納骨はいつまでに行う?時期の目安と準備・当日の流れを解説
お葬式の知識やマナー、宗派や喪主のこと、そして用語集など、
知っておくべき情報をお届けします。ぜひご活用ください
この記事は
「イオンのお葬式」
が書いてます
葬儀では普段耳慣れない言葉が多く、
独自の作法や意味を持つものもあります
慌てないためにも、私たち「イオンのお葬式」が
わかりやすくご紹介します
お墓・霊園・お骨・永代供養の知識
- 新着 更新日:2026.02.25
- お墓・霊園・お骨・永代供養の知識
納骨はいつまでに行う?時期の目安と準備・当日の流れを解説

身近な方が亡くなった後、遺骨をお墓に納める「納骨」をいつまでに行うべきか、悩む方は少なくありません。
納骨はいつまでにするもの、という明確な法的期限はありませんが、一般的に選ばれやすい時期が存在します。
この記事では、納骨を行う時期の目安から、必要な準備、当日の流れ、費用について解説します。
ご自身の状況に合わせて、最適なタイミングで故人を偲ぶための参考にしてください。
納骨に法的な期限はない!一般的な5つのタイミングを紹介
納骨をいつまでに行わなければならないという法律上の決まりはなく、遺骨を自宅で保管し続けることも可能です。
しかし、多くの場合は親族が集まる法要などの節目に合わせて行われます。
一般的には、故人が亡くなってから早いタイミングが良いとされますが、家庭の事情やお墓の準備状況によって最適な時期は異なります。
ここでは、納骨のタイミングとしてよく選ばれる5つの時期を紹介します。
最も一般的なのは四十九日法要に合わせる時期
納骨を行う時期として最も一般的なのが、故人の忌明けである四十九日(49日)法要に合わせるタイミングです。
仏教では、故人の魂は49日間この世をさまよい、審判を経て極楽浄土へ旅立つと考えられています。
このため、忌明けの節目となる四十九日法要と同時に納骨式を執り行うことで、故人の成仏を願い、遺族にとっても気持ちの区切りをつけやすいという理由から、多くの人に選ばれています。
また、法要と納骨式を同日に行うことで、遠方に住む親族が集まりやすいという利点もあります。
お墓の準備が間に合わない場合は百箇日法要
新しくお墓を建てる場合、墓石の建立には2〜3ヶ月かかることがあり、四十九日法要までに準備が間に合わないケースも少なくありません。
その場合に、次の納骨のタイミングとして選ばれやすいのが百箇日法要です。
百箇日は、故人が亡くなってから100日目に行う法要で、「卒哭忌(そっこくき)」とも呼ばれ、遺族が泣き悲しむ日々を卒業し、悲しみに区切りをつける日とされています。
いつまでにするか焦る必要はなく、お墓の準備が整うこの時期に、落ち着いて納骨式を行うのも良い選択肢です。
親族が集まりやすい新盆(初盆)の時期
故人が亡くなって四十九日を過ぎた後に初めて迎えるお盆を「新盆(にいぼん・あらぼん)」または「初盆(はつぼん)」と呼びます。
お盆の時期は夏休みと重なることが多く、遠方に住む親族も帰省しやすいため、多くの人が集まれるこのタイミングで納骨式を行うケースもよく見られます。
特に、故人が亡くなった日がお盆に近い場合、四十九日法要からあまり日を置かずに新盆を迎えることになるため、親族の負担を考慮してこの日に合わせるという判断もあります。
皆で故人を偲びながら納骨できる良い機会となります。
一周忌や三回忌など年忌法要のタイミング
四十九日や百箇日で納骨ができなかった場合や、もう少し時間をかけて気持ちの整理をしたいと考える方は、一周忌や三回忌といった年忌法要のタイミングで納骨を行います。
一周忌は故人が亡くなってから満1年、三回忌は満2年の命日に行われる重要な法要です。
お墓の建立に時間がかかったり、故郷から離れた場所に住んでいたりするなど、さまざまな事情で納骨が遅れる場合でも、これらの節目に納骨式を執り行うことで、親族も集まりやすく、落ち着いて故人を供養することができます。
三回忌までには納骨する、という考え方が一つの目安にもなっています。
火葬した当日に納骨を行うケースもある
地域や宗派の慣習によっては、火葬したその日のうちに納骨まで済ませることもあります。
特に、すでに入るお墓が決まっている場合や、墓地が火葬場に隣接している場合にこのケースが見られます。
葬儀から火葬、納骨までを一日で終えるため、遺族や参列者の身体的な負担や、何度も集まる時間的な負担を軽減できるという利点があります。
ただし、故人とゆっくりお別れする時間が短くなることや、親族への事前説明が必要になる点も考慮しなければなりません。
