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ふくさの包み方-結婚式・葬式でのマナーと渡し方【慶弔と弔事の違いも解説】

お葬式の知識やマナー、宗派や喪主のこと、そして用語集など、
知っておくべき情報をお届けします。ぜひご活用ください

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「イオンのお葬式」
が書いてます

葬儀では普段耳慣れない言葉が多く、
独自の作法や意味を持つものもあります
慌てないためにも、私たち「イオンのお葬式」が
わかりやすくご紹介します

お葬式・法要の知識・マナー

ふくさの包み方-結婚式・葬式でのマナーと渡し方【慶弔と弔事の違いも解説】

ふくさの包み方-結婚式・葬式でのマナーと渡し方【慶弔と弔事の違いも解説】

ふくさの包み方は、慶弔のシーンによって厳格なマナーが存在します。
特に、金封を渡す際の向きや手順は、相手への敬意や心遣いを示す上で非常に重要です。
この記事では、結婚式などの慶事とお葬式などの弔事における、ふくさの基本的な包み方の違いから、種類別の手順、受付でのスマートな渡し方、色の選び方まで、図解を交えながら分かりやすく解説します。

いざという時に慌てないよう、正しいマナーを身につけておきましょう。

 

【大前提】慶事と弔事でふくさの包み方は左右逆になる

ふくさを使用する上で最も重要な基本ルールは、慶事と弔事で包み方が左右逆になる点です。
お祝い事である慶事では、縁起を担いで「右開き」になるように包みます。
これは、福や喜びを受け取るという意味合いが込められています。

一方、お悔やみ事である弔事では、「左開き」になるように包みます。
これは、悲しみを表し、不幸を繰り返さないようにとの願いが込められており、慶事とは全く逆の意味を持ちます。

 

結婚式などお祝い事(慶事)は「右開き」で福を招き入れる

結婚式をはじめとするお祝い事の慶事では、ふくさは「右開き」になるように包むのがマナーです。
具体的には、ふくさを広げた後、右側の布を先に折り、最後に左側の布をかぶせて右側が開く形にします。
この包み方は、お祝いの気持ちや福を相手に渡し、受け取ってもらうという意味が込められています。

結婚祝いなどのお祝い金を渡す際は、この「右開き」を必ず守り、祝福の気持ちを正しく伝えましょう。

 

お葬式などお悔やみ事(弔事)は「左開き」で悲しみを表現する

お葬式や告別式など、お悔やみの気持ちを表す弔事では、慶事とは逆にふくさを「左開き」で包みます。
これは、不祝儀や悲しみを後に残さず、洗い流すという意味合いが込められています。
具体的には、左側の布を先に折り、最後に右側の布をかぶせて左側が開く形にします。

お香典を渡す仏事や喪の場面では、この包み方で故人を悼む気持ちと、遺族への弔意を示します。
線香をあげに行く際にも同様です。

 

まずは確認!ふくさの主な種類と特徴

ふくさにはいくつかの種類があり、それぞれ形状や使い方が異なります。
代表的なものには、初心者でも扱いやすい「金封ふくさ」、より丁寧な印象を与える「爪付き・台付きふくさ」、そして汎用性の高い「風呂敷タイプ」があります。
どのタイプも金封を汚れや水引の崩れから守るという役割は同じですが、使用するシーンや自身の使いやすさに合わせて選ぶことが大切です。

それぞれの特徴を理解し、自分の持っているふくさがどのタイプか確認しましょう。
素材は正絹などの布製が一般的です。

 

手軽で簡単な「金封ふくさ(挟むタイプ)」

金封ふくさは、二つ折りのケースのような形状で、内側に金封を挟むためのポケットやスリットが付いているタイプです。
包む手順が不要で、金封を差し込むだけで済むため、ふくさの扱いに慣れていない方でも手軽に利用できます。
その簡易さから、近年では最も一般的なタイプとなっています。

ただし、挟むだけという性質上、厚みのある金封や大きな水引が付いたものには不向きな場合があるため注意が必要です。

 

