亡くなってから葬儀までの日数は?喪主・参列者としての流れを解説!
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葬儀では普段耳慣れない言葉が多く、
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- 新着 更新日:2025.09.10
- お葬式の知識・マナー
亡くなってから葬儀までの日数は?喪主・参列者としての流れを解説!

大切な方が亡くなった際、「何日後に何をすればよいのか」「どのような流れで進めるべきか」と戸惑う方は多いでしょう。亡くなってから葬儀、各種手続きまでの日数は限られており、喪主・参列者ともに迅速な対応が必要になります。
そこで本記事では、故人が亡くなってからの詳しい日数と流れをご紹介します。喪主・参列者それぞれの視点から解説しますので、葬儀に不安を感じている方はぜひ参考にしてみてください。
亡くなってからの日数と葬儀の流れの基本

まずは、故人が亡くなってからの日数を目安に、葬儀の流れについて解説していきます。一般的に、亡くなってから一連の葬儀が終わるまでにかかる日数は3~5日程度です。
初日はご遺体の搬送や葬儀社との打ち合わせを行い、2日目に通夜、3日目に葬儀・告別式と火葬を行うというのが基本的な流れです。親族や参列者の予定や火葬場の空き状況などを加味し、日程を決めましょう。
親族が亡くなってからの日数と葬儀の流れ
親族が亡くなった場合は、喪主や近しい家族が中心となって葬儀の準備を進めます。ここでは、故人が亡くなった当日を始点に、順を追って葬儀の流れを確認していきましょう。
亡くなった当日(1日目)の流れ
1日目は看取りからご遺体の搬送、葬儀の方向性の確認までが主な流れとなります。故人が亡くなった当日は、突然の出来事に精神的に動揺してしまうことでしょう。
限られた時間の中で落ち着いてやるべきことを進められるよう、1日目の基本的な流れを抑えておくことが安心感につながります。
危篤
親族の危篤の連絡を受けたら、できるだけ早く、入院している病院や施設へ向かいましょう。この際、親族や親しい知人への連絡も同時に行うことが大切です。
その瞬間になって慌てないように、あらかじめ連絡する人のリストを作っておくと安心です。
臨終
故人が臨終を迎えると、医師から「死亡診断書」が手渡されます。死亡診断書は火葬や各種手続きに必要な大切な書類ですので、10枚程度コピーを取って保管しておくと安心です。
親族や知人にも、このタイミングで訃報を伝えましょう。
葬儀社への連絡
故人が亡くなったら、できるだけ早く葬儀社に連絡を入れましょう。葬儀社を決める際には、葬儀の形態や規模、求めるサービスを提供しているかを確認することが大切です。
情報がない状態だと葬儀社の決定に時間がかかることもあるため、事前にある程度調査しておくことをおすすめします。
ご遺体の搬送・安置
ご遺体は病院や施設から自宅、もしくは葬儀社の安置施設に搬送されます。日本では故人が亡くなってから24時間が経過しないと火葬できないことが法律で定められています。
そのため、葬儀が1日以上遅れる場合は、数日間の安置期間が必要です。葬儀社と相談しながら、適切な場所と方法で安置を行いましょう。
葬儀社との打ち合わせ
安置が完了したら、葬儀の形式や規模、日程などの詳細について葬儀社打ち合わせを行います。親族の意見や遺言書の内容を踏まえつつ、葬儀社の担当者と調整を進めましょう。
特に、親族のスケジュール、火葬場の空き状況についてはしっかりすり合わせを行い、日程を決定します。
ここまでの流れで不安な点があれば、まずは葬儀社にご相談ください。「イオンのお葬式」のコールセンターは24時間365日、いつでも通話無料でご対応いたします。些細な不安やお悩みでも、お気軽にご相談ください。
亡くなってから2日目の流れ(通夜)
故人が亡くなってから2日目には、通夜が行われるのが一般的です。僧侶や参列者への対応が多くなるため、事前にやるべきことを把握することで当日の不安を軽減できるでしょう。
ここでは、通夜のおおまかな流れを解説していきます。
納棺・湯かんの儀
通夜に向けて、故人のご遺体を棺に納める儀式を「納棺」といいます。納棺の前に故人のご洗体やご洗髪を行う「湯かんの儀」を行うのが一般的です。
納棺や湯かんの儀は葬儀社のスタッフが中心となって進めますが、葬儀社の方針によっては親族が手伝うこともできます。希望がある場合には、事前に伝えておくのがよいでしょう。
