家族葬の費用相場と内訳-追加料金なしで安くするコツと注意点
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- 新着 更新日:2026.02.25
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家族葬の費用相場と内訳-追加料金なしで安くするコツと注意点

家族葬の費用は、参列人数や葬儀形式によって大きく変動します。
複数の情報源によると、家族葬の費用相場は平均105.7万円という調査結果や、参列人数によっては80万円から150万円程度となる場合もあるとされています。費用の内訳を理解し、ポイントを押さえることで費用を抑えることが可能です。
この記事では、家族葬の費用相場を人数別に解説するとともに、具体的な内訳、追加料金なしで安くするためのコツ、そして後悔しないための注意点まで詳しくご紹介します。
【人数別】家族葬の費用相場はいくら?
家族葬の費用総額は、参列者の人数に大きく左右されます。
人数が増えれば、会場の規模や飲食・返礼品の費用が増加するためです。
一般的な平均費用は約100万円前後とされますが、これはあくまで目安です。
実際いくらかかるのかは、具体的な参列人数を想定することで、より正確な相場を把握できます。
ここでは、参列者10名、20名、30名の場合の費用相場をそれぞれ解説します。
参列者10名の場合の費用相場
参列者が10人程度の小規模な家族葬の場合、費用相場は40万円から60万円が目安となります。
この規模であれば、小規模な式場や自宅での葬儀も選択肢に入り、会場費を抑えやすいのが特徴です。
食事や返礼品の数も少ないため、総額でも50万前後に収まるケースが多く見られます。
ごく近しい親族のみで、できるだけ費用を抑えて静かに故人を送りたい場合に適した規模と言えるでしょう。
ただし、祭壇のグレードやオプションによっては、この金額を超えることもあります。
参列者20名の場合の費用相場
参列者が20名規模になると、費用相場は約70万円から100万円、または約100万円前後が一般的とされています。10名の場合と比較して、少し広めの式場が必要になり、通夜振る舞いや精進落としといった会食、返礼品の費用が増加します。
親族に加え、特に親しかった友人数名を招く場合にこの規模になることが多く、一般的な家族葬としてイメージされやすい人数です。葬儀プランもこの人数を想定したものが多く用意されています。
参列者30名の場合の費用相場
参列者が30名規模の家族葬では、費用相場は約90万円から205万円程度が目安となります。この人数になると、小規模な一般葬に近い規模感となり、それなりの広さを持つ式場が必要になります。会場費や飲食接待費が費用全体に占める割合も大きくなる傾向があります。
多くの親族や故人の友人を招いて、ある程度の規模でしっかりとお別れをしたい場合に適しています。この規模の葬儀を検討する際は、費用の内訳をより詳細に確認することが重要です。
何にいくらかかる?家族葬の費用内訳を3つの項目で解説
家族葬にかかる費用の総額を正しく把握するためには、何にいくらかかるのか、その内訳を理解することが不可欠です。
葬儀にかかる費用は、大きく分けて「葬儀一式費用」「飲食・返礼品費用」「寺院費用」の3つの項目で構成されています。
葬儀社の提示するプラン料金がどの範囲をカバーしているのかを知ることで、想定外の出費を防ぐことができます。
ここからは、それぞれの項目の詳細について解説し、葬式の全体像を明らかにします。
1. 葬儀一式にかかる基本的な費用
葬儀一式費用とは、お葬式を執り行うために最低限必要となる項目をまとめたものです。
具体的には、祭壇や棺、遺影写真、ドライアイス、寝台車や霊柩車といった車両費、火葬料金、式場の使用料などが含まれます。
多くの葬儀社が提供する「家族葬プラン」の料金は、主にこの葬儀一式費用を指しています。
ただし、プランによって含まれる内容は異なるため、どこまでが基本料金内で、何がオプションになるのかを事前に詳細に確認することが重要です。
2. 参列者をもてなすための飲食・返礼品費用
飲食・返礼品費用は、参列者の人数によって大きく変動する費用項目です。