伝統的で丁寧な「爪付き・台付きふくさ(包むタイプ)」

爪付き・台付きふくさは、一枚の布で金封を包む、より伝統的で格式の高いタイプです。
布の四隅のうち一つに「爪」と呼ばれる留め具があり、包んだ後に紐に引っ掛けて固定します。
また、金封を置くための「台」が付いているものもあり、これは「台付ふくさ」と呼ばれます。

台は慶弔で色を使い分けるリバーシブル仕様になっていることが多く、より丁寧な印象を与えます。
爪がない「爪なしふくさ」もあります。

 

汎用性の高い「風呂敷タイプ」

風呂敷タイプは、爪や台がついていないシンプルな一枚の布でできたふくさです。
風呂敷と同様の形状であるため、金封の大きさや厚みを選ばず、様々なサイズのものを包むことができます。

包み方は爪付きふくさと基本的に同じですが、留め具がないため、包んだ後は端をきれいに整える必要があります。
慶弔両用で使える色のものを選んでおくと、一枚で様々なシーンに対応できるため非常に便利です。

 

【ふくさの種類別】金封の具体的な包み方の手順

ここでは、ふくさの種類別に金封の具体的な包み方の手順を解説します。
金封ふくさのように挟むだけの簡単なものから、伝統的な包むタイプまで、それぞれの手順は異なります。
特に包むタイプのふくさは、慶事と弔事で折りたたむ順番が逆になるため、間違いのないようにしっかりと確認することが重要です。

正しい手順をマスターし、自信を持って金封を渡せるように準備しましょう。

 

【金封ふくさ】の場合:スリットに差し込むだけで完了

金封ふくさの使い方は非常にシンプルです。
まず、ふくさを開いてポケットやスリットがある面を上にします。
慶事(お祝い事)の場合は、ふくさを開いたときに右側にポケットがくるように持ち、ご祝儀袋を差し込みます。

一方、弔事(お悔やみ事)の場合は、左側にポケットがくるように持ち、香典袋を差し込みます。
金封を差し込んだら、ふくさを閉じるだけで完了です。
向きを間違えないように注意しましょう。

 

【包むタイプ】慶事(お祝い事)の包み方手順

慶事の金封をふくさで包む際は、以下の手順で進めます。

ふくさを菱形に広げ、ご祝儀袋を中央かやや右寄りに置きます。
次に、「右→下→上」の順番で布を折りたたみ、最後に左側の布をかぶせて端を裏側に折り込みます。

爪が付いているふくさの場合は、留め糸に引っ掛けて固定します。
この手順により、最後に右側が開く「右開き」の状態になります。
この包み方は、出産祝いののし袋など、様々なお祝いの場面で用いられる金封に応用できます。

 

【包むタイプ】弔事(お悔やみ事)の包み方手順

香典袋など弔事の金封を包む場合は、慶事とは全く逆の手順になります。
まず、爪が付いている方を上にしてふくさを菱形に広げ、中央よりやや右に香典袋を置きます。
次に、「右→下→上」の順番で布を折りたたみ、最後に左側の布をかぶせて端を裏側に折り込みます。

爪がある場合は留め糸に引っ掛けて固定します。
この手順で、最後に左側が開く「左開き」となり、お悔やみの気持ちを示します。
法事でのお布施や御香典を渡す際も同様です。

 

【図解】受付でのスマートなふくさの渡し方と畳み方

受付でのふくさの渡し方にも作法があります。
金封をむき出しで渡すのはマナー違反であり、相手の前でふくさから取り出して渡すのが正しい手順です。
一連の流れをスムーズに行うことで、丁寧で洗練された印象を与えることができます。

ここでは、受付で慌てずに対応できるよう、ふくさを開いてから金封を渡し、その後に畳むまでの一連の動作を、手順を追って解説します。
この渡し方を覚えておけば、どんな場面でも安心です。

 

