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お見舞い封筒の選び方と書き方!金額相場やお金の入れ方・渡し方のマナー

お葬式の知識やマナー、宗派や喪主のこと、そして用語集など、
知っておくべき情報をお届けします。ぜひご活用ください

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「イオンのお葬式」
が書いてます

葬儀では普段耳慣れない言葉が多く、
独自の作法や意味を持つものもあります
慌てないためにも、私たち「イオンのお葬式」が
わかりやすくご紹介します

お葬式・法要の知識・マナー

お見舞い封筒の選び方と書き方!金額相場やお金の入れ方・渡し方のマナー

お見舞い封筒の選び方と書き方!金額相場やお金の入れ方・渡し方のマナー

入院中の方へのお見舞いでは、何をどのように贈ればよいか悩むことが多い。
特にお金(お見舞い金)を包む場合は、封筒の選び方や書き方、金額相場など、知っておくべきマナーが数多く存在する。

相手に不快な思いをさせず、純粋に回復を願う気持ちを伝えるためには、正しい知識を持って準備を進める必要がある。
ここでは、失礼のないお見舞い金の贈り方とは何か、基本的な作法について確認していく。

 

お見舞い金に適した封筒の選び方

お見舞い金を包むための袋にはいくつかの種類があり、適切なものを選ぶことがマナーの第一歩となる。
市販されている見舞い封筒には、水引の有無や色、柄の違いなど多様なデザインが存在する。

相手との関係性や包む金額、地域の慣習によっても最適な封筒の選び方は異なるため、状況に応じた正しいサイズや様式を理解しておくことが求められる。
ここでは、失礼にあたらない封筒の選定基準について詳しく見ていく。

 

紅白で結び切りの水引がついたご祝儀袋を選ぶ

お見舞い用の袋を選ぶ際、水引の形状は非常に重要な意味を持つ。
病気や怪我は二度と繰り返してほしくない事柄であるため、一度結ぶとほどけない「結び切り」や「あわじ結び」が適している。

一方で、何度あっても良いお祝い事に使われる「蝶結び」や「花結び」は、病気が繰り返すことを連想させるためマナー違反となり使用してはならない。
色は紅白の水引がついたものが一般的だが、派手すぎないデザインを選ぶよう配慮する。
水引が印刷された簡易的なタイプも存在するが、基本的には結びの形を確認してから購入することが重要だ。

 

病気や怪我を延ばさないために熨斗なしを使用する

ご祝儀袋の右上についている飾りを「熨斗」と呼ぶが、これは本来「のしあわび」を模したもので、お祝い事の際に喜びを延ばすという意味が込められている。
しかし、お見舞いの場面において病気や怪我の期間が延びることは避けなければならない。
そのため、お見舞い用の封筒には熨斗がついていないものを選ぶのが正しいマナーである。

市販の袋にはあらかじめ熨斗が印刷されているものもあるため、購入時には注意深く確認し、飾りのないシンプルな様式のものを使用するよう心がける。

 

状況によっては水引がない白い封筒や赤帯を選ぶ

災害時や相手の病状が重篤な場合など、紅白の水引さえも華やかに感じられ不適切とされることがある。
そのような状況では、水引のない白い封筒や、左側に赤い帯が入った見舞い用の封筒を用いるのが無難だ。

ただし、白無地の封筒は葬式や通夜などの香典袋を連想させる可能性があるため、黒白や黄色の水引がついた不祝儀袋と混同しないよう注意が必要となる。
相手が亡くなったわけではなく、あくまで回復を願うためのものであるため、死や葬儀を連想させるような装いは徹底して避ける配慮が求められる。

 

お札を入れるための中袋がセットになったものを選ぶ

正式なマナーに則ってお見舞い金を渡す場合、お金を直接入れる中袋と、それを覆う外包みがセットになった多当折りの封筒を選ぶと丁寧な印象を与えます。市販されている多くのご祝儀袋はこの形式になっていますが、簡易的な封筒タイプの場合は中袋がないこともあります。中袋があることで紙幣が汚れず、金額や住所などの必要事項も整理して記入できる利点があります。

包み方としては、中袋にお金を入れた後、外包みで包み直しますが、お見舞いの際は「病気が早く良くなりますように」という上昇の意味を込めて、裏側の折り返しは下側が上側にかぶさるようにして閉じることが一般的です。

 

お見舞い封筒(外袋・中袋)への記入マナー

適切な封筒を選んだ後は、表書きや中袋への記入を正しく行う必要がある。
封筒の書き方には一定の決まりがあり、使用する筆記具も毛筆や筆ペンを使用するのが基本マナーとされている。

ボールペンや万年筆は事務的な印象を与えるため避けたほうが無難だが、どうしても用意できない場合は太めのペンで濃くはっきりと文字を書くよう心がける。
最近では表書きが印刷されたタイプも販売されているが、自筆で心を込めて書くことが推奨される。