進行の確認
通夜に先立ち、喪主や遺族は葬儀社と式全体の流れを確認します。参列者の案内方法や焼香の順番、席順、弔電を読む順番などを確認しておきましょう。
確認や挨拶に予想以上に時間がかかることもあるため、通夜が始まる1~2時間ほど前には会場に到着するのが良いでしょう。
僧侶への挨拶
通夜の読経をお願いする僧侶が到着したら、喪主や遺族は挨拶に伺いましょう。このタイミングでお布施を渡すこともありますが、宗派によって形式が異なるため、葬儀社や会場のスタッフに事前に確認しておくと安心です。
焼香
通夜が始まったら、故人と縁のある方が順番に焼香を行います。まずは喪主や遺族が焼香を行い、続いて参列者へと進むのが一般的です。
通夜振る舞い・参列者への挨拶
通夜が終わった後には、喪主や遺族が参列者にお礼を伝えます。通夜の後には「通夜振る舞い」と呼ばれる会食が行われるので、この場で挨拶をするのが良いでしょう。
亡くなってから3日目の流れ(葬儀・告別式)
3日目には葬儀・告別式、そして火葬が執り行われます。火葬の後は初七日法要、精進落としと続くことが多く、特に多数の儀式が集中するため、5〜6時間程度を要するのが一般的です。
さらに、親族側の対応も多くなるため、事前に流れを把握しておくことが重要です。ここでは3日目の流れを詳しく見ていきましょう。
葬儀・告別式
3日目は、午前中に葬儀と告別式を行うのが一般的です。葬儀では読経、弔辞・弔電、焼香といった儀式を行い、故人の冥福を祈ります。
故人との最後の別れを行う告別式では、焼香や祈祷、献花などで故人を弔います。
出棺
葬儀・告別式が終わったら、ご遺体を火葬場へ移動する出棺を行います。喪主や参列者が副葬品や別れ花を棺の中に入れた後、霊柩車に乗せて火葬場に搬送するのが一般的です。
火葬に参列する方は、葬儀社が用意したマイクロバスや自家用車などで火葬場に向かいます。
火葬
火葬場に到着したら、納めの式と呼ばれる儀式が行われ、その後に火葬という流れが一般的です。納めの式では僧侶による読経、遺族による焼香が行われます。
火葬中、親族は控室で待機し、このタイミングで精進落とし(会食)が行われる場合もあります。精進落としのタイミングは葬儀社やプランによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
収骨
火葬後には、故人のご遺骨を遺族が骨壺に入れる「収骨」が行われます。「お骨上げ」と呼ばれることもあり、近親者が故人を偲ぶ大切な儀式です。
収骨の作法に不安を感じる方も多いですが、葬儀社や火葬場のスタッフに確認すれば丁寧に教えてもらえますので、あまり緊張しすぎず臨みましょう。
初七日法要
初七日法要は、故人が亡くなってから7日目に行う法要です。しかし近年では、参列者の日程調整などを考慮し、火葬の同日に初七日法要を行うことが増えています。
葬儀や告別式と同様に、僧侶による読経の後、参列者による焼香を行います。
精進落とし
火葬場での一連の儀式を終えたら、「精進落とし」と呼ばれる会食が行われます。僧侶や親族、参列者に感謝を伝える場であり、遺族の労をねぎらう意味も込められています。
前述の通り、近年は火葬の待機時間に精進落としを行うケースもあるため、タイミングは事前に確認しておきましょう。
亡くなってから4日目以降の流れ
4日目以降は葬儀当日の慌ただしさが一段落し、落ち着いて事務的な手続きや法要の準備に取り組みます。香典返しや相続、遺品整理など、長期的に対応していく事柄が中心となるため、優先順位をつけて取り組むことが大切です。
ここでは、亡くなってから4日目以降の流れを確認していきましょう。
名義変更・各種手続き
故人が生前に契約していたサービスについては、名義変更やサービス停止の措置が必要になります。特に、年金や保険といった公的手続きは期限が定められているため注意が必要です。
特に期限の短いものとして、以下が挙げられます。
・年金受給停止の手続き(厚生年金は死亡後10日、国民年金は14日以内)
・各種保険の資格喪失手続き・保険証の返納(死亡後14日以内)
・世帯主変更届(死亡後14日以内)
その他、着手すべき手続きを失念しないためにも、随時葬儀社に相談することが大切です。
相続関連の手続き
故人の財産を相続するためには、相続関連の手続きを行う必要があります。遺言書の有無を確認、相続財産の調査をした後、相続方法を決定する流れが基本です。