1. 相手の前でふくさを開く

受付に到着したら、まず記帳などを先に済ませます。
自分の順番が来たら、受付係の方の正面に立ち、「このたびはおめでとうございます(お悔やみ申し上げます)」と挨拶を述べます。
その後、右手でふくさを持ち、左手で開きます。

このとき、慌ててバッグの中から直接金封を取り出すのではなく、落ち着いてふくさを取り出してから開くことが大切です。

 

2. ふくさを台にして金封を取り出す

ふくさを開いたら、金封を取り出します。
包むタイプのふくさの場合、開いたふくさを手早くきれいに折り畳み、その上に金封を乗せます。
この折り畳んだふくさが「台」の役割を果たします。

金封ふくさの場合は、ふくさから金封を取り出し、ふくさは閉じてその上に金封を乗せます。
このひと手間が、金封を直接手で持つよりも丁寧な印象を与えます。

 

3. 相手から見て正面になるように金封を渡す

ふくさを台にして金封を乗せたら、相手が文字を読める向きに金封の方向を変えます。
時計回りに金封を回して向きを整えるのが一般的です。
その後、「お納めください」などの言葉を添えながら、両手で丁寧に金封を差し出します。

片手で渡すのは失礼にあたるため、必ず両手を使い、お辞儀をしながら渡しましょう。

 

4. 渡した後にふくさを畳む

金封を渡す際は、袱紗から金封を取り出し、折りたたんだ袱紗を台座のようにして金封の下に添え、相手に差し出すのがマナーです。相手は金封のみを受け取り、袱紗は返却されるため、金封が相手の手に渡ったことを確認した後、袱紗を回収し、たたんでバッグにしまうようにしましょう。受付での対応は、他の参列者の迷惑にならないよう、スムーズに行うことが大切です。

一連の動作を丁寧に行うことで、相手に礼儀正しい印象を与えることができます。

 

シーン別で解説!失礼にならないふくさの色の選び方

ふくさの色には、慶事用、弔事用、そして慶弔両用のものがあります。
シーンに合わない色を選ぶことはマナー違反とされるため、TPOに合わせた色選びが重要です。
基本的には、お祝い事には明るく華やかな暖色系を、お悔やみ事には控えめで落ち着いた寒色系を選びます。

また、紫色のふくさは唯一、慶弔どちらの場面でも使用できる便利な色として知られています。
それぞれのシーンに適した色を理解し、失礼のないようにしましょう。

 

結婚式(慶事)には赤やオレンジなどの暖色系を選ぶ

結婚式などのお祝い事で使用するふくさは、赤、ピンク、オレンジ、金、えんじ色といった明るく華やかな暖色系が適しています。
これらの色は喜びやお祝いの気持ちを表現するのにふさわしく、お祝いの席に彩りを添えます。
特に、赤や金はおめでたい色として古くから用いられてきました。

柄物を選ぶ際は、松竹梅や鶴亀といった縁起の良い吉祥文様が入ったものを選ぶと良いでしょう。

 

お葬式(弔事)には緑や紺などの寒色系を選ぶ

お葬式、お通夜、法事などの弔事では、悲しみや哀悼の意を表すため、控えめで落ち着いた色のふくさを使用します。
具体的には、紺、深緑、藍、ねずみ色、グレーなどの寒色系や無彩色が適しています。
これらの色は、故人を偲び、静かに見送る場にふさわしいとされています。

葬儀の場では、慶事のような華やかな色や柄は避け、無地のものを選ぶのが基本的なマナーです。

 

慶弔両用で使える便利な紫色のふくさ

紫色のふくさは、慶事と弔事のどちらの場面でも使用できる色の一つとされており、一枚持っていると非常に便利です。紫は古くから高貴な色とされ、敬意を表す色として慶弔を問わず用いられてきました。ただし、明るい紫(赤みの強い紫)は慶事向き、暗い紫(青みの強い紫)は弔事向きとされる場合もあります。

どちらのシーンにも対応できる、中間的な色合いの紫を選んでおくと安心です。

 

