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新盆(初盆)とは?2026年はいつ?読み方やお供え・準備を解説

お葬式の知識やマナー、宗派や喪主のこと、そして用語集など、
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お葬式・法要の知識・マナー

新盆(初盆)とは?2026年はいつ?読み方やお供え・準備を解説

新盆(初盆)とは?2026年はいつ?読み方やお供え・準備を解説

故人が亡くなって四十九日の忌明け後に初めて迎えるお盆を新盆(初盆)と呼びます。
通常のお盆とは異なり、親族や知人を招いて手厚く供養を行うため、事前の準備や正しいマナーを理解しておく必要があります。

初めて新盆を迎える方が安心して行事を進められるよう、2026年の日程や具体的な準備内容、当日の流れについて詳しく解説します。

 

新盆(初盆)とはどのような行事か

故人の霊が初めて家に戻ってくる特別なお盆を初盆または新盆と呼びます。
毎年行われる通常のお盆とは区別され、より丁寧に行事を行うのが一般的です。
故人が仏様となって初めて里帰りをする機会であるため、家族や親族だけでなく、故人と親しかった知人も招いて法要を執り行います。

ここでは、この行事が持つ本来の意味や、地域による呼び方の違いなど、基本的な知識について触れていきます。

 

故人が忌明け後に初めて迎えるお盆

新盆とは、故人が亡くなってから四十九日の忌明けを過ぎて、初めて迎えるお盆のことです。
通常のお盆は先祖代々の霊をお迎えして供養しますが、新盆では亡くなった故人の魂が初めて家に戻ってくる特別な期間として扱われます。

そのため、通常よりも供養の規模を大きくしたり、飾り付けを豪華にしたりする違いが見られます。
供養の対象となるのは新仏様であり、遺族にとっては故人を偲びながら心静かに過ごす大切な行事となります。

 

地域によって異なる呼び方や読み方

この行事は地域によって呼び方や読み方が異なります。
一般的に「新盆」と書いて「しんぼん」「にいぼん」「あらぼん」などと読む地域もあれば、西日本を中心に「初盆(はつぼん)」と呼ぶ地域も多く存在します。

また、一部の地域では「ういぼん」という読み方をすることもありますが、どの呼び方であっても行事の趣旨や重要性に変わりはありません。
地域の慣習や菩提寺の宗派によって呼称が異なる場合があるため、事前に確認しておくと安心です。

 

通常のお盆よりも手厚く供養する理由

故人の霊が初めて家に帰ってくる際には、迷わずに帰宅できるようにという願いを込めて手厚く供養を行います。
新盆では僧侶を招いて読経をあげてもらい、親族や友人を集めて法要や会食の席を設けることが一般的とされてきましたが、近年ではご家族のみで新盆を過ごすなど、その形式は多様化しています。

初めての里帰りを温かく迎え入れ、再び浄土へ送り出すために、盆提灯などの飾り付けも念入りに行い、心を込めてもてなすことが故人への供養となります。

 

2026年の新盆の具体的な日程

お盆の時期は地域によって異なり、大きく分けて7月に行う場合と8月に行う場合があります。
2026年の新盆を迎えるにあたり、まずは自身の地域がいつお盆を行うのか、正確なスケジュールを把握することが不可欠です。
カレンダー上の日にちを確認し、法要や来客の準備を計画的に進める必要があります。

ここでは、7月盆と8月盆それぞれの具体的な日程と、お盆の時期を判断する基準について説明します。

 

7月にお盆を行う地域の日程

東京などの都市部や一部の地域では、新暦の7月13日から16日にかけてお盆を行うのが一般的です。
2026年の暦で確認すると、7月13日は月曜日、中日となる14日と15日は火曜日と水曜日、送り火を行う16日は木曜日となります。

この期間に行うお盆は「新盆(しんぼん)」や「東京盆」と呼ばれることもあり、明治時代の改暦に伴い、カレンダー通りの日付で実施されるようになりました。
該当する地域に住んでいる場合は、7月中旬に向けて早めに準備を整えます。

 

8月にお盆を行う地域の日程

北海道や東北、関西、九州など、全国の多くの地方では8月にお盆を行います。
これは旧暦のお盆の時期に近い、ひと月遅れの「月遅れ盆」や「旧盆」と呼ばれるものです。
2026年の場合、8月13日の木曜日が迎え火となり、14日と15日を経て、16日の日曜日が送り火となります。