主な内容として、通夜後に参列者へふるまう「通夜振る舞い」や、火葬後に行う「精進落とし」といった会食の費用が挙げられます。
また、参列者にお渡しする会葬御礼品や、いただいた香典に対するお返しである香典返しの費用もここに含まれます。
家族葬では香典を辞退するケースもありますが、受け取る場合は香典収入とのバランスを考慮して予算を組む必要があります。
3. 僧侶にお渡しするお布施などの寺院費用
寺院費用は、主に仏式の葬儀で僧侶(お坊さん)にお渡しするお礼のことで、お布施がその中心です。
お布施には、読経に対する謝礼や、故人に戒名を授けてもらうための費用が含まれます。
この寺院費用は、葬儀社の見積もりには含まれていないことがほとんどで、別途用意する必要があります。
金額はお寺との関係性や地域、戒名の位によって大きく異なるため、一概には言えません。
菩提寺がある場合は、直接お寺に金額の目安を尋ねて確認するのが最も確実な方法です。
家族葬の費用を賢く抑える6つのコツ
家族葬の費用は、いくつかのポイントを押さえることで、質を落とさずに賢く抑えることが可能です。
安いからという理由だけで決めると後悔につながる可能性もあるため、納得感を持ちながら費用を抑える工夫が求められます。
葬儀社選びから葬儀形式の選択、公的制度の活用まで、知っておくだけで総額に大きく影響するコツがあります。
これから紹介する6つの方法を参考に、予算内で満足のいく葬儀を実現しましょう。
コツ1:複数の葬儀社から相見積もりを取る
葬儀費用を適正な価格に抑えるためには、複数の葬儀社から相見積もりを取ることが最も重要です。
同じ「家族葬プラン」という名称でも、含まれるサービス内容や料金は葬儀社によって異なります。
複数の見積もりを比較することで、各社の違いが明確になり、費用の相場感を掴むことができます。
見積書を受け取った際は、総額だけでなく、各項目の内訳まで詳細に確認し、不明な点は遠慮なく質問しましょう。
この比較検討の手間を惜しまないことが、後悔しない葬儀社選びにつながります。
コツ2:公営斎場を利用して式場費用を節約する
民営の斎場に比べて、自治体が運営する公営斎場は利用料金が安価に設定されている場合が多く、式場費用を大幅に節約できます。
東京や大阪、名古屋、札幌、福岡といった大都市圏から、埼玉、神奈川、千葉県などの首都圏、さらには京都、神戸市、広島、横浜市、仙台、熊本、鹿児島、沖縄まで全国各地に存在します。
故人または喪主がその自治体の住民である場合、さらに割引価格で利用できる制度を設けているところも少なくありません。
ただし、人気が高く予約が取りにくい場合もあるため、早めに空き状況を確認することが推奨されます。
コツ3:通夜を行わない一日葬を選択する
葬儀の形式を見直すことも費用削減に有効です。
一般的な二日間の葬儀ではなく、通夜を省略して告別式から火葬までを一日で執り行う「一日葬」を選択することで、費用を抑えることができます。
具体的には、通夜振る舞いの飲食費や、遠方からの参列者の宿泊費などを削減できます。
さらに費用を抑えたい場合は、儀式を行わず火葬のみを行う「直葬(火葬式)」も選択肢の一つです。
ただし、親族の理解や菩提寺の許可が必要な場合もあるため、事前に相談することが大切です。
コツ4:祭壇のグレードをシンプルなものにする
葬儀費用の中で、祭壇が占める割合は決して小さくありません。
祭壇は、白木祭壇や生花祭壇など種類が豊富で、規模や使用する花の量によって価格が大きく変動します。
費用を抑えるためには、華美な装飾は避け、故人を見送るのにふさわしい、シンプルで最低限のグレードのものを選ぶのが効果的です。
近年では、立派な祭壇を設けるよりも、故人との思い出の品を飾るなど、温かみのある空間づくりを重視する傾向もあります。
自宅で葬儀を行う場合は、さらに小規模な祭壇で済ませることも可能です。
コツ5:会食や返礼品の内容を見直す
家族葬では、参列者が親族中心となるため、一般葬ほど形式にこだわる必要はありません。
例えば、会食を通夜振る舞いや精進落としといった形式にこだわらず、仕出し弁当を用意したり、会食自体を省略して費用を抑えるという選択も可能です。
返礼品についても、高価な品物を用意するのではなく、会葬御礼品のみにしたり、香典を辞退することで返礼品自体をなくしたりすることも検討できます。
