葬儀花(供花)の相場はいくら?種類・注文方法からお礼のマナーまで
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お葬式・法要の知識・マナー
- 更新日:2025.11.21
- お葬式・法要の知識・マナー
葬儀花(供花)の相場はいくら?種類・注文方法からお礼のマナーまで

突然の訃報に接し、葬儀に贈る花(供花)の手配が必要になったものの、相場や適切な種類が分からず戸惑う人は少なくありません。
供花には、故人への弔意を示すとともに、残された遺族の心を慰めるという大切な意味が込められています。
この記事では、供花の基本的な意味から、関係性に応じた費用相場、宗教ごとの花の種類、失礼にならない注文方法や押さえておくべきマナーまで、初めての方が知っておくべき情報を網羅的に解説します。
葬儀に贈る「供花」とは?読み方と込められた意味を解説
供花は「きょうか」または「くげ」と読み、故人への弔意を表すために祭壇の周りに飾られる花のことです。
この花の名称には、故人の霊を慰め、お悔やみの気持ちを伝えるという意味が込められています。
なぜ葬儀の場で花を飾るのかというと、美しい花で祭壇を荘厳に飾り、故人の新たな旅立ちを清らかなものにしたいという願いがあるためです。
また、供花は遺族の悲しみに寄り添う気持ちの表れでもあり、喪の空間を和らげ、慰める役割も担います。
葬儀における供花は、単なる飾りではなく、故人と遺族双方への深い思いやりを示すための重要な弔意の表現方法の一つです。
呼び方としては「お供えの花」という名称も使われます。
葬儀で用いられる花の種類とそれぞれの特徴
葬儀に贈る花は、宗教や宗派、地域の風習によって選ばれる種類や形式が異なります。
一般的には故人への哀悼の意を示す白を基調とした花が用いられますが、近年では故人が好きだった花や、優しい色合いの花を取り入れることも増えてきました。
供花には、祭壇脇に飾るスタンド花や、少し小ぶりなアレンジメントといった形式があります。
また、供花以外にも、故人の枕元に供える枕花や、参列者が捧げる献花など、葬儀の場面で飾られる花には様々な種類と役割が存在します。
【宗教別】供花に使われる代表的な花の種類
供花に用いられる生花は、宗教によって特徴があります。
仏式や神式の葬儀では、白を基調とした和花が伝統的で、特に菊が多く使われます。
格式高い胡蝶蘭や百合、蘭といった洋花も人気があり、差し色として紫や青、淡いピンクなどの色が加えられることもあります。
一方、キリスト教式では、白いカーネーションや百合、スプレーマムなどの洋花が中心で、生花を籠に活けたフラワーアレンジメントの形式が一般的です。
キリスト教の供花には名札を付けず、教会ではなく自宅へ贈るケースも見られます。
いずれの宗教でも、棘のあるバラや香りの強い花は避けるのがマナーとされています。
供花の一般的な形式|アレンジメントやスタンドなど
供花の形式にはいくつかの種類があり、最も一般的なのはフラワースタンドです。
これは祭壇の両脇などに飾られる高さのある花で、数え方は「1基(いっき)」と数え、2基で「1対(いっつい)」となります。
故人との関係性が深い場合は1対で贈ることもあります。
次に多いのがフラワーアレンジメントで、花籠(はなかご)とも呼ばれます。
祭壇の周りや式場内の空いたスペースに飾られ、スタンド花よりも小ぶりなため、家族葬などの小規模な葬儀にも適しています。
その他、斎場の入口付近に飾られる花輪(はなわ)もありますが、設置スペースや景観の問題から、近年では辞退されたり、特定の業者しか受け付けなかったりする斎場が増えているため事前の確認が必要です。
供花以外に葬儀で飾られる花(枕花・献花など)
葬儀の場で飾られるのは供花だけではありません。
訃報を受けてすぐに、故人が安置されている枕元へ供える花を「枕花(まくらばな)」と呼びます。
これは主に近親者が贈るもので、白を基調とした小ぶりなアレンジメントが一般的です。
また、キリスト教式や無宗教形式の葬儀でよく見られるのが「献花(けんか)」です。
これは参列者が一人一本ずつ花を祭壇に供える儀式で、白いカーネーションなどが用いられます。
その他、祭壇そのものを生花で飾る「花祭壇」や、棺の中に納める「別れ花」など、様々な形で花が使われます。
これらは故人に供える花として、それぞれが異なるタイミングと意味を持っています。
【関係性別】葬儀花の費用相場は7,000円から30,000円が目安
葬儀に贈る供花の費用は、故人との関係の深さによって変動するのが一般的です。一般的な費用相場としては、1基あたり15,000円から45,000円程度が目安となります。 例えば、親族として贈る場合と、友人や会社関係者として贈る場合とでは金額が異なります。
