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弔電の送り方とマナー|NTTなどでの申し込み方や家族葬の場合も解説

お葬式の知識やマナー、宗派や喪主のこと、そして用語集など、
知っておくべき情報をお届けします。ぜひご活用ください

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「イオンのお葬式」
が書いてます

葬儀では普段耳慣れない言葉が多く、
独自の作法や意味を持つものもあります
慌てないためにも、私たち「イオンのお葬式」が
わかりやすくご紹介します

お葬式・法要の知識・マナー

弔電の送り方とマナー|NTTなどでの申し込み方や家族葬の場合も解説

弔電の送り方とマナー|NTTなどでの申し込み方や家族葬の場合も解説

急な訃報に接した際、お通夜や告別式に参列できない場合に弔電を送ることがあります。
しかし、いざ送るとなると、申し込み方法や文面の書き方といった弔電の送り方で迷うことも少なくありません。

この記事では、弔電の基本的な申し込み手順から、宛名や差出人の書き方、文面作成で守るべきマナー、そして近年増えている家族葬での対応まで、弔電に関する網羅的な情報を提供します。
いざという時に慌てず、故人やご遺族に失礼のないよう、弔意を伝えるための知識を解説します。

 

そもそも弔電とは?通夜や告別式に参列できない場合に送る電報

弔電とは、お通夜や告別式といったお葬式に参列できない場合に、故人や遺族に対してお悔やみの気持ちを伝えるために送る電報のことです。
葬儀・葬式の場で読み上げられることで、参列できなかった人の弔意を故人に届け、遺族の心を慰める役割を果たします。

弔電は、故人を偲び、遺族に寄り添う気持ちを表すための大切な通信手段であり、古くから日本の弔事における慣習として根付いています。
心のこもったメッセージを送ることで、遠くからでもお悔やみの気持ちを伝えられます。

 

弔電の基本的な申し込み方法4選

弔電を送る際には、いくつかの申し込み方法があります。
最も一般的なのはNTTのサービスですが、他にも郵便局や民間の電報サービスを利用することも可能です。
それぞれのサービスには特徴があり、受付時間や料金、選べる台紙の種類も異なります。

ここでは代表的な4つの申し込み方法を紹介しますので、ご自身の状況や故人との関係性に合わせて最適な手段を選択してください。

 

1. NTTの電話で申し込む

最も古くから知られている方法が電話での申し込みです。局番なしの「115」に電話をかけるとオペレーターにつながり弔電を依頼できます。インターネットの操作が苦手な方や文面について相談しながら決めたい場合に適しています。

オペレーターに届け先やメッセージ内容、差出人情報などを口頭で伝えるだけで手続きが完了します。NTT東日本およびNTT西日本の115番電報の受付時間を確認の上、連絡しましょう。料金は月々の電話料金と合算して支払うことが可能ですが、特定の回線や申し込み方法によってはクレジットカード払いが選択できる場合もあります。初めてで不安な方でもオペレーターの案内に従ってスムーズに申し込めるのが特徴です。

 

2. NTTのインターネット(D-MAIL)で申し込む

現在、主流となっているのがNTTのインターネット電報サービス「D-MAIL」を利用する方法です。
パソコンやスマートフォンから24時間いつでも申し込めるため、日中に時間が取れない方でも手軽に利用できます。

ネット上では、多種多様な台紙のデザインを画像で確認しながら選べるほか、関係性に応じた文例も豊富に用意されているため、文面作成の参考になります。
画面の指示に従って入力していくだけで簡単に申し込みが完了し、クレジットカードなどで決済できる利便性の高さが特徴です。

 

3. 郵便局のレタックスを利用する

郵便局が提供する「レタックス」というサービスを利用して、お悔やみのメッセージを送る方法もあります。
レタックスの最大の特徴は、手書きの文章やイラストなどをそのままの形で送れる点です。
パソコンで作成した文書も送付可能で、オリジナリティのある弔電で気持ちを伝えたい場合に適しています。
申し込みは郵便局の窓口のほか、インターネットからも受け付けています。

文字数によって料金が変わる電報とは異なり、A4の専用台紙1枚あたりの料金設定となっているため、長いメッセージを送りたい場合にも利用しやすいサービスです。

 

