ちは同じでも、供養に対する考え方は人それぞれです。
後々のトラブルを避けるためにも、製作を決める前に必ず関係する親族に相談し、なぜこの方法を選びたいのかを丁寧に説明して理解を求める努力が重要です。
後悔しないための依頼先の選び方と比較ポイント
大切なご遺骨を預けるからこそ、遺骨ダイヤモンドの製作を依頼する会社は慎重に選ぶ必要があります。
海外の老舗メーカーから国内の新しい会社まで選択肢は様々ですが、後悔しないためにはいくつかの比較ポイントを押さえておくことが重要です。
実績や信頼性、製作期間、品質を証明する書類の有無、希望するデザインへの対応力、そしてアフターサービスの内容などを総合的に比較検討し、最も納得できる依頼先を見つけましょう。
スイス製など海外メーカーの実績と信頼性を確認する
遺骨ダイヤモンド製作の分野では、スイスやアメリカといった海外メーカーが長い歴史と豊富な実績を持っています。
特にスイスの会社は、精密な技術と厳格な品質管理で世界的に高い評価を得ています。
これらの海外メーカーは日本に正規代理店を置いていることが多く、大阪などの主要都市で直接相談することも可能です。
一方で、近年は日本国内で製造を行うメーカーも増えています。
海外製か国内製かにかかわらず、これまでの製作実績や第三者機関による認証の有無などを確認し、信頼できる会社を選びましょう。
製作期間がどのくらいかかるかを比較する
依頼先を選ぶ際には、製作に要する期間も比較検討のポイントになります。
前述の通り、遺骨ダイヤモンドの完成には通常半年から1年ほどかかりますが、この期間は依頼する会社やダイヤモンドの仕様によって異なります。
海外の専門工場で一貫して製作する場合は、輸送期間も含めて長くなる傾向があります。
各社のウェブサイトやパンフレットに記載されている標準的な製作期間を確認し、自分のスケジュール感や希望と照らし合わせて検討することが大切です。
ダイヤモンドの品質を証明する鑑定書の有無
製作されたダイヤモンドがご遺骨から作られた本物のダイヤモンドであることを客観的に証明する書類は信頼性を見極める上で非常に重要です。
信頼できる業者の多くはダイヤモンドの4C(カラット、カット、クラリティ、カラー)を記載した品質保証書を発行します。
さらにGIA(米国宝石学会)といった第三者機関による鑑定書が付属する場合もあります。
ご遺骨の成分が含まれていることを示す分析報告書を添付する会社もありこうした鑑定や証明の有無が安心材料の一つとなります。
希望するジュエリーに加工できるか
完成したダイヤモンドをどのようなジュエリーにしたいか、具体的なイメージがある場合は、その希望を叶えられるかどうかも重要な選択基準です。
シンプルな指輪やペンダントだけでなく、故人が愛用していたアクセサリーのデザインを再現したい、あるいは完全なオーダーメイドで作りたいといった要望に応えられるかを確認しましょう。
各社が提供しているジュエリーデザインのラインナップや、過去の加工事例を参考に、デザインの自由度や提携工房の技術力を見極めることが後悔しないためのポイントです。
アフターサービスや保証内容をチェックする
遺骨ダイヤモンドは製作して終わりではなく、その後も長く大切にしていくものです。
そのため、購入後のアフターサービスや保証内容が充実しているかどうかも必ず確認しましょう。
ジュエリーに加工した場合のサイズ直しやクリーニング、修理といったメンテナンスにどこまで対応してくれるのかは重要なポイントです。
また、製作工程における万が一の事故や、預けた遺骨の取り扱いに関する保証制度が整っているかも安心して依頼できる会社かどうかを判断する材料になります。
遺骨ダイヤモンドに関するよくある質問
遺骨ダイヤモンドという選択肢を具体的に考え始めると、様々な疑問が浮かんでくることでしょう。
製作にはどれくらいの量のご遺骨が必要なのか、大切なペットの遺骨からでも作れるのか、また、もし親族に反対されたらどうすればよいのか、といった点は多くの方が気になるところです。
ここでは、そうした遺骨ダイヤモンドに関するよくある質問に答え、皆様の不安や疑問を解消します。
製作に必要なご遺骨の量はどれくらいですか?
必要なご遺骨の量は依頼先や作るダイヤモンドのサイズによって異なりますが、一般的に300g程度が目安です。
これは一般的な骨壷の3〜5割程度の量にあたります。
全骨でなくても製作可能な場合が多く、少量のご遺骨(50g程度)から対応してくれる会社もあります。
万が一、ご遺骨の量が足りなくても、故人の髪の毛などを加えて製作できる場合もあるため、まずは相談してみることをおすすめします。
ペットの遺骨や毛からでも作れますか?
はい、製作できます。
犬や猫をはじめ、うさぎ、鳥など、大切な家族の一員であるペットの遺骨や遺灰、毛、爪などからもダイヤモンドを作ることが可能です。
人間の場合と同じ原理で、ペットの体に含まれる炭素を抽出してダイヤモンドを生成します。
共に過ごした愛しいペットを、美しい輝きとして永遠に手元に残せるため、ペットの供養方法としても選ばれています。
家族や親族に反対された場合はどうしたら良いですか?
まずは、なぜ自分が遺骨ダイヤモンドを作りたいのか、故人への想いや供養に対する考えを誠実に伝え、対話を重ねることが大切です。
法的な手続きは必要ありませんが、ご遺骨は家族共有のものであるという認識を持ちましょう。
ご遺骨の一部だけをダイヤモンドにし、残りは従来通りお墓に納めるといった折衷案を提案することも、理解を得るための一つの方法です。
まとめ
遺骨ダイヤモンドは、ご遺骨から抽出した炭素を原料に、高温高圧の環境下で生成されるメモリアルジュエリーです。
故人やペットを常に身近に感じられる手元供養の新しい形として注目されています。
製作費用はダイヤモンドのサイズや加工によって異なり、数十万円からが相場です。
完成までには半年以上の期間を要し、一度加工すると元に戻せないなどの注意点もあります。
メリットとデメリットを十分に理解し、スイス製などの信頼できるメーカーの実績や品質保証、アフターサービスを比較検討することが重要です。
最終的な決断は、ご家族やご親族と十分に話し合った上で行う必要があります。
ちょっとした疑問やお悩みも多数
ご相談いただいております
