文字サイズ
  • 24時間
    365日
  • 携帯電話
    OK
  • 資料請求・相談無料

0120-635-014

MENU

CLOSE

七回忌とは?法要の数え方や流れ・マナー、家族だけで行う場合も解説

お葬式の知識やマナー、宗派や喪主のこと、そして用語集など、
知っておくべき情報をお届けします。ぜひご活用ください

この記事は
「イオンのお葬式」
が書いてます

葬儀では普段耳慣れない言葉が多く、
独自の作法や意味を持つものもあります
慌てないためにも、私たち「イオンのお葬式」が
わかりやすくご紹介します

お葬式・法要の知識・マナー

七回忌とは?法要の数え方や流れ・マナー、家族だけで行う場合も解説

七回忌とは?法要の数え方や流れ・マナー、家族だけで行う場合も解説

「ななかいき」という読みで知られる七回忌法要は、故人の冥福を祈り供養するために行われる大切な儀式です。
一般的に日本では、仏教の教えに基づいて定期的に法事を営みますが、その中でも七回忌は一つの節目として扱われます。

この法要にはどのような意味や由来があり、なぜ行う必要があるのか、基本的な知識を身につけておくことは施主や参列者にとって欠かせません。
ここでは、七回忌とは何かという基本から、具体的な流れやマナーについて解説していきます。

 

七回忌とは故人が亡くなってから満6年目の法要

葬式を終えてから四十九日を過ぎると、定期的な年忌法要が始まります。
七回忌とは、故人が亡くなってから満6年目、つまり数え年で7年目に執り行われる法事です。
三回忌の次に行うものであり、このあとは十三回忌、十七回忌と続いていきます。

一般的には三十三回忌を弔い上げとして最後にするケースが多いですが、七回忌までを一つの区切りと捉えて盛大に行う地域も存在します。
何年目にどの法要を行うのかという年数の数え方は間違いやすいため、事前にしっかりと確認しておかなければなりません。

 

亡くなった年を1年目とする数え方の仕組み

年忌法要の数え方は、亡くなった年を1年目とする「数え年」の考え方が基本です。
つまり、満6年が経過した年が七回忌に該当します。
具体的に暦を挙げて確認すると、2019年に亡くなった場合は2025年が七回忌を行う年です。
同様に計算すると、2018年に亡くなった方は2024年に、2017年没であれば2023年に既に法要の時期を迎えていたことになります。

もっと遡り2009年に亡くなった方であれば2015年が該当しました。
このように、カレンダーの西暦と照らし合わせながら、正確な時期を把握することが重要です。

 

命日当日または早めの日程で執り行う

法事は原則として故人の命日当日に執り行うのが理想的ですが、平日で集まりにくい場合は日程を調整することが一般的です。
その際、命日より後の日にちにずらすことは「弔事を先延ばしにする」として避けられる傾向にあり、命日より前の土日祝日へ前倒しして設定します。

いつから準備を始めるべきか迷うこともありますが、参加者の都合を考慮して早めに連絡を済ませておくのが無難です。
どうしても都合がつかない場合は延期や中止を検討するのではなく、夜の時間帯を利用したり、規模を縮小してでも実施することが供養においては望ましいとされています。
いつまでに行うかという期限を守り、適切な時期に営むようにしてください。

 

七回忌は家族だけで小規模に行う家庭も多い

近年では、生活スタイルの変化や親族の高齢化に伴い、法要の規模を縮小する傾向が見られます。
かつては多くの人を招いていましたが、七回忌あたりからは家族だけでこぢんまりと行う「小さなお葬式」のようなスタイルを選ぶ家庭も増えてきました。

自宅で僧侶に読経をお願いし、身内だけで静かに故人を偲ぶ形式です。
形式にとらわれすぎず、遺族が無理なく続けられる方法で供養を続けることが何よりも大切にされています。

 