4. その他の電報サービスから送る

NTTや郵便局以外にも、様々な企業が電報サービスを提供しています。
これらのサービスは、各社が独自のデザイン性の高い台紙を用意しているのが特徴です。
プリザーブドフラワーや線香、カタログギフトなどがセットになった商品も多く、多様なニーズに応えています。
料金体系も様々で、比較的安い金額で送れるシンプルなものから、高級感のあるものまで幅広く揃っています。

インターネットで複数のサービスを比較し、台紙のデザインや付帯サービス、全体の金額などを考慮して、故人や遺族に最もふさわしいと思われるものを選ぶことができます。

 

【5ステップ】インターネットで弔電を申し込む手順

時間や場所を選ばずに申し込めるインターネットは、弔電を送る手段として広く利用されています。
特に法人やビジネス関係で弔電を送る際には、迅速かつ確実に手配できるため重宝されます。
しかし、初めて利用する際は手順に戸惑うかもしれません。

ここでは、台紙の選択から支払い完了まで、一般的なインターネットでの申し込み手順を5つのステップに分けて具体的に解説します。
この流れを把握しておけば、誰でもスムーズに手配が可能です。

 

ステップ1. 好みの台紙を選ぶ

最初に、弔電のメッセージを記載する台紙を選びます。
台紙には、シンプルな紙製のものから、刺繍や押し花があしらわれた高級感のあるものまで様々な種類があります。
故人の人柄を偲ばせるデザインや、遺族の心を慰めるような落ち着いた色合いのものを選ぶとよいでしょう。

また、プリザーブドフラワーなどの供花や、線香といったお花以外の品物がセットになった台紙も選択できます。
これらは弔意をより深く表現する方法として選ばれることがあります。
故人との関係性や予算に応じて、最適な台紙を選択してください。

 

ステップ2. メッセージを作成する

次に、弔電に記載するメッセージを作成します。
お悔やみの気持ちを自身の言葉で綴るのが理想ですが、どのような文章にすればよいか迷うことも多いでしょう。
多くの電報サービスのサイトには、故人との関係性(親族、友人、会社関係など)や宗教に合わせた豊富な例文が用意されています。

これらの例文をそのまま利用したり、一部をアレンジして故人との思い出のエピソードを加えたりすることで、マナーに沿った心のこもったメッセージを簡単に作成できます。
後述する敬称の使い方や忌み言葉のルールにも注意しながら、文章を考えましょう。

 

ステップ3. 届け先の住所と日時を指定する

メッセージが完成したら、届け先の情報を入力します。
宛先は、通夜や告別式が執り行われる葬儀場や式場が一般的です。
斎場の名前だけでなく、住所や電話番号も間違いのないように入力してください。

もし葬儀が自宅で行われる場合は、自宅の住所を指定します。
届け日時は、告別式の開始時刻までに届くように設定するのがマナーです。
弔電は告別式で読み上げられることが多いため、それに間に合うように手配する必要があります。
訃報を受けたら、日時と場所を正確に確認し、早めに手続きを進めることが重要です。

 

ステップ4. 差出人の情報を入力する

届け先を指定した後は、差出人の情報を入力します。
遺族が誰からの弔電かすぐにわかるように、氏名だけでなく、故人との関係性を明確に記載することが大切です。
例えば、「〇〇大学友人」「株式会社〇〇営業部」のように、所属や肩書を併記します。

会社や職場など複数人の連名で送る場合は、役職が上の人から順に名前を記載するのが一般的です。
遺族が後日お礼状などを送る際にも必要となるため、住所や連絡先も正確に入力しておきましょう。

 

ステップ5. 支払い方法を選択して完了

最後に、支払い方法を選択して決済手続きを行います。
インターネットでの申し込みの場合、クレジットカード決済が最も一般的です。
その他にも、携帯電話料金と合算して支払うキャリア決済や、各種電子マネー、法人向けには請求書払いなど、サービスによって様々な支払い方法が用意されています。

利用しやすい方法を選び、画面の指示に従って手続きを進めれば申し込みは完了です。
注文内容の最終確認画面で、届け先や日時、メッセージ内容に誤りがないかを改めて確認してから決済を確定させましょう。

 

弔電はいつまでに送る?通夜・告別式の開始前が基本

弔電をいつ送るかというタイミングは、非常に重要です。
訃報を受けたら、できるだけ早く手配を始めるのが望ましいです。
弔電は、お通夜が始まる前から告別式が開始されるまでの間に届くように手配するのが基本的なマナーとされています。

特に、告別式では弔電が読み上げられることが多いため、少なくとも式の開始前には式場に到着している必要があります。
当日になって慌てないよう、葬儀の日程を確認したら、速やかに申し込み手続きを行いましょう。