特に無宗教形式の葬儀では、こうした慣習にとらわれず柔軟に対応しやすいでしょう。
コツ6:自治体の葬祭費補助金制度を活用する
公的な補助金制度を活用することも、費用の負担軽減につながります。
故人が国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入していた場合、喪主が申請することで自治体から「葬祭費」として3万円から7万円程度が支給されます。
また、会社の健康保険(社会保険)の加入者であれば、組合から「埋葬料(費)」が支給される仕組みです。
生活保護を受けていた場合は、葬祭扶助制度の対象となる可能性があります。
これらの補助金や保険給付は自動的に支払われるものではなく、申請が必要なため、忘れずに手続きを行いましょう。
追加料金に注意!家族葬の費用で後悔しないためのポイント
葬儀社の提示する「プラン料金」だけを見て安いと判断すると、実際には様々な追加料金が発生し、最終的な請求額が想定よりずっと高くなるというトラブルは少なくありません。
費用で後悔しないためには、どのような状況で追加費用が発生するのかを事前に理解しておくことが重要です。
ここでは、基本プランの内容確認から、家族葬特有の注意点まで、知っておくべきポイントを解説します。
基本プランに含まれない項目を事前に確認する
多くの葬儀社が提示する「家族葬プラン」は、葬儀に必要な最低限の項目をまとめたものです。
しかし、プラン内容をよく確認すると、ご遺体の安置に必要なドライアイス代、火葬場の休憩室使用料、スタッフへの心付けなどが含まれていないケースがあります。
見積もりを取る際は、「葬儀一式」といった曖昧な表現で済まさず、具体的に何が含まれ、何がオプション(追加料金)になるのかを一つひとつ確認する作業が不可欠です。
この確認を怠ると、後から次々と追加費用を請求される原因となります。
安置日数の延長で追加費用が発生するケースを知っておく
葬儀プランには、ご遺体の安置日数があらかじめ設定されていることがほとんどです。
多くの場合、プランに含まれるのは1日から2日程度で、それを超えると1日あたり1万円から3万円程度の追加料金が発生します。
火葬場の予約が混み合っていて数日待たなければならない場合や、友引を避けるといった理由で葬儀の日程が延びると、安置日数も必然的に長くなります。
特に年末年始や連休明けなどは火葬場が混雑しやすいため、安置日数が延長する可能性も念頭に置いておきましょう。
香典収入が少ないことを念頭に置く
家族葬は参列者を限定するため、多くの方が参列する一般葬と比較して、いただく香典の総額が少なくなる傾向にあります。
一般葬では、香典収入を葬儀費用の一部に充当することが一般的ですが、家族葬の場合はその収入をあまり期待できません。
もし香典収入を当てにして資金計画を立てていると、自己負担額が予想以上に膨らんでしまう可能性があります。
特に、事前に香典辞退の意向を伝えている場合は、香典収入がゼロになることを前提に費用を準備しておく必要があります。
参列者を限定することによる親族トラブルを避ける
家族葬では、誰を呼んで誰を呼ばないかという線引きが非常に難しい問題です。
故人と親しかった友人や、遠い親戚など、どこまでの範囲に声をかけるべきか、家族間で十分に話し合う必要があります。
例えば、喪主の判断で参列者を2人、3人、5人といったごく少数に絞った結果、呼ばれなかった親族から「なぜ知らせてくれなかったのか」と不満を持たれ、後々のトラブルに発展するケースも少なくありません。
葬儀後に訃報と家族葬で済ませた旨を伝える挨拶状を送るなど、周囲への配慮が重要です。
信頼できる葬儀社の見極め方
納得のいく家族葬を行うためには、費用だけでなく、親身になってサポートしてくれる信頼できる葬儀社を選ぶことが何よりも重要です。
大手葬儀社のセレマから地域密着型の葬儀社まで選択肢は多岐にわたりますが、何を基準に選べばよいか迷うことも多いでしょう。
ここでは、料金の透明性や見積もりの詳細さ、そして利用者の評判といった観点から、後悔しないための葬儀社選びのポイント、見極め方を解説します。
料金体系が明確で分かりやすいか
信頼できる葬儀社は、自社のホームページや資料で料金体系を明確に提示しています。