親族を呼ぶ範囲を限定して行うケース

規模を縮小する場合、どこまでの範囲の親戚や友人を呼ぶべきか悩む施主も少なくありません。
基本的には、故人と特に親しかった方や、日頃から付き合いのある身内に限定して声をかけることが一般的です。
三回忌までは広く参加者を募っていたとしても、七回忌からは直系家族のみで行うという判断も珍しくありません。

誰を招待するかは施主の考え方や地域の慣習によって異なりますが、お互いに負担がかからない形を選ぶことが重要です。
無理に広範囲へ声をかけるよりも、心を込めて供養できる人数で行うほうが、落ち着いた法要になります。

 

親戚などの周囲へ事前に相談や報告をする

家族のみで行うと決めた場合でも、呼ばなかった親族に対して後からトラブルにならないよう配慮が必要です。
事前に電話や手紙、メールなどで「今回は家族のみで執り行います」という旨のメッセージを伝えておくと、誤解を招かずに済みます。

特に年配の親戚の中には、法事は親族一同が集まるべきものと考えている人もいるため、丁寧な連絡を欠かしてはいけません。
事後報告になる場合でも、無事に法要を終えたことを知らせる挨拶状を送るなど、周囲への礼儀を尽くすことで円滑な人間関係が保たれます。

 

七回忌法要に向けて施主が進めるべき準備

法要を滞りなく進めるためには、施主や喪主が中心となって計画的に準備を行う必要があります。
日程の調整から始まり、会場の手配、招待客への連絡、当日の物品準備など、やるべきことは多岐にわたります。

直前になって慌てることがないよう、2〜3ヶ月前には動き出し、余裕を持って当日を迎えられるように手配を進めておくことが望ましいです。
ここでは施主が具体的にどのような手順で準備を進めればよいのか、そのポイントを整理します。

 

日程と会場を決めて寺院へ依頼する

まずは法要を行う日時と場所を決定し、菩提寺や僧侶へ連絡を入れて予約を取ります。
特にお盆やお彼岸の時期は寺院が多忙になるため、希望の日時がある場合は早めに依頼することが大切です。
自宅で行うのか、お寺の本堂や葬祭ホールを利用するのかによっても準備の内容が変わります。

また、仏教以外の宗教、例えばキリスト教などでも同様に記念の集まりを持つことがありますが、その場合も司祭や牧師との日程調整が最優先事項です。
会場と宗教者の都合が合致して初めて、具体的な計画がスタートします。

 

招待客を決めて案内状や連絡を入れる

日時と会場が決まったら、参列してほしい人をリストアップし、案内状を作成して送付します。
親族や知人に対して、法要の日時や場所を明記した往復ハガキや封書を送り、出欠の確認を行います。
最近では親しい間柄であれば電話やメールで済ませることもありますが、正式な案内を出すことで相手に対する敬意を示すことができます。

返信の期限を設け、人数を確定させることは、その後の会食や引き出物の手配にも関わる重要なプロセスです。
相手がスケジュールを調整しやすいよう、1ヶ月前には手元に届くように手配します。

 

会食の場所や引き出物の手配をする

法要のあとに「お斎(おとき)」と呼ばれる会食の席を設ける場合は、料理店や仕出し弁当の手配が必要です。
食事の内容は、慶事の献立を避け、法事にふさわしいメニューを選びます。

また、参列者へのお返しとして渡す引き出物(返礼品)や粗供養の品物も用意しなければなりません。
一般的には、持ち帰りやすい日持ちのする食品や実用品が選ばれます。
香典返しとは異なり、法要当日に参列してくれたことへの感謝として渡すものです。
参加人数が確定した段階で最終的な数を発注し、予備も含めて準備を整えます。

 

祭壇に飾る供花やお供え物を用意する

祭壇にお供えするための供花や供物も忘れずに手配します。
生花店に法要で使用する旨を伝えてアレンジしてもらうか、果物やお菓子などの盛り合わせを用意します。
供物にかける「のし」は、地域や宗派によって水引の色や表書きが異なるため確認が必要です。