ふくさがない時に!ハンカチで代用する正しい包み方

急な冠婚葬祭でふくさの用意がない場合、無地のハンカチや小さな風呂敷で代用することが可能です。
金封をそのままバッグやポケットに入れて持ち運ぶのは、袋が汚れたり水引が崩れたりするだけでなく、マナー違反とされています。
代用品でも丁寧に包むことで、相手への礼儀を示すことができます。

ここでは、ハンカチで代用する際の注意点と、慶事・弔事それぞれの正しい包み方を解説します。

 

ハンカチで代用する場合の注意点

ハンカチで代用する際は、色と素材に注意が必要です。慶事では白や淡いピンクなどの明るい色、弔事では白、黒、紺などの控えめな色の無地のハンカチを選びます。弔事では淡いピンクは避けるべき色とされています。

派手な柄物やキャラクターもの、タオル地のようなカジュアルな素材は避け、慶事ではシルクや綿、麻などの上品な素材のものが適しています。弔事では光沢のあるシルクは避けた方が良いでしょう。大きさは金封をきれいに包める、やや大判のものが使いやすいです。金封を包む場合は、袱紗を用いるのが一般的ですが、ハンカチで代用することも可能です。

 

【慶事】ハンカチでの包み方

慶事でハンカチを使用する場合、ふくさの包み方と同様に「右開き」にするのが一般的です。ハンカチを菱形に広げ、中央に金封を置きます。次に、左、上、下の順でハンカチを折りたたみ、最後に右側をかぶせて整えます。余った端は、きれいに内側へ折り込んで形を整えれば完成です。この手順で、お祝いの気持ちを示すことができます。

 

【弔事】ハンカチでの包み方

弔事においては、金封を袱紗(ふくさ)に包むのがマナーとされています。袱紗を使用する際、弔事では左開きになるように包むのが正しい作法です。ハンカチで金封を包むことは一般的ではありません。

 

ふくさの包み方に関するよくある質問

ここでは、ふくさの包み方やマナーに関して、多くの人が疑問に思う点をQ&A形式で解説します。
ふくさの使用義務や購入場所、デザインの選び方など、基本的ながらもいざという時に迷いがちな質問に答えていきます。

冠婚葬祭のマナーは地域や家庭によって異なる場合もありますが、一般的な知識として知っておくと安心です。

 

そもそも、ふくさを使わないのはマナー違反になりますか?

はい、金封をふくさに包まずに持参するのはマナー違反とされています。
ふくさは金封を汚れや水引の崩れから守る実用的な役割だけでなく、相手への礼儀や敬意を示すための大切な道具です。

裸のまま渡すのは失礼にあたるため、必ずふくさに包むか、ない場合はハンカチなどで代用しましょう。

 

ふくさはどこで購入できますか?

ふくさは、デパートや百貨店のフォーマルウェア売り場、紳士服店、仏具店、大きめの文房具店などで購入できます。
また、最近ではインターネット通販でも多種多様なふくさが販売されています。
急に必要になった場合は、これらの店舗で探すか、オンラインで注文するのが良いでしょう。

 

おしゃれなデザインや柄物のふくさを使っても問題ありませんか?

慶事、特に結婚式など華やかな場では、レースやリボンが付いたもの、上品な柄物のふくさを使用しても問題ありません。
一方、弔事では悲しみの場にふさわしく、無地で落ち着いた色のものを選ぶのが基本です。
TPOをわきまえ、その場に合ったデザインを選ぶことが大切です。

 

まとめ

ふくさの包み方は、慶事では福を受け入れる「右開き」、弔事では悲しみを流す「左開き」が基本です。
この左右の違いを正しく理解することが、最も重要なマナーとなります。
また、ふくさには挟むだけの「金封ふくさ」や伝統的な「包むタイプ」など種類があり、それぞれ使い方が異なります。

受付での渡し方やシーンに合わせた色の選び方も、相手への敬意を示す上で欠かせません。
もしふくさがない場合は、無地のハンカチで代用できます。
これらの知識を身につけ、失礼のないよう冠婚葬祭に臨みましょう。

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