各プランの基本的な金額はもちろん、その料金に何が含まれていて、何がオプションとして別料金になるのかが、誰にでも分かりやすく記載されているかを確認しましょう。
「葬儀一式」といった曖昧な表現だけでなく、具体的なサービス内容が明記されている葬儀社は信頼性が高いと言えます。
また、電話などで問い合わせた際に、こちらの質問に対して丁寧かつ明瞭に回答してくれるかどうかも重要な判断材料です。
見積書の内訳が詳細に記載されているか
最終的にかかる費用を正確に把握するために最も重要なのは、詳細な見積書です。
信頼できる葬儀社が提示する見積書は、品目ごとに数量、単価、金額が細かく記載されています。
例えば、「祭壇」という項目だけでなく、そのサイズや仕様まで書かれているのが望ましい形です。
この見積書を精査することで、不要なオプションが含まれていないか、逆に追加で必要になりそうな項目はないかを確認できます。
後から不明瞭な追加請求をされないためにも、総額での提示を依頼し、内訳が詳細な見積書を提出してくれる葬儀社を選びましょう。
利用者の口コミや評判を確認する
広告やホームページの情報だけでなく、実際にその葬儀社を利用した人の口コミや評判も、非常に価値のある判断材料です。
インターネットの葬儀社比較サイトやGoogleマップのレビュー、SNSなどで、スタッフの対応の質、説明の分かりやすさ、当日の進行のスムーズさなど、具体的な体験談を確認しましょう。
良い口コミだけでなく、ネガティブな評価にも目を通すことが大切です。
その上で、指摘されている問題点が自分にとって許容できるものかどうかを冷静に判断することが、葬儀社選びの失敗を防ぎます。
家族葬の費用に関するよくある質問
家族葬の費用を検討する上では、多くの人が共通の疑問を抱きます。
費用の負担者は誰が一般的なのか、お布施はいくら包めば良いのか、見積もりから金額が上がることはあるのかなど、事前に解決しておきたい点は少なくありません。
ここでは、家族葬とは何かという基本的な問いにも関わる、費用面で特によく寄せられる質問について、簡潔に回答していきます。
Q1. 家族葬の費用は誰が負担するのが一般的ですか?
喪主が負担するのが一般的ですが、法律上の決まりはありません。
故人の配偶者や子どもが喪主を務めることが多いため、その方が費用を負担するケースが多数です。
ただし、故人が遺した財産から支払ったり、兄弟姉妹で分担したりするなど、ご家庭の事情に合わせて話し合って決めることが大切です。
Q2. お布施を渡す場合、費用相場はどれくらいですか?
家族葬でのお布施の相場は、一般的に10万円から50万円程度が目安とされています。読経料や戒名料を含めると、総額で40万円から50万円程度が目安となることもあります。ただし、この金額は、お寺との日頃の関係性や地域、授かる戒名の位、宗派によって大きく変動します。特に戒名の位が高い場合は、100万円以上になるケースもあります。
菩提寺がある場合は、直接お寺に尋ねるのが確実です。お布施とは別に、僧侶の交通費として「お車代」や、僧侶が会食を辞退された場合の「御膳料」などが必要になる場合もあります。
Q3. 見積もりよりも高くなることはありますか?
はい、あります。
当初の見積もりになかった飲食費や返礼品が追加されたり、安置日数が延長したりした場合に費用は高くなります。
例えば、30万の基本プランでも、参列者が増えれば飲食代などが加算され、総額は大きく変動します。
見積もりの内容を精査し、追加費用の可能性がある項目を事前に葬儀社へ確認することが重要です。
まとめ
家族葬の費用は、参列者の人数、葬儀の形式、そして選ぶ葬儀社によって大きく変動します。
費用相場を把握した上で、何にいくらかかるのかという内訳を理解し、不要な項目を精査することが費用を抑えるための第一歩です。
公営斎場の利用や一日葬の選択、複数の葬儀社から相見積もりを取ることは、費用を安くするための具体的な方法となります。
ただし、単に最安価格を追求するのではなく、プランに含まれるサービス内容や追加費用の有無をしっかり確認し、信頼できる葬儀社を選ぶことが、最終的に後悔のない、納得のいくお別れにつながります。
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