 

どうしても間に合わない場合は後日お悔やみ状を送る

訃報を知るのが遅れたなどの理由で、どうしても告別式までに弔電が間に合わない場合は、無理に送ることは控えます。
その代わりとして、後日改めてお悔やみの手紙(お悔やみ状)を送るのがより丁寧な対応です。
お悔やみ状には、お葬式に参列できなかったお詫びや、故人を偲ぶ気持ち、ご遺族を気遣う言葉などを綴ります。
その際に香典を同封する場合は、必ず現金書留を利用して送るようにしてください。

葬儀後のご遺族の負担を考慮し、弔問の代わりに手紙で静かにお悔やみの気持ちを伝えましょう。

 

【迷わない】弔電の宛名と差出人の書き方

弔電を送る際に特に注意が必要なのが、宛名と差出人の書き方です。
届け先は葬儀場であっても、宛名は個人名で送るのが基本です。
誰から誰に宛てたメッセージなのかをご遺族が明確に把握できるよう、正しいマナーに沿って記載する必要があります。

ここで解説するポイントを押さえておけば、迷うことなく適切に弔電を手配できます。
ご遺族に対して失礼のないよう、正確な情報を記載することを心がけましょう。

 

宛名は喪主の名前で送るのが一般的

弔電の宛名、つまり受取人は、葬儀を取り仕切る喪主の氏名で送るのが最も一般的です。
フルネームで「〇〇〇〇様」と記載します。
もし喪主の名前がわからない場合は、無理に調べる必要はなく、「(故人の氏名)様ご遺族様」あるいは「〇〇家ご遺族様」としても問題ありません。

ただし、可能な限り事前に確認し、喪主の名前で送るのが最も丁寧な形です。
故人の配偶者など、喪主以外で特に親しいご遺族に送りたい場合でも、宛名は喪主とし、メッセージ本文の中でその方へのお悔やみの言葉を添えるのがよいでしょう。

 

差出人は故人との関係性がわかるように記載する

差出人の情報は、ご遺族が弔電を受け取った際に、誰からのものかをすぐに判断できるように具体的に記載することが重要です。
自分のフルネームを書くだけでなく、故人との関係性がわかるように所属団体や会社名、肩書などを併記します。

例えば「〇〇高校同級生△△△△」「株式会社□□営業部一同」のように記すことで、ご遺族は故人の生前の交友関係を把握しやすくなります。
連名で送る場合、人数が少なければ全員の名前を記載し、多い場合は「〇〇一同」とまとめます。

 

弔電の文面作成で押さえておきたい3つのマナー

弔電はお悔やみの気持ちを伝えるものであるため、その文面には細やかな配慮が求められます。
ご遺族の心を傷つけたり、不快な思いをさせたりすることのないよう、守るべきマナーがいくつか存在します。

ここでは、特に重要となる「故人への敬称」「忌み言葉」「宗教への配慮」という3つのポイントに絞って解説します。
これらのマナーを理解し、心からの弔意が正しく伝わるメッセージを作成しましょう。

 

故人への敬称を正しく使う

弔電の文面では、故人に対して敬称を用います。
この敬称は、喪主から見た故人との続柄によって変わるため、正しく使い分ける必要があります。
例えば、喪主の父親が亡くなった場合は「ご尊父様」、母親は「ご母堂様」、夫は「ご主人様」、妻は「ご令室様」となります。
祖父の場合は「ご祖父様」、祖母の場合は「ご祖母様」です。

もし喪主との関係がわからない場合や、親戚や友人など様々な方が受け取る可能性がある場合は、故人のお名前に「様」をつけた「〇〇様」という表現を使うのが最も無難です。

 

「忌み言葉」や「重ね言葉」は避ける

お悔やみの場では、使用を避けるべき「忌み言葉」があります。
「死ぬ」「死亡」といった直接的な表現は、「ご逝去」「お亡くなりになる」などの婉曲的な表現に言い換えます。
また、不幸が繰り返されることを連想させる「重ね言葉」(例:重ね重ね、たびたび、くれぐれも)や、「追って」「続く」といった言葉も使用しません。

さらに、仏教以外の宗教、特にキリスト教などでは「冥福」「供養」「成仏」といった仏教用語は用いないため注意が必要です。
これらの言葉を使わずに、お悔やみの気持ちを表現するよう心がけてください。

 