また、個人で贈るか、複数人の連名で贈るかによっても一人あたりの予算は変わってきます。高額すぎるとかえって遺族に気を遣わせてしまう可能性もあるため、それぞれの立場に応じた相場を理解しておくことが大切です。遺族が供花を辞退している場合もあるため、事前に確認することも重要です。
個人(親族・友人・知人)として贈る場合の金額相場
個人として供花を贈る際の金額は、故人との関係性によって決まります。
親や兄弟、祖父母といった特に近しい身内や家族の場合、15,000円から30,000円程度が相場です。
特に子供や孫から贈る際は、複数人で費用を出し合い「子供一同」「孫一同」として1対(2基)で贈ることもあり、その場合の予算は30,000円以上になることもあります。
一方、友人や知人、会社の同僚といった関係性の場合は、7,000円から15,000円程度が一般的です。
あまりに高額な供花は遺族の負担になる可能性もあるため、自身の立場や関係性を考慮し、相場の範囲で弔意を示すのが望ましいでしょう。
法人(会社関係)として贈る場合の金額相場
法人として、会社名義で供花を贈る場合の相場は10,000円から20,000円程度が一般的です。
故人が会社の役員であったり、重要な取引先の代表者であったりするなど、特に深い関係性がある場合は、20,000円以上の供花や1対(2基)で贈ることもあります。
会社の慶弔規定で金額が決まっていることも多いため、手配する前に総務部などに確認するのが確実です。
他の法人とのバランスも考慮する必要があるため、相場から大きく外れない金額の供花を選ぶのが通例です。
名札には会社名を記載するため、会社の代表として適切な対応が求められます。
連名で贈る場合の費用分担と相場
供花は会社の部署や友人同士など、複数人の連名で贈ることも可能です。
この場合、1基あたり10,000円から20,000円程度の供花を選び、その費用を参加人数で分担するのが一般的です。
例えば、15,000円の供花を5人で贈れば、一人あたりの負担は3,000円となり、個人で贈るよりも負担を抑えながら弔意を示すことができます。
親族が「子供一同」や「孫一同」として贈るケースも連名の一種です。
この方法は、一人では予算的に難しい場合でも、まとまった形で見栄えのする供花を贈れるという利点があります。
名札には「〇〇部一同」や「友人一同」と記載します。
葬儀花の申し込み方法|主な依頼先3つとそれぞれの流れ
葬儀に贈る花を手配するには、主に3つの方法があります。
最も確実なのは、葬儀を執り行っている「葬儀社」に直接依頼する方法です。
その他、懇意にしている「花屋」に注文したり、インターネットの「オンライン専門店」を利用したりすることもできます。
それぞれの依頼先にはメリットと注意点があり、手配の流れも異なります。
斎場のルールや自身の状況に合わせて、最も適した方法を選ぶことが、スムーズな手配につながります。
葬儀社に直接依頼する
最も確実で一般的な方法は、葬儀を担当している葬儀社へ直接依頼することです。
訃報の連絡を受けた際に葬儀社の名前を確認し、連絡を入れれば手配を進めてくれます。
この方法の最大のメリットは、斎場のルールや祭壇のデザインを熟知しているため、トラブルが起こりにくい点です。
花の大きさや種類、設置場所などが統一され、祭壇全体の調和を保てます。
また、宗教・宗派に合わせた適切な花を選んでくれるため、マナー違反の心配もありません。
支払いも葬儀社が窓口となるため、手続きがスムーズに進みます。
特別なこだわりがなければ、葬儀社への依頼が最も安心できる選択肢です。
懇意にしている花屋に注文する
故人が生前好きだった花屋や、日頃から懇意にしている花屋に供花の作成を注文することも可能です。
この方法の利点は、故人の人柄やイメージに合わせたオリジナルのアレンジメントを依頼できる点にあります。
ただし、斎場によっては外部の業者からの花の持ち込みを制限、あるいは禁止している場合があるため、手配の前に必ず葬儀社への確認が必要です。
持ち込みが可能な場合でも、斎場への配達時間や名札の様式など、細かいルールを確認し、花屋へ正確に伝える必要があります。
宗教や葬儀のマナーに詳しい花屋を選ぶと、より安心して任せられるでしょう。
オンラインの専門店で手配する
近年では、インターネットの供花専門サイトを利用して花の手配をする人も増えています。
オンラインでの注文は、24時間いつでも場所を選ばずに申し込める手軽さが最大の利点です。
遠方に住んでいて直接斎場や花屋へ行けない場合でも、スムーズに手配が完了します。
また、様々な価格帯やデザインの中から予算やイメージに合わせて選べる選択肢の多さも魅力の一つです。
ただし、花屋に直接注文する場合と同様に、必ず事前に葬儀社へ連絡し、外部からの花の持ち込みが可能かどうかを確認する必要があります。
