お盆のお墓参りはいつ行く?最適な日程・時間帯と基本マナー
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お葬式・法要の知識・マナー
- 新着 更新日:2026.02.25
- お葬式・法要の知識・マナー
お盆のお墓参りはいつ行く?最適な日程・時間帯と基本マナー

お盆のお墓参りは、ご先祖様への感謝を伝える大切な行事ですが、いつ行くのが適切か迷う方も少なくありません。
一般的にはお盆の初日である13日の午前中に行くのがいいとされていますが、必ずしもその日に限定されるわけではありません。
ここでは、お盆のお墓参りに最適な日程や時間帯、地域による違い、そして知っておきたい基本マナーについて詳しく解説します。
お盆のお墓参りはいつ行くのが正解?基本は「盆の入り」の13日
お盆のお墓参りは、ご先祖様の霊をお迎えする「盆の入り」である13日に行くのが最も一般的です。
しかし、お仕事の都合や家族が集まる日程など、様々な事情で13日のお参りが難しい場合もあるでしょう。
お盆の期間中であれば、他の日にお参りしても問題ありません。
大切なのはご先祖様を敬い、供養する気持ちです。
ご自身の都合に合わせて、無理のない日を選んでお参りしましょう。
お盆期間中のお墓参りは日程ごとに意味が異なる
お盆は一般的に13日から16日までの4日間とされ、それぞれの日にちごとにお墓参りの意味合いが異なります。
ご先祖様をお迎えする準備から始まり、お迎え、共に過ごし、そしてお見送りするという一連の流れがあります。
この期間中のどの日にお参りするかによって、作法や心の持ちようも少し変わってきます。
ここでは、お盆の各日程が持つ意味について解説します。
【12日まで】ご先祖様を迎える準備としてお墓の掃除を済ませる
お盆にご先祖様の霊を気持ちよくお迎えするため、13日の盆の入りより前に、お墓をきれいにしておくのが丁寧な作法です。
遅くとも12日までに掃除を済ませておくと良いでしょう。
お墓の敷地内の雑草を抜き、墓石の汚れを水で濡らした布やスポンジで優しく洗い流します。
このとき、硬いタワシで強くこすると墓石を傷つける可能性があるため注意が必要です。
掃除をしながらご先祖様へ日頃の感謝を伝え、お盆に帰ってこられる準備をすることが大切です。
【13日|盆の入り】ご先祖様をお迎えする最も一般的なお参りの日
8月13日は、お盆の始まりにあたる「盆の入り」や「迎え盆」と呼ばれる日です。
この日に、ご先祖様の霊をあの世からお迎えするためにお墓参りをするのが最も一般的とされています。
午前中にお墓を訪れ、掃除を済ませたきれいなお墓に新しい花やお供え物をし、ろうそくや線香に火を灯してご先祖様をお迎えします。
この日にお墓参りをすることで、ご先祖様が迷わずに家に帰って来られるよう、道筋を示すという意味合いも込められています。
【14日・15日|盆の中日】初日が難しい場合の「留守参り」
13日のお墓参りが難しい場合は、14日や15日の「盆の中日」にお参りしても全く問題ありません。
この期間は、ご先祖様が家に滞在されていると考えられており、この時期のお墓参りを「留守参り」と呼ぶ地域もあります。
ご先祖様が留守にしているお墓へ参り、お墓をきれいに保ち、お花やお供え物をして供養します。
家族や親戚が集まりやすいこの日に、皆で一緒にお墓参りをするのも良い供養となるでしょう。
【16日|盆の明け】ご先祖様をお見送りするための「送り盆」
お盆の最終日である16日は「盆の明け」や「送り盆」と呼ばれ、共に過ごしたご先祖様の霊を再びお墓へお見送りする日です。
この日にお墓参りをして、感謝の気持ちを込めてご先祖様をお見送りします。
地域によっては、送り火を焚いて霊を送る風習もあります。
お迎えと同様に、お見送りもご先祖様への感謝を示す大切な儀式です。
最後まで心を込めて供養することで、お盆を締めくくります。
お墓参りに適した時間帯は午前中が望ましい
お墓参りに行く時間帯に厳密な決まりはありませんが、一般的には午前中に行くのがいいとされています。
これには、ご先祖様への敬意を示すという意味合いや、他の予定よりも優先するという考え方が根底にあります。
また、夏のお盆期間中は日中の気温が高くなるため、熱中症対策としても涼しい午前中が適しています。
午後や夕方のお参りがマナー違反というわけではないため、ご自身の都合の良い時間帯を選びましょう。
ご先祖様を優先する考えから早めの時間帯がマナーとされる
お墓参りを午前中に行うのが良いとされる背景には、ご先祖様への敬意を表すという考え方があります。
他の用事の「ついで」にお参りする「ついで参り」は、ご先祖様に対して失礼にあたると考えられてきました。