多くの企業や学校が夏休みとなる時期と重なるため、親族が集まりやすいという特徴があります。
地域の慣習に従い、8月中旬に合わせて法要の手配を進めます。

 

四十九日法要前にお盆が重なる場合の対応

故人が亡くなってから四十九日の忌明け前にお盆の時期が来る場合は、その年にお盆の行事は行わず、翌年に新盆として供養します。
仏教では四十九日が経過して初めて故人が仏様となり、家に帰ってくると考えられているためです。

このタイミングの判断は非常に重要であり、亡くなった時期によっては翌年の夏まで新盆を待つことになります。
忌明けとお盆が近い場合など、判断に迷うときは菩提寺や葬儀社に相談して正しい時期を確認しておきます。

 

新盆を迎えるために行う事前準備

新盆では法要や会食を行うため、通常のお盆よりも多くの準備が必要です。
僧侶の手配から案内状の作成、供養に必要なものの調達など、やることは多岐にわたります。
直前になって慌てることがないよう、お盆の1ヶ月から2ヶ月前には準備を開始し、計画的に進めていくことが望まれます。

ここでは、新盆を滞りなく迎えるために行うべき具体的な準備事項について解説します。

 

菩提寺や僧侶へ法要の読経を依頼する

新盆の法要を行うにあたり、最も重要なのが菩提寺への連絡と僧侶の手配です。
お盆の時期はどのお寺も多忙を極めるため、希望の日時で読経を依頼するには早めの行動が欠かせません。

遅くとも1ヶ月前、できれば2ヶ月前には寺院へ連絡を取り、自宅へ来てもらうか、お寺で法要を行うかなどの詳細を決定します。
この際、法要の日程だけでなく、当日の流れや準備物についても確認しておくとスムーズです。

 

親族や故人の知人へ案内状を送付する

法要の日程が決まったら、招く範囲を決めて案内状を送付します。身内だけで行うのか、故人の友人や知人も招くのかを家族で話し合い、参列者のリストを作成します。案内状は法要の開催日の1〜2ヶ月前を目安に先方に届くよう手配・発送し、出欠の確認を行います。

遠方から来る親戚がいる場合は、宿泊先の手配が必要になることもあるため、早めの連絡が肝要です。また、やむを得ず欠席となる方からのお供えや香典が届くこともあるため、その際の対応も想定しておきます。

 

法要後の会食場所や料理を予約する

法要の後には「お斎(おとき)」と呼ばれる会食の席を設けるのが一般的です。
自宅で仕出し料理を振る舞うか、ホテルや料亭などの飲食店を利用するかを検討し、人数に合わせて予約を行います。

メニューはお祝い事の食材を避けた法事用の料理を選び、参列者をもてなします。
高齢の方や子供がいる場合は、食べやすい料理内容や座席の配慮も必要です。
近年では会食を行わず、持ち帰り用の折詰弁当を用意するケースも見られます。

 

参列者への返礼品を用意する

法要に参列してくれた方や、香典を持参してくれた方への感謝の気持ちとして、返礼品を用意します。
これは引き出物やお返しにあたるもので、相場はいただいた香典の3分の1から半額程度が目安です。

品物は、お茶や海苔、洗剤、菓子折りなど、使ったり食べたりしてなくなる「消えもの」を選ぶのがマナーです。
当日は予想外の来客がある可能性も考慮し、少し多めに用意しておくと安心です。

 

お布施や御車代を包んでおく

僧侶へ渡すお布施は、事前に新札を用意し、奉書紙か白無地の封筒に包んでおきます。
表書きには「御布施」と記し、下段に施主の氏名や家名を書きます。
お布施の金額はお寺との関係や地域によって異なりますが、通常の法要と同程度か少し多めに包む傾向があります。

また、僧侶が自ら移動して来る場合は「御車代」、会食を辞退された場合は「御膳料」を別途お金で用意し、お盆の上に載せるか袱紗(ふくさ)を用いて丁寧に渡します。

 

新盆に向けて準備する飾りやお供え

新盆では、故人を迎えるために特別な飾りやお供え物を準備します。
住まいがマンションか一戸建てか、あるいは浄土真宗や曹洞宗、神道といった宗教・宗派の違いによって、揃えるべきセットや飾り方が異なる場合があります。

基本的には精霊棚や提灯を用意し、故人が喜ぶような空間を作ることが目的です。
ここでは、新盆特有の飾りやお供えの基本について解説します。

 