火葬当日の納骨を検討する場合は、葬儀社や寺院と事前に相談しておくことが重要です。
すでにお墓がある場合の納骨準備|4つのステップで解説
すでにご先祖様が眠るお墓がある場合、納骨までの準備は比較的スムーズに進められます。
しかし、段取りを間違えると関係者に迷惑をかけてしまう可能性もあるため、計画的に進めることが大切です。
お墓への納骨を滞りなく行うためには、お寺や霊園、石材店、親族への連絡と必要書類の準備が不可欠です。
ここでは、お墓に遺骨を納める際の具体的な準備を4つのステップに分けて解説します。
ステップ1:お寺や霊園の管理者に連絡して日程を調整する
まず最初に行うべきは、お墓があるお寺や霊園の管理者へ連絡し、納骨式を行いたい旨を伝えることです。
納骨式では僧侶に読経を依頼するのが一般的なため、菩提寺の住職のスケジュールを確認し、希望の日程をいくつか伝えて調整します。
公営霊園や民営霊園で特定の宗派に属さない場合は、自分で僧侶を手配する必要があります。
日程が決まらないと他の準備を進められないため、できるだけ早めに連絡しましょう。
また、この時に納骨式当日の流れやお布施の金額など、不明な点があれば合わせて確認しておくと安心です。
ステップ2:墓石への彫刻を石材店に依頼する
納骨式の日程が決まったら、次に石材店へ連絡します。
納骨の際には、墓石のカロート(納骨室)の開閉作業を石材店に依頼する必要があります。
また、墓誌(戒名や没年月日を刻む石板)に故人の戒名、俗名、没年月日、享年などを新たに彫刻してもらう作業も必要です。
彫刻には数週間かかる場合があるため、納骨式の日程から逆算して早めに依頼することが重要です。
石材店によっては、彫刻と納骨当日のカロート開閉作業をセットで請け負ってくれるところもあります。
お寺や霊園が指定する石材店があるかどうかも事前に確認しておきましょう。
ステップ3:納骨式に参列してほしい親族へ連絡する
納骨式の日時と場所が確定したら、参列してほしい親族や故人と親しかった友人へ連絡します。
連絡方法は電話や手紙、メールなど状況に応じて選びますが、少なくとも納骨式の1ヶ月前までには案内状を送付するのがマナーです。
案内状には、日時、場所、当日の服装、そして納骨式後の会食の有無を明記し、出欠の返信期日も記載しておきましょう。
誰を呼ぶかという点に明確な決まりはありませんが、一般的には三親等以内の親族を呼ぶことが多いです。
家族だけで静かに行いたい場合は、その旨を事前に伝えておくと、後のトラブルを避けられます。
ステップ4:納骨式当日に必要な書類を準備する
納骨を行う際には、法律上いくつかの書類が必要となります。
最も重要なのが「埋葬許可証」です。
これは、火葬場で遺骨を受け取る際に、火葬許可証に火葬執行済の印が押されたもので、これがないとお墓に遺骨を納めることができません。
通常は骨壷の箱の中に一緒に保管されています。
また、霊園によっては「墓地使用許可証(永代使用承諾証)」の提示を求められる場合があります。
これらの書類は紛失すると再発行に手間がかかるため、事前に場所を確認し、当日は必ず施主が持参するようにしましょう。
まだお墓がない場合はどうする?納骨までの3つの選択肢
近年では、生前にお墓を準備していないケースも増えています。
葬儀の時点でお墓がない場合、遺骨をどこに安置し、どのように供養していくかを決めなければなりません。
お墓を新たに建てるには時間と費用がかかるため、すぐに納骨ができない状況も考えられます。
しかし、お墓を建てる以外にも供養の方法は多様化しており、家族の形やライフスタイルに合わせた選択が可能です。
ここでは、お墓がない場合の3つの選択肢を紹介します。
選択肢1:お墓を建てる(完成まで2〜3ヶ月が目安)
従来通りのお墓を新たに建てる選択肢です。
まず、墓地となる土地(公営霊園、民営霊園、寺院墓地など)を探して契約し、次に石材店を選んで墓石のデザインや石の種類を決めます。
契約から墓石の建立、完成までには一般的に2〜3ヶ月程度の期間が必要です。
そのため、四十九日法要に合わせた納骨は難しい場合が多く、一周忌などを目途に準備を進めるのが現実的です。
お墓が完成するまでの間、遺骨は自宅で安置するか、お寺や霊園の一時預かりサービスを利用します。
費用はかかりますが、代々受け継いでいける場所を確保できるのが大きな利点です。
選択肢2:一時的に納骨堂や手元供養で遺骨を安置する
すぐにお墓を建てることが難しい場合や、供養方法をじっくり考えたい場合には、一時的に別の場所で遺骨を安置する方法があります。