 

外袋の表書き上段には「御見舞」と記載する

外袋の水引より上部、中央部分の表書きには「御見舞」と書くのが最も一般的である。
この際、四文字は「死文字」として忌み嫌われる傾向があるため、「御見舞い」と送り仮名をつけて五文字にするか、三文字の「御見舞」とするのが無難だ。

もし相手がすでに退院しており、自宅療養中などの場合は「御伺」としたり、完全に回復している退院後の場合は「快気祝い」や「退院御祝」といった言葉を選んだりと、状況に応じて適切な言葉を使い分ける必要がある。
どのような言葉を選ぶにしても、相手の現状に即した表現を用いることが重要だ。

 

外袋の下段中央に贈り主のフルネームを書く

水引の下段中央には、贈り主の名前をフルネームで記入する。
表書きの上段よりもやや小さめの文字で書くとバランスが良い。
夫婦で贈る場合は、夫の氏名を中央に書き、その左側に妻の名前のみを添える名前の書き方が一般的だ。

また、職場の同僚や友人など複数人で贈る場合は、三名までなら目上の人を右から順に連名で記載する。
四名以上になる場合は、代表者の氏名を中央に書き、その左側に「外一同」や「一同」と書き添え、別紙に全員の氏名を記して中袋に同封する形をとるのがスマートである。

 

中袋の表面中央に包んだ金額を旧字体で記入する

お金を直接入れる中袋の表面中央には、包んだ金額を縦書きで記入する。
この際、数字の改ざんを防ぐという慣習から、漢数字の旧字体を使用するのが正式なマナーとされている。
例えば一万円であれば「金壱萬圓」、三万円であれば「金参萬圓」といった具合だ。

横書きの記入欄が設けられている場合は算用数字でも問題ないが、特段の指定がない限りは筆や筆ペンを用いて旧字体で大きくはっきりと書くことが望ましい。
金額の後に「也」をつけるかどうかは個人の判断によるが、近年では省略されることも多くなっている。

 

中袋の裏面に住所と氏名を忘れずに記載する

中袋の裏面には、贈り主の住所と氏名を左下に記載する。
これは、相手が後でお礼状を出したり、快気祝いを贈ったりする際に必要な情報となるため、省略せずに丁寧に書く必要がある。
郵便番号から都道府県、番地、建物名まで正確に記すことが親切だ。

市販の封筒にはあらかじめ裏側に記入欄が設けられている場合も多いため、その枠に従って記入すればよい。
中袋に何も書かないと誰からのお見舞いか分からなくなってしまうリスクがあるため、外袋だけでなく中袋への記載も忘れないように確認を行う。

 

お見舞いとして包む金額の相場

お見舞い金を包む際に最も悩むのが、いくら包めばよいかという金額の相場である。
少なすぎると失礼にあたる可能性がある一方で、あまりに高額すぎるとかえって相手に気を使わせてしまい、快気祝いなどの負担を大きくしてしまう恐れがある。

適切な金額は相手との関係性や自身の年齢、社会的地位によって変動するため、一般的な目安を把握した上で、周囲と相談しながら決定するのが賢明だ。
ここでは関係性ごとの大まかな基準について解説する。

 

親族や友人など相手との関係別にみる金額の目安

友人、知人、会社の同僚へのお祝い金は、一般的に3万円が目安とされています。
親、兄弟姉妹、親戚といった身内の場合は、3万円から10万円程度が相場とされています。
特に親しい間柄や目下の親族に対しては、支援の意味を込めてこれ以上の金額を渡すこともありますが、相手との関係性を考慮しバランスを取ることが大切です。

職場の上司など目上の方へのお祝いは、3万円から5万円が相場とされています。 現金を贈ることが失礼にあたるという意見もありますが、結婚祝いなどお祝いの種類によっては許容される場合もあります。 その際は品物に変えるなどの配慮も検討する必要があるでしょう。
特段の事情がない限り、あまりに高額な3万円以上などを避けた方が無難であるという一般的な考え方もありますが、お祝いの種類や関係性によっては3万円以上が適切な場合もあります。

 

死や苦しみを連想させる忌み数の金額は避ける

お見舞い金を包む際、金額の数字には細心の注意を払わなければならない。
特に「死」を連想させる「4」や、「苦」につながる「9」といった数字が含まれる金額は忌み数として避けられている。
例えば4,000円や9,000円といった額はマナー違反となるため、絶対に選んではならない。

また、偶数は割り切れることから「縁が切れる」とされ敬遠されることがあるが、2万円に関してはペアなどの意味合いで許容されるケースも増えてきた。
ただし、お札の枚数が4枚になるのを避けるため、1万円札1枚と5,000円札2枚にするなどの工夫をするか、基本的には奇数の金額設定にするのが安心だ。

 