初盆でのみ使用する白提灯

新盆の特徴的な飾りの一つが、白木や白い紙で作られた白提灯(白紋天)です。
これは初めて家に戻る故人の霊が迷わないための目印となるもので、玄関先や軒先、または仏壇の近くに吊るします。

通常の絵柄が入った盆提灯とは異なり、白提灯は新盆の年だけ使用し、お盆が終わったら処分するという決まりがあります。
一つだけ用意すれば十分であり、親族から贈られる場合もありますが、最近では施主自身が購入することも増えています。

 

位牌を安置する精霊棚の設置

お盆期間中は、仏壇とは別に「精霊棚(しょうりょうだな)」または「盆棚」と呼ばれる祭壇を設けます。
小机や台の上に真菰(まこも)のござを敷き、位牌を仏壇から移して中央に安置します。
棚の四隅に笹竹を立ててしめ縄を張る本格的な方法もありますが、住宅事情に合わせて簡略化されることも少なくありません。

この棚には、お供え物や提灯、花などを飾り、故人の霊をもてなすための特別な場所を整えます。

 

先祖の霊を迎えるための精霊馬

精霊棚には、きゅうりとナスで作った精霊馬を飾ります。
きゅうりは足の速い馬に見立てられ、あの世から早く家に帰ってきてほしいという願いが込められています。
一方、ナスは歩みの遅い牛を表し、帰りは景色を楽しみながらゆっくり戻ってほしいという意味があります。

割り箸や爪楊枝を足として刺し、馬と牛の形を作って飾るのが伝統的なやり方ですが、地域によっては意味合いが逆になることもあります。

 

五供などの基本的なお供え物

仏教における基本的なお供え物は「五供(ごく)」と呼ばれ、香(線香)、花、灯明(ろうそく)、水、飲食(お膳や果物など)の5つを指します。

新盆の棚にもこれらを供えますが、夏場であるため生花や食品の管理には注意が必要です。 故人が生前好んでいたお菓子や飲み物なども一緒に供えることがあります。

供物は高く積み上げる形式のものや、季節の野菜や果物を取り入れた彩り豊かなものが選ばれます。

 

新盆期間中に行う儀式の流れ

新盆の期間は通常4日間あり、それぞれの日に決まった儀式や手順があります。
地域によって多少の慣習の違いはありますが、基本的には霊を迎え入れ、供養し、最後に送り出すという流れは共通しています。

初めてのことで戸惑わないよう、13日の迎えから16日の送りまで、具体的にどのような行動をとるべきか、日ごとの行事内容を確認しておきます。

 

13日の夕方に行う迎え火

お盆の初日である13日は「迎え盆」と呼ばれ、夕方に「迎え火」を行って故人の霊を迎えます。
家の門口や玄関先で、素焼きの皿(焙烙)の上でオガラ(麻の茎)を焚き、その煙に乗って先祖の霊が帰ってくるとされています。

新盆の場合は、目印となる白提灯に火を灯し、玄関先に吊るしておく迎え方も一般的です。
マンションなどで火を焚くことが難しい場合は、盆提灯を点灯させることで迎え火の代わりとすることもあります。

 

14日から15日に行う法要やお墓参り

14日と15日は、家に帰ってきた故人の霊と共に過ごす期間です。
この間に家族揃ってお墓参りに行き、お墓の掃除やお供えを行います。
新盆の法要はこの期間中、あるいは親族が集まりやすい日程を選んで執り行われます。
僧侶による読経の後、皆で会食をしながら故人の思い出話に花を咲かせることも大切な供養の一つです。

朝晩の水替えや食事のお供えも欠かさず行い、常に故人がそばにいるという気持ちで過ごします。

 

16日の夕方に行う送り火

最終日の16日は「送り盆」であり、夕方に「送り火」を行って霊を見送ります。
迎え火と同様にオガラを焚き、その煙と共に故人が無事に浄土へ戻れるよう祈ります。

この時、新盆で使用した白提灯も一緒に燃やすことが伝統的な方法でしたが、環境への配慮から自宅で燃やすことが難しい場合は、一部を切り取って燃やすか、後述する処分方法に従います。
地域によっては灯籠流しを行い、川へ霊を送り出す風習も見られます。

 