そのため、一日の中で最初の用事としてお墓参りを済ませることが、ご先祖様を優先する気持ちの表れとされ、望ましいマナーとして定着しています。
また、午前中は心身ともに清らかな状態でお参りできるという側面もあります。
猛暑や都合で午後にお参りするのは問題ないか
お仕事の都合や夏の猛暑を避けるため、午後や夕方にお墓参りへ行くことに宗教上の問題は全くありません。
ただし、夕方以降は足元が見えにくくなったり、防犯上の観点から避けた方が良い場合もあります。
また、霊園や墓地によっては開園時間が定められているため、事前に確認が必要です。
何よりも大切なのは、ご先祖様を供養する気持ちです。
無理のない時間帯を選び、落ち着いてお参りできる時に行くのが良いでしょう。
今年のお盆期間はいつ?7月盆と8月盆の具体的な日程
お盆の時期は、地域によって7月盆(新盆)と8月盆(旧盆、月遅れ盆)に分かれます。
東京や神奈川の一部などでは7月13日から16日、その他の多くの地域では8月13日から16日をお盆の期間としています。
この違いは、明治時代に行われた改暦が関係しています。
旧暦の7月15日を中心としていたお盆が、新暦への移行に伴い時期が分かれました。
新暦4月を年度の始まりとする考え方とは別に、こうした慣習が今も残っています。
お盆のお墓参りに関する特別なケースと注意点
通常のお盆のお参りとは別に、初盆(新盆)の場合や、六曜との関係など、特別な配慮が必要なケースがあります。
これらのケースでは、お参りの時期や作法に通常と異なる意味合いが含まれることがあります。
故人を偲び、心を込めて供養するためにも、こうした特別な場合の注意点を事前に理解しておくことが大切です。
ここでは、いくつかの特別なケースについて解説します。
故人の四十九日後初めて迎える「初盆(新盆)」のお参り時期
故人が亡くなり、四十九日の忌明け後に初めて迎えるお盆を「初盆」または「新盆」と呼び、特に丁寧に供養します。
初盆では、親族や故人と親しかった方を招いて法要を営むことが多いため、お墓参りもその日程に合わせて行われるのが一般的です。
特に決まりがない場合は、通常のお盆と同じく13日の迎え盆に合わせてお参りすると良いでしょう。
故人の霊が初めて家に帰ってくる大切なお盆なので、心を込めてお迎えの準備をします。
お墓参りで「友引」など六曜を気にする必要はあるか
結論から言うと、お墓参りにおいて六曜を気にする必要はありません。
六曜は中国から伝わった民間の暦注であり、仏教の教えとは直接的な関係がないからです。
「友引」は「友を引く」という字面から葬儀を避ける風習がありますが、これは葬儀に関する迷信であって、故人を供養するお墓参りには当てはまらないと言われています。
ご先祖様への供養は吉凶に関わらずいつでも行えるため、ご自身の都合の良い日にお参りするのが良いでしょう。
どうしてもお盆期間中にお墓参りに行けない時の対処法
遠方に住んでいる、仕事が休めない、体調が優れないなど、様々な事情でお盆期間中にお墓参りへ行くことが難しい場合もあるでしょう。
お墓参りに行けないからといって、ご先祖様への供養ができないわけではありません。
大切なのは、ご先祖様を思い、感謝する気持ちです。
お墓に行けなくてもできる供養の方法はいくつか存在します。
ここでは、その代表的な対処法を紹介します。
お盆を過ぎてから改めてお参りの日を設ける
お盆の期間中にお墓参りができなくても、ご先祖様を思う気持ちがあれば問題ありません。
無理にお盆期間に合わせるのではなく、ご自身の都合の良い日を選んで、後日改めてお参りの日を設けるのも一つの方法です。
例えば、9月の秋のお彼岸や、家族が集まりやすい週末などにお参りするのも良いでしょう。
時期をずらすことで、混雑を避けてゆっくりとお参りできるという利点もあります。
大切なのは時期よりも、供養する気持ちそのものです。
自宅の仏壇に手を合わせ丁寧に供養する
お墓参りに行けない場合でも、自宅に仏壇があれば、そこで丁寧に手を合わせることで供養の気持ちを伝えられます。
お盆の期間中は、普段より少し豪華なお花やお供え物を用意し、仏壇をきれいにしてご先祖様をお迎えしましょう。
そして、家族で仏壇の前に座り、静かに手を合わせ、ご先祖様への感謝や近況を報告します。
お墓に行けなくても、こうした自宅での供養を通じてご先祖様との繋がりを感じることが重要です。
お墓参り代行サービスの利用を検討する
どうしても自分でお墓参りや掃除ができない場合には、お墓参り代行サービスを利用する方法もあります。
このサービスは、依頼者に代わってお墓の清掃、献花、お焼香などを行ってくれるものです。