相続方法は故人の逝去から3ヶ月以内に決定する必要があるので、焦らず熟考するためにも、早めに着手することをおすすめします。
四十九日法要の準備
四十九日法要は、故人が亡くなってから49日目に行われる法要で、四十九日法要の終了をもって「忌明け」とされます。四十九日法要の準備としては日程調整、会場の手配、僧侶の手配が中心です。
また、四十九日法要までに仮位牌から本位牌への切り替えも行いますので、仏具店に製作を依頼しましょう。製作には日数がかかる場合もあるため、余裕を持って準備を進めることが大切です。
納骨
四十九日法要後に納骨を行うケースも多いため、墓地や納骨堂の準備を進めておくと安心です。ただし、納骨の時期については親族の都合やお墓の準備状況によって調整できますので、親族や葬儀社と相談しながら進めていきましょう。
香典返し
四十九日法要を終えてから1ヶ月以内を目安に、葬式でお世話になった方に対して返礼品を送り、香典返しを行います。
返礼品の費用相場は、香典でいただいた金額の3分の1〜半額程度が良いでしょう。贈る品物にはタオルやお茶、カタログギフトなどが選ばれることが多くなっています。
遺品整理
遺品整理は、故人が生前大切にされていた品を遺族が整理することを指します。日用品だけでなく、故人の思い出が詰まった品や財産的価値の高いものも含まれるため、遺族で話し合いながら進めることが重要です。
遺品が多かったり、処理方法に悩んだりする場合は、専門業者に依頼すると心身の負担を軽減できるでしょう。
「イオンのお葬式」では葬儀だけでなく、葬儀後の遺品整理や相続まで徹底サポートさせていただきます。
葬儀前から葬儀後までお客様に寄り添ってサポートさせていただきますので、安心してお任せください。
知人が亡くなってからの日数と葬儀の流れ

ここまで、親族が亡くなってからの葬儀の流れを解説してきました。ここからは、知人や友人として葬儀に参列する場合の流れを解説していきます。
参列者は遺族を支える立場でもありますので、流れを抑えて適切な対応を行うことが重要です。亡くなった当日から3日目までの流れを中心に見ていきましょう。
亡くなった当日(1日目)の流れ
知人が亡くなった場合、まずは遺族からの連絡を静かに待ちましょう。遺族はご遺体の搬送や葬儀社との打ち合わせで慌ただしくしているため、連絡する余裕がないということも少なくありません。
また、通夜や葬儀の詳細がまだ決まっていない段階では、連絡や質問を重ねることは控えるのが礼儀です。遺族から正式な案内が届き次第、予定を調整できるよう準備をしておきましょう。
亡くなってから2日目の流れ(通夜)
知人として通夜に参列する場合、以下のような流れになります。
受付
会場に到着したら、まず受付で芳名帳に記名を行い、香典を袱紗(ふくさ)に包んで手渡しましょう。
焼香
式中は僧侶の読経があり、参列者は順番に焼香を行います。数珠を持参し、合掌・一礼をしてから静かに焼香を行いましょう。
焼香の回数は宗派によって異なりますが、遺族の作法に従って行うと安心です。
通夜振る舞い

通夜の後には通夜振る舞いとして、食事の席が設けられます。遺族から参列者への感謝を示す場でもありますので、短時間でも出席するのが望ましいです。
飲食は控えめにして、遺族に軽いご挨拶をしてから退席すると良いでしょう。
亡くなってから3日目の流れ
故人が亡くなってから3日目には、葬儀と告別式が執り行われます。2日目の通夜よりも長時間の参列となるため、全体の流れをしっかり把握しておきましょう。
焼香
葬儀・告別式でも焼香の時間が設けられます。通夜と同様、遺族や僧侶の焼香に倣って、心を込めて焼香しましょう。
出棺
棺が会場から霊柩車へと運ばれる「出棺」の際は、参列者は黙礼して故人を見送ります。火葬に立ち会わない場合、これが故人との最後のお別れの場面となります。悔いのないよう、心を込めてお見送りしましょう。
火葬
知人がなくなった場合、会場で解散となるケースが多い一方、特に親しい間柄では火葬に同席する場合もあります。
ただし、特に親しい知人についてはその限りではなく、火葬に立ち会う場合もあるでしょう。その場合は火葬場スタッフの指示に従いつつ、遺族とともに火葬に立ち会います。
初七日法要・精進落とし
初七日法要は火葬と同日に行われるケースが増えているため、知人として参列を求められることもあります。葬儀と同様、僧侶の読経にあわせて焼香を行います。