新盆法要で気をつけるべきマナー

新盆の法要は、故人を供養する厳粛な場であると同時に、親族や知人を招く社交の場でもあります。
施主としても参列者としても、失礼のないよう適切なマナーを守ることが求められます。
服装の選び方や香典の相場など、知っておくべきタブーや作法を理解し、お互いに気持ちよく供養ができるよう配慮します。

ここでは、服装と香典に関する具体的なマナーを紹介します。

 

施主や遺族が着用する服装

新盆法要において、施主や遺族は最も格式高い服装をするのが基本です。
男性はブラックスーツなどの準喪服、女性も黒のワンピースやアンサンブルなどの準喪服を着用します。

夏場の暑い時期ではありますが、法要の最中は上着を着用し、肌の露出を極力控えるのがマナーです。
学生の場合は学校の制服が正装となります。
また、メイクやアクセサリーも派手なものは避け、結婚指輪以外は外すかパールのネックレス程度に留めます。

 

参列者が着用する服装

招かれた参列者の服装は、案内状に「平服でお越しください」と記載がある場合でも、カジュアルな普段着は避けるべきです。
男性は地味な色のスーツに地味な柄や無地のネクタイ、女性は黒や紺、グレーなどの落ち着いた色のワンピースやスーツを選びます。

略礼装と呼ばれるスタイルが一般的ですが、ジーンズやサンダル、派手な柄物はタブーとされています。
迷った場合は、礼服を選んでおくのが無難であり、失礼にあたりません。

 

新盆における香典の金額相場

新盆法要に参列する際や、欠席する場合に送る香典の相場は、故人との関係性によって異なります。
祖父母や親の場合は1万円から3万円、兄弟姉妹は1万円から3万円、その他の親戚や知人は3千円から1万円程度が一般的です。

新盆見舞いとして渡す場合、表書きは「御仏前」や「御供」とします。
不祝儀袋の水引は黒白や双銀の結び切りを選び、のしは付けません。
会食がある場合は、その費用分を考慮して多めに包む配慮も必要です。

 

お盆終了後の片付けや処分の仕方

お盆が終わった後は、飾っていた提灯やお供え物を適切に片付ける必要があります。
特に新盆で使用した白提灯や精霊馬などは、どのように処分すれば良いか悩む方も少なくありません。

翌年以降も使うものと処分するものを分け、感謝の気持ちを持って整理を行います。
ここでは、お盆用品の片付け方や処分の仕方について説明します。

 

使用した白提灯の処分方法

新盆でのみ使用した白提灯は、送り火の際に燃やして処分するのが古くからの習わしです。
しかし、現代の住宅事情では自宅で燃やすことが難しいため、白い紙に包んで可燃ゴミとして処分しても問題ありません。
その際、少し塩を振って清めると良いとされています。

また、菩提寺でお焚き上げを行っている場合は、そちらに持ち込んで焼却処分を依頼することも可能です。
一度きりの使用であるため、翌年まで保管することは避けます。

 

お供え物や精霊馬の処分方法

お供えした果物やお菓子は、仏様のお下がりとして家族で食べるのが一番の供養になります。
しかし、夏場の暑さで傷んでしまった食品や、飾りに使用した精霊馬は食べるわけにはいきません。
これらは半紙などの白い紙に包み、塩で清めてから可燃ゴミとして出します。

昔は川に流したり土に埋めたりしていましたが、現在は環境保護の観点から推奨されていません。
地域のゴミ出しルールに従い、分別して処分します。

 

翌年以降も使うお盆用品の保管

絵柄の入った盆提灯や、精霊棚に使用したお膳、真菰のござなどは、翌年のお盆でも使用します。
汚れや埃をきれいに拭き取り、防虫剤と一緒に箱に入れて保管します。
提灯の火袋は破れやすいため、畳む際は丁寧に取り扱います。

来年のお盆に再び気持ちよく使えるよう、湿気の少ない場所に収納し、部品の欠損がないかも確認しておくと良いです。
毎年使う道具を大切に扱うことも、先祖供養の心構えの一つと言えます。

 

まとめ

新盆は故人が初めて里帰りをする大切な行事であり、通常の盆よりも丁寧に準備を整え、心を込めて供養することが求められます。
地域や宗派による違いを理解し、2026年の日程に合わせて早めに手配を進めることで、慌てることなく当日を迎えられます。

初めての経験で不安を感じることもあるはずですが、親族や菩提寺と相談しながら準備を行い、故人との再会の時間を穏やかな気持ちで過ごしてください。

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