サービス内容は業者によって様々で、写真付きで作業完了の報告をしてくれるところもあります。
費用はかかりますが、お墓をきれいに保ちたいという気持ちを形にできる一つの選択肢です。
利用を検討する際は、信頼できる業者を慎重に選ぶことが大切です。
お盆のお墓参りの前に確認したい基本マナーと手順
お盆のお墓参りは、ご先祖様への感謝と敬意を表す大切な機会です。
心を込めて供養するためにも、事前に服装や持ち物、お参りの手順といった基本的なマナーを確認しておくと安心です。
故人やご先祖様に失礼のないよう、また、他の参拝者の迷惑にならないように、気持ちよくお参りするための準備をしましょう。
ここでは、お墓参りの前に押さえておきたい基本事項について解説します。
お墓参りにふさわしい服装の選び方
お盆のお墓参りの服装に厳格な決まりはなく、基本的には普段着で問題ありません。
ただし、ご先祖様への敬意を示す場であるため、あまりにも派手な色や露出の多い服装は避けるのが無難です。
また、お墓の掃除をすることも考慮し、動きやすく汚れてもよい服装を選ぶのがいいでしょう。
夏場は熱中症対策として、帽子や日傘、通気性の良い服を選ぶなどの工夫も必要です。
当日持参すべき持ち物リスト
お盆のお墓参り当日に慌てないよう、事前に持ち物を準備しておきましょう。
まず、お墓を掃除するための道具として、スポンジやタワシ、雑巾、ゴミ袋、軍手などが必要です。
次にお参りのための道具として、数珠、手桶とひしゃく、線香、ろうそく、ライターを用意します。
そして、お供え物として、故人が好きだったお菓子や果物、お花を持参します。
夏場は虫よけスプレーや飲料水も忘れずに準備しておきましょう。
お墓の掃除からお参り完了までの流れ
お墓に到着したら、まず本堂のご本尊に一礼し、ご先祖様のお墓に向かいます。
お墓の前で合掌した後、掃除を始めます。
敷地内の雑草を取り、落ち葉などをきれいに掃き、墓石に水をかけてスポンジなどで優しく汚れを落とします。
掃除が終わったら、花立に新しいお花を飾り、水鉢にきれいな水を注ぎ、お菓子や果物などのお供え物をします。
そして、ろうそくと線香に火を灯し、数珠を持って合掌礼拝をします。
お参りが終わったら、火の始末をしっかり確認することが重要です。
お盆のお墓参りに関するよくある質問
お盆のお墓参りには、地域や家庭の慣習によって様々な考え方があり、疑問に思うこともあるかもしれません。
「お墓参りに行かないのはだめ?」「喪中の場合はどうすれば?」といった、多くの人が抱く疑問について解説します。
基本的な考え方を知っておくことで、安心してご先祖様の供養ができるでしょう。
ここでは、お盆のお墓参りに関してよく寄せられる質問に答えていきます。
お盆にお墓参りをしないのは良くないことですか?
必ずしもお盆にお墓参りへ行かなければならない、というわけではありません。
しかし、お盆はご先祖様が帰ってくるとされる特別な期間であり、感謝を伝える大切な機会です。
可能な限りお参りするのが望ましいですが、事情があって行けない場合は、自宅の仏壇に手を合わせるなど、別の形で供養の気持ちを示すことが大切です。
喪中の期間中にお盆のお墓参りに行っても良いのでしょうか?
喪中であっても、お盆のお墓参りに行くことは一般的に問題ないとされています。神道では死を「穢れ」と捉えるため、神社への参拝は控えるのが一般的ですが、仏教においては、かつては死を穢れと捉える考え方があったものの、現代では故人を偲び供養する大切な機会としてお墓参りが推奨されることが多いです。特に、浄土真宗のように亡くなった方を穢れの対象としない宗派もあります。
故人への思いを馳せながら、静かにお参りをすると良いでしょう。
お墓にお供えした花や食べ物は持ち帰るべきですか?
お供えした食べ物や飲み物は、お参りが終わったら持ち帰るのがマナーです。
そのままにしておくと、カラスや猫などの動物に荒らされたり、腐敗して他のお墓を汚したりする原因になります。
お花については霊園の規則によりますが、枯れたら片付けに来るか、持ち帰るのが基本です。
お供え物は、ご先祖様への感謝の気持ちを表すために持参するものです。
まとめ
お盆のお墓参りは、ご先祖様をお迎えする13日の午前中が最も丁寧とされていますが、必ずしもその日でなければならないわけではありません。
大切なのは、ご自身の都合に合わせて無理のない日程を選び、心を込めて供養することです。
お盆の期間中に行われるそれぞれの日程の意味を理解し、感謝の気持ちを持ってご先祖様と向き合うことが、何よりも良い供養となります。
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