線香やロウソクなども含め、当日の儀式に必要なものが揃っているかチェックします。
寺院で法要を行う場合、供物料として現金を包んで渡すこともありますが、品物を持参する場合は事前に寺院側へ持ち込みの可否を確認しておくと安心です。

 

当日の七回忌法要における基本的な流れ

法要当日は、施主が進行役を務めることが多く、基本的な流れや手順を把握しておくことでスムーズに儀式を執り行うことができます。
一般的には読経、焼香、法話、墓参り、会食という順序で進みますが、地域や宗派によって作法やルールが異なる場合もあります。

開始時間の少し前には会場に到着し、僧侶や参列者を迎える準備を整えておくことが大切です。
ここでは当日の標準的なプログラムについて確認していきます。

 

施主の挨拶から始まり読経と焼香を行う

定刻になったら、施主による開始の挨拶で法要が始まります。
集まってくれた参列者への感謝と、故人の七回忌である旨を簡潔に述べます。
その後、僧侶による読経が行われ、その最中に参列者が順番に焼香を行います。

焼香の回数や作法は宗派によって異なりますが、前の人に倣って行うか、自身の宗派の作法で行っても問題ありません。
厳粛な雰囲気の中で故人の冥福を祈り、静かに手を合わせる時間が法要の中心となります。

 

僧侶による法話のあとに墓参りをする

読経が終わると、僧侶から法話が行われます。
仏教の教えや故人を偲ぶためのありがたいお話に耳を傾けます。
法話の終了後、会場がお墓に近い場合は全員で墓参りへ移動します。
お墓の前で改めて線香を手向け、花や水を供えて合掌します。

墓地が遠方にある場合や天候が悪い場合は、墓参りを省略したり、別の日に行ったりすることもあります。
墓前での供養を終えることで、法要としての儀式が一通り終了します。

 

施主と参列者で会食の席を囲む

儀式が終わったあとは、場所を移して会食を行います。
施主が改めてお礼の言葉を述べ、献杯の挨拶を行ってから食事を始めます。
故人の思い出話に花を咲かせながら、和やかな雰囲気で食事を楽しむことが供養の一つとなります。

施主は各テーブルを回って参列者に挨拶をし、感謝の気持ちを伝えます。
会食の終わり頃には、引き出物を渡して散会となります。
なお、時間の都合などで会食を行わない場合は、折詰弁当と引き出物を渡して解散することもあります。

 

七回忌に参列する際のふさわしい服装

七回忌ともなると、葬儀や四十九日の頃に比べて服装の規定が少し緩やかになる傾向があります。
しかし、法事という改まった場であることに変わりはなく、失礼のない身だしなみを心がけるべきです。

施主側と参列者側で求められる格式が異なる場合もあるため、それぞれの立場で適切な服装を選ぶことが大切です。
案内状に「平服でお越しください」と記載されていることも多いですが、その言葉を鵜呑みにして普段着で行くのはマナー違反となります。

 

施主や遺族は略礼装を着用する

主催者である施主や遺族は、参列者を迎える立場として、整った服装をすることが求められます。
男性であればブラックスーツなどの略礼装、女性であれば黒や紺の落ち着いた色合いのワンピースやスーツ、あるいは略喪服を着用するのが一般的です。

三回忌までは正喪服を着ることもありますが、七回忌以降は少し格式を下げた略礼装へと移行していくのが通例です。
礼服でなくても構いませんが、地味で品のある服装を心がけ、主催者としての品格を保つようにします。

 

参列者は案内状の記載に従い平服を選ぶ

参列者の場合、案内状に「平服で」との指定があれば、それに従います。
ここで言う平服とは、普段着ではなく「略礼装」を指します。
男性はダークスーツに落ち着いた色のネクタイ、女性は地味な色味のスーツやワンピースなどが適しています。
派手なアクセサリーや過度な化粧は避け、あくまで弔事の場にふさわしい装いを心がけます。