選択肢の一つが「納骨堂」です。
納骨堂は、屋内に設けられた個人や家族用の納骨スペースで、天候に左右されずお参りできるのが特徴です。
また、「手元供養」という形で、遺骨の一部を小さな骨壷やペンダントなどに入れて自宅で供養する方法も選ばれています。
残りの遺骨はお寺などに預かってもらいます。
これらの方法は、気持ちの整理がつくまで故人を身近に感じていたいと考える方に適しています。
選択肢3:永代供養墓や樹木葬など新しい供養方法を検討する
お墓の承継者がいない、あるいは子供に負担をかけたくないといった理由から、新しい形の供養方法を選ぶ人が増えています。
代表的なのが「永代供養」です。
永代供養とは、遺族に代わって霊園やお寺が遺骨の管理・供養を永続的に行ってくれる仕組みで、合祀墓や集合墓といった形があります。
また、墓石の代わりに樹木を墓標とする「樹木葬」や、遺骨を海や山に撒く「散骨」なども選択肢の一つです。
これらの方法は、従来のお墓に比べて費用を抑えられる場合が多く、それぞれの価値観に合った供養の形を実現できるのが特徴です。
納骨式にかかる費用の内訳とそれぞれの相場
納骨式を行うにあたって、どのくらいの費用がかかるのかを事前に把握しておくことは重要です。
納骨式にかかる費用は、主に「お布施」「石材店への支払い」「会食費」「お供え物代」の4つに分けられます。
それぞれの相場は、地域や納骨式の規模、依頼するお寺や石材店によって変動します。
ここでは、納骨式にかかる費用の内訳と、それぞれの一般的な相場について解説しますので、予算を立てる際の参考にしてください。
僧侶への感謝を示す「お布施」
納骨式で僧侶に読経を依頼した場合、感謝の気持ちとして「お布施」を渡します。
お布施は読経料や戒名料などを含めた総称であり、決まった金額はありませんが、一般的な相場は3万円〜5万円程度とされています。
また、僧侶に墓地まで出向いてもらった場合は、交通費として「お車代」を5,000円〜1万円程度、納骨式後の会食に僧侶が参加しない場合は「御膳料」を5,000円〜1万円程度、お布施とは別に包むのがマナーです。
金額に迷う場合は、事前にお寺や葬儀社に相談してみるのもよいでしょう。
石材店に支払う「彫刻料」や「作業料」
石材店には、主に2つの作業に対する支払いが発生します。
一つは、墓誌や墓石に故人の戒名や没年月日などを彫刻してもらう「彫刻料」です。
この相場は2万円〜5万円程度が一般的です。
もう一つは、納骨式当日に墓石のカロート(納骨室)の蓋を開閉してもらう「作業料」で、相場は1万円〜3万円程度です。
これらの費用は石材店によって異なるため、事前に見積もりを取って確認しておきましょう。
お寺や霊園によっては指定の石材店がある場合もあるため、最初に確認が必要です。
参列者をもてなすための「会食費」
納骨式を終えた後、参列者や僧侶への感謝を込めて会食の席を設けるのが一般的です。
この会食にかかる費用は、一人あたり3,000円〜1万円程度が相場となります。
会場としては、お寺や霊園の法要施設、ホテル、レストランなどが利用されます。
会食の費用は、参列者の人数によって大きく変動するため、事前に出欠を確認しておくことが大切です。
また、参列者から香典をいただいた場合、会食が返礼品の代わりとなりますが、別途引き出物を用意することもあります。
その場合、引き出物の相場は2,000円〜5,000円程度です。
お供え物や供花にかかる費用
納骨式当日に、祭壇やお墓にお供えするための供花やお供え物も準備が必要です。
供花は、故人が好きだった花や、白や淡い色合いの菊、ユリ、カーネーションなどがよく選ばれます。
一対で用意する場合が多く、費用相場は5,000円〜2万円程度です。
お供え物としては、故人が生前好きだったお菓子や果物、お酒などを用意します。
こちらの費用相場は5,000円〜1万円程度が目安です。
これらの準備は施主が行いますが、参列者が持参してくれる場合もあります。
お供えしたものは、式の後に参列者で分けて持ち帰るのが一般的です。
納骨式当日の流れと服装・持ち物のマナー
納骨式の準備が整ったら、当日の流れやマナーについてもしっかりと確認しておきましょう。
特に初めて施主を務める場合、何をするのか分からず不安に感じることも少なくありません。
当日の進行をスムーズに行い、参列者に対して失礼のないようにするためには、一般的な式次第や服装、必要な持ち物を事前に把握しておくことが大切です。
ここでは、納骨式当日の流れと、施主や参列者として知っておくべきマナーについて解説します。