配達日時を間違えないよう、時間に余裕を持って注文することが重要です。
失礼にならないために|葬儀花を贈る際に押さえておきたいマナー
故人を悼む気持ちを込めて贈る供花も、手配の際にマナーを欠いてしまうと、かえってご遺族に迷惑をかけてしまう可能性があります。
弔意を正しく伝えるためには、相手の状況を第一に考えた配慮が不可欠です。
特に、供花を贈る前にはご遺族の意向を確認することが最も重要です。
その他にも、花を届けるタイミングや、誰から贈られたものかを示す名札の書き方など、失礼にあたらないために押さえておくべき基本的なマナーがいくつか存在します。
手配する前に必ず喪主や葬儀社へ確認する
葬儀に花を贈る場合、手配を始める前に必ず遺族の意向を確認することが最も重要です。
近年は家族葬の増加などに伴い、遺族の意向で「御香典・御供花の儀は固くご辞退申し上げます」と案内されているケースも少なくありません。
このような場合に花を送るのはマナー違反となります。
喪主に直接確認するのが難しい場合は、葬儀を執り行っている葬儀社に問い合わせるのが確実です。
葬儀社に連絡すれば、供花を辞退していないかどうかに加え、宗教・宗派、斎場の規定で花の大きさや種類に統一があるかなども教えてもらえます。
花を出す前のこの一手間が、遺族への配慮につながります。
お通夜の開始前までに届くように手配するタイミング
供花を贈るタイミングは、お通夜に間に合うように手配するのが一般的です。
具体的には、お通夜が始まる数時間前までに斎場へ届くようにします。
これにより、通夜の開式前に祭壇周りに供花を飾り付けることができます。
訃報を受けたら、なるべく早く手配を進めるのが望ましいです。
もし、お通夜に間に合わない場合は、翌日の告別式の開始前までに届けば問題ありません。
ただし、葬儀の当日になってから慌てて手配すると、配達が間に合わない可能性もあります。
葬儀社に直接依頼すれば、設営のスケジュールに合わせて適切な時間に配達してくれるため、タイミングの面でも安心です。
【関係性別】芳名札(名札)の正しい書き方と例文
供花には、誰から贈られたものかを示すために芳名札(名札)を付けます。
この木札や紙の立札の名前の書き方には決まりがあります。
個人で贈る場合は氏名をフルネームで記載します。
会社関係者や友人同士など連名の場合は、序列があれば右から順に名前を記し、人数が多い場合は「〇〇株式会社営業部一同」のようにまとめます。
親族で贈る場合は「子供一同」「孫一同」「〇〇家」などとします。
法人として贈る際は、会社名を正式名称で記し、代表者名を添える場合は会社名の右側に役職と氏名を記載します。
名前を間違えるのは大変失礼にあたるため、注文時には正確に伝えることが重要です。
香典も一緒に贈るべきか判断に迷ったときの考え方
供花と香典の両方を贈るべきか迷うことがあります。
結論から言うと、供花と香典はそれぞれ弔意の示し方が異なるため、両方を贈ってもマナー違反にはなりません。
親族や特に親しい間柄、あるいは会社として弔意を示す場合などは、両方を用意することが一般的です。
一方で、葬儀に参列できないため香典の代わりとして供花を贈る、という考え方もあります。
遺族側が香典を辞退している場合は、その意向に従い、供花だけにするか、供花も辞退している場合は何もしないのがマナーです。
基本的には、花だけを贈ることが失礼になることはなく、故人との関係性や状況に応じて判断します。
供花をいただいた際のお礼はどうする?お返しの基本マナー
葬儀で供花をいただいた場合、喪主は贈ってくれた方へお礼をするのがマナーです。
一般的に、供花へのお返しは必ずしも品物で用意する必要はなく、後日お礼状を送るだけでも問題ないとされています。
ただし、高額な供花をいただいた場合や、香典も一緒にいただいている場合は、香典返しと同様に品物をお返しするのが丁寧です。
その際の金額の目安は、いただいた供花の金額の3分の1から半額程度です。
お返しの品は、忌明けとなる四十九日の法要後、1ヶ月以内を目処に挨拶状を添えて送ります。
まとめ
葬儀に贈るお花は、故人を偲び、遺族へお悔やみの気持ちを伝えるための大切な手段です。
手配する際は、まず故人との関係性に応じた相場を理解し、予算を決めます。
最も重要なのは、花を贈る前に必ず喪主や葬儀社に連絡を取り、供花を受け付けているかを確認することです。
辞退されている場合や、斎場のルールにそぐわない花を送ってしまうと、かえって迷惑をかけてしまいます。
注文方法やタイミング、名札の書き方といったマナーを守ることで、故人への弔意と遺族への配慮が正しく伝わります。
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