殺生を連想させる革製品や毛皮などは避けるのがマナーです。
指定がない場合でも、施主より格が高くならないよう配慮しつつ、失礼のない服装を選んでください。

 

子供や学生は学校の制服を着用する

未成年の子供や学生が参列する場合、学校の制服があればそれが正装として扱われます。
黒や紺の制服であれば、法事の場でも全く問題ありません。

制服がない幼児や小学生の場合は、黒や紺、グレーなどの落ち着いた色の服を選びます。
白いシャツに黒いズボンやスカートを合わせるなど、清潔感のある服装であれば大丈夫です。
キャラクターが大きく描かれた服や、音が鳴る靴などは避け、静かな儀式の場に馴染む格好をさせることが保護者の配慮として大切です。

 

七回忌で用意する香典やお布施の金額相場

法要に際してはお金のマナーも重要です。
参列者は香典を用意し、施主は僧侶へのお布施を準備します。
それぞれの金額相場は、地域や故人との関係性、法要の規模によって変動します。

いくら包むべきか迷ったときは、周囲の年長者や詳しい人に相談するのも一つの方法ですが、一般的な目安を知っておくといざという時に役立ちます。
ここでは、包む金額の相場や費用に関する基本的な考え方を解説します。

 

故人との関係性別に見る香典の目安

参列者が持参する香典の金額は、故人との血縁関係の深さによって異なります。
一般的に、故人が両親や祖父母などの近い親族である場合は、1万円から3万円程度が目安とされています。
兄弟姉妹や親戚の場合も同様に1万円から3万円の範囲で包むことが多いです。

一方、友人や知人の場合は5千円から1万円程度が相場となります。
また、法要のあとに会食がある場合は、食事代を考慮して5千円から1万円ほど上乗せして包むのがマナーとされています。
夫婦で参列する場合は、二人分の金額を一つの封筒に入れて渡します。

 

僧侶へのお礼として包むお布施の目安

施主が僧侶へ渡すお布施の金額は、一般的に3万円から5万円程度が相場と言われています。
ただし、地域やお寺との付き合いの深さによっては、2万円程度から包むケースも見られます。
この金額はあくまで読経に対するお礼であり、別途「御車代」や会食を辞退された場合の「御膳料」が必要になることもあります。

お布施には定価がないため判断が難しいですが、過去の法要の記録を確認するか、直接お寺に「他の方はどれくらい包まれていますか」と尋ねてみるのも失礼にはあたりません。
無理のない範囲で、感謝の気持ちを表すことが大切です。

 

お金の包み方や表書きに関するマナー

香典やお布施を包む際は、専用の袋を使用し、正しい書き方で準備します。
香典袋の水引は、地域によって異なりますが、一般的には黒白や双銀の結び切りが使われます。

表書きは、四十九日を過ぎているため「御霊前」ではなく「御仏前」や「御供」と書くのがマナーです。
名前は薄墨ではなく、通常の濃い黒色の筆ペンや筆で書くことが一般的です。
お札を包むときは、肖像画が裏側に来るように入れるなどの作法にも注意し、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが礼儀です。

 

まとめ

七回忌は、故人が旅立ってから満6年という歳月を経て行われる重要な供養の節目です。
家族だけで静かに行う場合でも、親族を招いて盛大に行う場合でも、故人を偲び感謝の気持ちを伝えるという本質に変わりはありません。

日程の数え方や服装、お布施や香典のマナーなど、配慮すべき点は多岐にわたりますが、一つひとつの意味を理解し準備を進めることで、心温まる法要となるはずです。
形式や作法を尊重しつつ、参列者全員が故人を思い出し、心を通わせる時間を過ごせるよう努めてください。

ちょっとした疑問やお悩みも多数
ご相談いただいております

早期申し込みがおトク!
「そなえ割」 年会費0円・入会費0円 最大割引60,000円(税別) 「そなえ割」 年会費0円・入会費0円 最大割引60,000円(税別)