【当日の流れ】施主挨拶から会食まで
納骨式の一般的な流れは以下の通りです。
まず、墓前に参列者が集まり、施主が開始の挨拶を行います。
次に、石材店によって開けられたカロート(納骨室)に、施主の手で骨壷を納めます。
その後、僧侶による読経が行われ、施主から順に焼香をします。
読経と焼香が終わったら、僧侶が退場し、石材店がカロートの蓋を閉めて納骨の儀式は終了です。
最後に再び施主が参列者へ感謝の挨拶を述べ、この後、会食の席が設けられている場合は会場へ移動します。
会食の最後にも施主が締めの挨拶をしてお開きとなります。
【服装】基本は喪服!時期によっては平服でも可
納骨式の服装は、行う時期によって異なります。
四十九日法要と合わせて行う場合は、葬儀と同様に喪服(正喪服または準喪服)を着用するのが一般的です。
施主と三親等以内の親族は、正式な喪服を着用します。
一方、一周忌以降の法要に合わせて納骨する場合は、略喪服(平服)でも問題ないとされています。
男性はダークスーツ、女性はダークカラーのワンピースやアンサンブルなどが略喪服にあたります。
ただし、「平服で」と案内があった場合でも、普段着ではなく、フォーマルな服装を心がけるのがマナーです。
【持ち物】埋葬許可証など施主側で用意するものリスト
施主が納骨式当日に準備すべき持ち物は以下の通りです。
まず、最も重要なのが「埋葬許可証」と「墓地使用許可証」です。
これがないと納骨できません。
次に、お寺に納める「お布施」、石材店への「作業料」、そして故人の「遺骨」と「遺影」を準備します。
お墓に供える「供花」や「お供え物」、参列者各自が使う「数珠」も忘れないようにしましょう。
その他、線香、ろうそく、ライターなども必要です。
リストを作成し、前日までに全て揃っているか確認しておくと、当日に慌てることがなく安心です。
納骨の時期に関するよくある質問
納骨を初めて経験する方にとっては、時期や手続きに関して多くの疑問や不安が生じるものです。
法律上の決まりはあるのか、お墓の準備が間に合わない場合はどうすればよいのか、といった質問は非常によく寄せられます。
ここでは、納骨の時期に関して特によくある質問をまとめ、それぞれの回答を簡潔に解説します。
これらの回答が、あなたの疑問を解消する一助となれば幸いです。
納骨は大切な儀式ですから、不安な点は事前に解決しておきましょう。
納骨をしないと法律違反になりますか?
結論として、納骨をしないことが直ちに法律違反になることはありません。
遺骨を自宅で保管し続ける「手元供養」も供養の一つの形として認められています。
ただし、墓地、埋葬等に関する法律で定められた場所以外(自宅の庭など)に許可なく遺骨を埋めることは違法です。
また、遺骨を放置したりすれば死体遺棄罪に問われる可能性もあるため、適切に管理する必要があります。
お墓の準備が間に合いません。いつまでに納骨すれば良いですか?
お墓の準備が間に合わない場合でも、焦る必要はありません。
いつまでに納骨しなければならないという法的な期限はないためです。
一般的には、一周忌や三回忌といった年忌法要のタイミングで納骨するケースが多く見られます。
お墓が完成するまでは、自宅で遺骨を安置するか、お寺や霊園の一時預かりサービスを利用しましょう。
家族や親族と相談し、納得のいくタイミングで納骨することが大切です。
納骨式には誰を呼べばいいのでしょうか?
納骨式に誰を呼ぶかについて、明確な決まりはありません。
一般的には、故人の配偶者、子、兄弟姉妹といった近しい親族(三親等以内)を招くことが多いです。
しかし、家族だけで静かに行うことも、故人と特に親しかった友人を招くことも問題ありません。
故人との関係性や遺族の意向を考慮して、参列者の範囲を決めると良いでしょう。
誰を呼ぶか迷った場合は、親族間で相談して決めることをおすすめします。
まとめ
納骨をいつまでに行うかについて、法律上の明確な期限はありません。
最も一般的な時期は四十九日法要と合わせるタイミングですが、お墓の準備状況や遺族の気持ちを考慮し、百箇日、新盆、一周忌、三回忌といった節目を選ぶことも可能です。
大切なのは、家族や親族が納得できる時期に、故人を偲びながら供養することです。
納骨の準備や当日の流れ、費用などを事前に把握し、計画的に進めることで、心穏やかに故人を見送ることができます。
この記事を参考に、ご自身の状況に合った納骨の形を見つける一助としてください。
ちょっとした疑問やお悩みも多数
ご相談いただいております