宗教・宗派に配慮した言葉を選ぶ

故人やご遺族が信仰する宗教・宗派によって、死生観が異なるため、用いる言葉にも配慮が求められます。
仏式で一般的に使われる「ご冥福をお祈りいたします」という言葉は、キリスト教や神道では使用しません。

キリスト教の場合は、「安らかな眠りにつかれますよう、心よりお祈り申し上げます」といった表現が適切です。
神道では、「御霊(みたま)のご平安をお祈り申し上げます」などの言葉を用います。
もし宗派が不明な場合は、どの宗教でも共通して使える「謹んで哀悼の意を表します」や「安らかなお眠りをお祈りいたします」といった表現を選ぶのがよいでしょう。

 

家族葬の場合に弔電を送っても良い?遺族の意向を確認しよう

近年増えている家族葬は、親しい身内のみで静かに故人を見送る形式の葬儀です。
そのため、ご遺族から香典や供花、弔問などを辞退する旨の連絡があった場合は、その意向を尊重し、弔電を送るのも控えるのがマナーです。
しかし、特に弔電辞退の申し出がない限りは、お悔やみの気持ちを伝えるために弔電を送っても失礼にはあたりません。

送るべきか迷った場合は、ご遺族の負担にならないよう、事前に確認するのが最も確実です。
弔電を送る際は、ご遺族の気持ちに寄り添うことを第一に考えましょう。

 

弔電の台紙は故人との関係性に合わせて選ぶ

弔電を送る際には、メッセージの内容だけでなく、台紙のデザインも気持ちを伝えるための重要な要素です。
台紙にはシンプルなものから華やかなものまで様々な種類があり、故人との関係性や送る側の立場によって適切なものを選ぶことが望ましいです。
友人として送る場合と、会社として送る場合とでは、ふさわしい台紙が異なります。

ここでは、関係性に応じた台紙選びの一般的な目安を紹介します。

 

友人・知人・同僚へはシンプルな台紙

親しい友人や知人、会社の同僚といった関係性の相手に送る場合、あまりに高価で豪華な台紙を選ぶと、かえってご遺族に気を遣わせてしまう可能性があります。
そのため、派手になりすぎない、シンプルで落ち着いたデザインの台紙を選ぶのが一般的です。
淡い色の押し花があしらわれたものや、清潔感のある上品なデザインのものが適しています。

大切なのは弔意を伝えることであり、台紙で気持ちの大きさを表現するわけではありません。
誠実な気持ちが伝わるような、控えめなデザインを選択しましょう。

 

親族や恩師へは刺繍やプリザーブドフラワー付きの台紙

近しい親族や、生前大変お世話になった恩師など、故人との関係が深く、特別な感謝や敬意を伝えたい場合には、少し格調の高い台紙を選ぶのもよいでしょう。
例えば、西陣織や刺繍が施された布張りの台紙や、お悔やみの気持ちを長く形として残せるプリザーブドフラワーが添えられたものなどが選択肢として挙げられます。

こうした上質な台紙は、深い悲しみと弔意を表現するのにふさわしく、ご遺族にも丁寧な気持ちが伝わります。
故人への特別な思いを込めて選びましょう。

 

会社の取引先へは落ち着いたデザインの台紙

会社として取引先の役員や社員の訃報に際して弔電を送る場合は、会社の代表としての品位が問われます。
そのため、個人的な弔電とは異なり、フォーマルさが最も重視されます。
紫や紺、グレーなどの落ち着いた色調で、漆塗りや布張りといった重厚感のあるデザインの台紙が適しています。
華美な装飾は避け、厳粛で格式のあるものを選びましょう。

これはビジネスマナーの一環であり、会社としての弔意を公式に示すためのものであるため、礼を尽くした選択が求められます。

 

まとめ

弔電は、お通夜や告別式に参列できない場合に故人や遺族へ弔意を伝えるための大切な手段です。
申し込みはNTTの電話やインターネット(D-MAIL)、郵便局のレタックス、その他の電報サービスなど、様々な方法から選択できます。
手配する際は、告別式の開始前までに届くようにするのが基本です。
宛名は喪主名で、差出人には故人との関係性を明記します。

文面を作成する際には、故人への敬称の正しい使い方や、忌み言葉・重ね言葉を避けること、そして宗教・宗派への配慮が不可欠です。
これらのマナーを理解し、故人との関係性に応じた適切な台紙を選ぶことで、心からのお悔やみの気持ちを伝えることができます。

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