法要後、もしくは火葬中には精進落としと呼ばれる食事の席が設けられるのが一般的です。通夜振る舞いと同様、遺族から参列者への感謝の気持ちですので、短時間でも出席するように心がけましょう。
参列者としてのマナー
知人や友人として葬儀に参列する際には、遺族に負担をかけない立ち居振る舞いが大切です。適切なマナーを守ることで、故人への弔意を示すと同時に遺族への配慮を伝えることができます。
ここでは参列時に気をつけたい基本的なマナーを解説していきます。
連絡のマナー
訃報を受けた際には、まず「お悔やみ申し上げます」と短く言葉を伝えましょう。詳細を聞くことはせず、遺族からの案内を待つのが適切です。
連絡を受けたらできるだけ早く予定を調整し、通夜や葬儀に参列できるよう準備をしましょう。
服装のマナー
通夜や葬儀に参列する際には、喪服を着用するのが基本です。通夜では地味な色合いのスーツでも問題ありませんが、葬儀では正式な喪服を身につけましょう。
結婚指輪以外のアクセサリーは控え、靴やバッグも光沢のない黒のもので統一します。
欠席時の連絡
やむを得ず参列できない場合は、早めに遺族へその旨を伝えます。具体的な理由を述べる必要はなく、「やむを得ない理由で」といった伝え方で問題ありません。
その際、弔電を書いたり、香典・供花を送ったりすることで弔意を伝えるのも良いでしょう。
焼香の作法
焼香は、参列者が故人に別れを告げる大切な儀式です。基本的には数珠を持ち、合掌・一礼して香をくべ、再び合掌します。回数は1〜3回が一般的ですが、これらの作法は宗派によって違いがあります。
迷ったときには遺族の作法に合わせると安心です。会場スタッフに質問するのも良いでしょう。
お悔やみの言葉のマナー
遺族への言葉は、できるだけ短く落ち着いたものを選びましょう。「ご愁傷さまです」「心よりお悔やみ申し上げます」が基本となります。
避けるべき言葉として「再び」「重ね重ね」など、不幸が続くことを連想させる忌み言葉がありますので注意が必要です。
参列者としてやってはいけないこと
葬儀は厳粛な場であり、ちょっとした振る舞いが遺族の心を深く傷つけてしまうこともあります。思わぬ行為が無礼にあたる場合もあるため、やってはいけないことをあらかじめ知っておくことが大切です。
ここでは特に注意すべき行動に焦点を当てて紹介していきます。
式への遅刻
葬儀や通夜では、特に時間厳守を心がけましょう。遅刻すると失礼にあたるだけでなく、式の進行を妨げてしまう可能性もあります。
やむを得ず遅れる場合は、事前に連絡し、到着後は会場スタッフの指示に従って、静かに入場しましょう。
長時間の会話
会場内での雑談や私語、大きな声での会話は控えるべきです。故人を悼む場であることを意識し、必要なやり取りも簡潔に済ませます。
知人や友人と会って懐かしさを感じても、私語は最低限に留めましょう。
死因や状況を尋ねる
亡くなった経緯や病気の詳細を遺族に聞くことは避けましょう。遺族にとって非常に辛い記憶を呼び起こすことになり、場の空気を乱す原因になります。
どうしても事情を知りたい場合でも、葬儀の場では控えるのがマナーです。
通夜振る舞いを断る
通夜のあとに供される通夜振る舞いは、遺族からの「故人を偲んでください」という気持ちが込められています。
時間がない場合でも、一口だけ箸をつけるなど、最低限の礼を尽くすことが望ましいとされています。どうしても出席が難しい場合は、無言で立ち去るのではなく、遺族や会場スタッフに対して丁寧に辞退の意を伝えましょう。
亡くなってからの日数と流れを把握して安心の葬儀を
今回は故人が亡くなってから葬儀に至るまでの流れについて、親族と参列者それぞれの立場から詳しくご紹介しました。
葬儀は短期間のうちに数多くの準備や儀式を行う必要があり、遺族にとっては体力的にも精神的にも大きな負担となります。また、知人が亡くなって葬儀に参列する場合には、遺族に配慮した丁寧な立ち回りが求められます。
いずれの立場においても、事前に葬儀の全体の流れを知ることで、不安を軽減し、落ち着いて対応することができます。
「イオンのお葬式」では、24時間365日のサポート体制で葬儀に関するご相談を承っております。故人が亡くなってからの流れがわからず不安を感じている場合、まずはお気軽にご相談ください。安心の葬儀を実現するために、誠心誠意サポートさせていただきます。
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