封筒へのお金の入れ方に関するマナー

封筒や金額の準備が整ったら、次はお札を中袋へ納める作業に移る。
一見すると単に袋へ金を入れるだけの行為に思えるが、ここにも伝統的な作法やマナーが存在する。
お札の状態や向き、入れ方ひとつで相手への敬意や心遣いが表現されるため、最後まで気を抜かず丁寧に行う必要がある。

誤った入れ方は不祝儀を連想させることもあるため、正しい手順を確認しておくことが望ましい。
ここでは具体的な封筒への納め方について説明する。

 

新札は使わず折り目のついたお札を用意する

結婚式などのご祝儀では新札を用意するのがマナーだが、お見舞いの場合は逆にお札に折り目をつけてから包むのが礼儀とされている。
ピカピカの新札を使用すると、「あらかじめ用意して待っていた」かのような印象を与えてしまい、失礼にあたるからだ。

手元に新札しかない場合は、一度真ん中で折り目をつけてから広げて包むという折り方をすれば問題ない。
ただし、あまりにも汚れがひどいお札や破れているお札は不衛生であり相手に不快感を与えるため、適度にきれいな紙幣を選び、新札のような真新しさだけを避ける工夫をするのが適切である。

 

お札の肖像画が封筒の表側に来る向きで入れる

お札を中袋に入れる際の向きは、お札の肖像画が描かれている面が封筒の表側に向くようにするのが一般的だ。
また、封筒から出したときに最初に肖像画が見えるよう、肖像画を上(封筒の入り口側)にして入れるのが通例とされている。
これはお祝い事と同様の入れ方だが、お見舞いは「病気が治る」ことを願う前向きな贈り物であるため、弔事のような入れ方(顔を裏や下にする)は避ける傾向にある。

ただし、地域や家ごとの考え方によっては、あえて控えめにする意味で異なる向きを推奨する場合もあるため、地域の慣習が分かればそれに従うのが賢明だ。

 

相手に失礼にならないお見舞い封筒の渡し方

お見舞いの品や現金を準備しても、それを渡すタイミングや方法を誤ると相手の負担になってしまうことがある。
特に入院中の相手は心身ともにデリケートな状態にあるため、健康な時以上に細やかな気配りが必要となる。

相手の回復を第一に考え、決して無理をさせない配慮を持った渡し方を心がけることが重要だ。
ここでは、訪問時から手渡す瞬間までの具体的なマナーについて触れていく。

 

相手の体調や状況が良いタイミングを見計らう

病院へお見舞いに行く際は、何よりも相手の体調を最優先に考えるべきだ。
手術の直後や入院したばかりの時期は、心身の疲労が激しく安静が必要なため、訪問を控えるのがマナーである。
病状が安定し、本人が面会を希望していることを確認してから伺うようにする。

また、事前に家族や本人に連絡を取り、都合の良い日時を調整することも欠かせない。
突然の訪問は相手を困惑させるだけでなく、治療の妨げになる可能性もあるため避けるべきだ。
滞在時間も短めに切り上げ、相手に疲れさせないよう配慮した行動をとる。

 

回復を祈る言葉を添えて相手に手渡す

お見舞い金を渡す際は、無言で差し出すのではなく、相手を気遣う一言を添えることが大切だ。
「心ばかりですが、何か役に立つものに使ってください」や「一日も早い回復を祈っています」といった温かい言葉とともに手渡すと気持ちが伝わりやすい。

直接会えない場合や郵送する場合には、手紙やメッセージカードを同封し、励ましの言葉を書き添えるのが礼儀である。
その際、「重ね重ね」や「再び」といった繰り返す言葉や、病状の悪化を連想させる言葉は使わないよう注意し、前向きで希望を持てる内容にするよう心がける。

 

汚れないように袱紗(ふくさ)に包んで持参する

封筒をカバンやポケットにそのまま入れて持ち運ぶと、端が折れたり汚れたりしてしまうため、必ず袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが大人のマナーだ。
お見舞いの場合は、慶弔両用である紫色の袱紗を使うのが最も無難だが、回復を願うという意味で明るい暖色系のものを使用することも許容されている。
渡す際には、相手の目の前で袱紗から丁寧に取り出し、封筒の正面を相手に向けて差し出す。

袱紗を使うことで、相手に対する敬意と、大切に持参したという気持ちを表現することができる。

 

まとめ

お見舞いにおける封筒の選び方から書き方、金額の相場、そして渡し方に至るまで、配慮すべきマナーは多岐にわたる。
これらはすべて、病気や怪我と闘う相手への思いやりを形にしたものだ。
形式にとらわれすぎる必要はないが、タブーとされる事柄を避け、基本をしっかりと押さえておくことで、相手に余計な心配や不快感を与えず、純粋に応援する気持ちを届けることができる。

相手の回復を心から願い、状況に応じた適切な振る舞いを選択してほしい。

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