Q&A
お仏壇について
- 宗派によってお仏壇は違うの?
- お仏壇は大きく分けて、漆と金箔が特徴である金仏壇と、木目が美しい唐木仏壇があります。金仏壇は主に浄土真宗(本願寺派・大谷派)・唐木仏壇は主に浄土真宗以外の宗派に使用されます。原則は慣習どおりのお仏壇でご供養なさるとよろしいかと思いますが、必ず宗派どおりのお仏壇を用意しなければならないということでもなく、浄土真宗の方でも唐木仏壇を準備なさる方もいれば、浄土真宗以外でも金仏壇をご用意なさる方もおられます。
- 宗派によってお仏具は違うの?
- 違います。
まず、ご本尊が異なります。例えば、曹洞宗であれば「釈迦如来」、浄土真宗であれば「阿弥陀如来」というように、異なります。また、それぞれの宗派ごとに飾り方も異なる場合があります。 - 今までお参りしていたお仏壇があるのですが、新しくお仏壇を購入したら引き取ってくれるのですか?有料ですか?
- お引き取りしてご供養いたします。
料金は有料となります。特別に大きい仏壇や遠くにある等で引き取り料が変わりますので、詳しくはお求めいただく特約店にてお問い合わせください。 - お仏壇をご安置する良い方角はありますか?
- 東向き、あるいは南向きが良いと言われることがありますが、それはお仏壇が西を背にし東を向くと言うことです。仏さまは西方浄土におられ、私達がその方向(西向き)にお参りすることになるからです。
現代の住宅事情では必ずしもこの通りにはなりません。ですので、ご安置場所として良いのは何より家族が出入りする部屋、もしくは落ち着いてお参りできる場所です。不浄とされる水場(トイレ)や風呂・台所等の横などは避けたほうが良いでしょう。 - 今あるお仏壇の修理は頼めますか?
- 承ることは可能です。
但し、お仏壇の状況を確認してから、修理が可能かどうかを見極めさせていただくことになります。 - お仏壇を購入する良い時期はありますか?
- 「思い立ったが吉日」という言葉があるように、ご購入を考えられた際お求めになるのがよいでしょう。
お悔やみ事があった場合は、お位牌を四十九日までにお作りになることが多く、それにあわせてお仏壇をお求めになることが多いようです。 他、仏事(法要、お盆、お彼岸)にあわせてお求めになる方もいらっしゃいます。 - お仏壇を買ったときはお寺さんに何かしてもらうの?
- お仏壇を新たにお迎えになった時、お仏壇というよりもご本尊に魂入れをしていただかなくてはなりません。その際はご自宅に来ていただくか、菩提寺にご本尊(掛軸か仏像)をお持ちになりお経を上げていただくという2通りの方法があります。
- 見かけは同じに見えるお仏壇に値段の差があるのは何が違うの?
- お仏壇の品質と価格は主材がどのような工法で作られているかで決まります。
芯材と呼ばれる部分に天然の5〜6ミリの原木をどのように貼り付けるか、その原木には何の木を使っているのかなどで決まります。
安価なものは原木を貼らずに芯材に木目を転写したり、原木を薄くして貼ったりしたものです。 - 宗派の違うお位牌を入れてもいいですか?
- 一向に構いません。
但し、菩提寺がある場合はご相談された方がいいでしょう。
お墓・墓地について
- 永代使用料とは何ですか?
- 永代使用料とは、お墓を建てる時に土地を使用する権利を得るために必要な料金のことを言います。
よく墓地を「買う」という言葉を聞きますが、正確には「土地の使用権を買う」ということで、土地を所有する権利を買う訳ではありません。 - 管理料とは何ですか?
- 管理料とは墓地にある施設(駐車場、緑地、参道整備、法要設備等)を維持・管理するための費用です。「墓石費用」や「永代使用料」は購入時に支払うだけですが、管理料は毎年であったり何年か毎に、支払う義務になっています。管理料は滞納すると、墓地使用権を失う場合がありますのでご注意ください。
- お墓は税金がかかるの?
- 「永代使用料」の意味合いから「土地の使用権を買う」ということで、土地を所有する権利を買う訳ではありません。したがって不動産取得税や固定資産税等の税金はかかりません。また相続の際は非課税財産となります。永代使用料や管理料には消費税もかかりませんが、墓石や外柵等の墓石工事代金には消費税がかかります。
- 生きている間にお墓を建てても良いのですか?
- 生きている間にお墓を建てることを「寿陵(じゅりょう)」と言います。
寿陵は中国から伝わったもので、生きている間にお墓を建てることは、長寿につながると言われています。
実際は、墓地不足や子供に負担をかけたくないというのが大半の理由のようです。また、節税効果にもなるようです。 - お墓は、移転・引越しをしても良いの?
- お墓の移転・引越しを「改葬(かいそう)」と言います。改葬を行うには市区町村長に改葬申請を行い、許可を得なければ改葬することはできません。
ご遠方の故郷にあるお墓へのお参りは、年齢と共にどうしても回数が減ってしまいます。そこで、お住まいの近くへの改葬を選ぶ人が、近年増加しています。 - お墓の承継者がいない場合はどうしたらいいの?
- 承継者がいらっしゃらない場合は、菩提寺にご相談されて永代供養を依頼されるか、霊園や納骨堂でも合祀が可能な場合がございます。いずれにしてもご相談ください。
- 石材はなぜ高価なの?
- 墓石は全て自然・天然のものを使用します。工業製品とは違い、大量生産できるものではありませんので高価になってしまいます。
お盆について
- なぜお盆提灯を飾るのでしょう?
- ご先祖は提灯の明かりを目印にお戻りになるといわれています。
つまり提灯はご先祖の迎え火としての意味があるのです。
また、友人知人問わず、お世話になった故人さまの冥福を祈り、感謝の気持ちを表すものでもあるのです。
ですからお盆のお供え物として、提灯は最高のものとされているのです。 - 新盆の提灯は親戚が用意すると聞いたのですが?
- 必ずしも親戚が用意しなければならないというわけではありません。地域性や慣習によっても様々ですが、一般的には新盆用の白提灯は故人さまのご家族が購入し、普通の絵柄の入った盆提灯は、兄弟、親戚などから贈られることが多いようです。
これは、ご遺族だけでなく親族もみんなでお帰りを待っていますよ、という意味が込められています。ですので、できるだけ沢山の提灯をお飾りして差し上げてください。 - 宗教や宗派によって提灯に違いがありますか?
- 宗教によっての違いはありません。
仏教でしたらどの提灯でもお使いになれます。
むしろ地域によって多少違う傾向があります。
但し、浄土真宗では本来お盆の行事はありませんが、お盆は宗旨を越えて日本の季節行事となっているため、同じようにとり行われる場合もあります。
神道の場合は白木の提灯を使用するようです。 - 提灯はいつからいつまで飾るのでしょうか?
- はっきりとした決まりはありませんが、一般的にお盆の月に入ったら飾り付けを始めるところが多いようです。
地域によって決まっているところもあります。遅くとも12日には飾り付けを終わらせてください。
片づけは送り火が終わってから行ってください。
ご先祖をお迎えするお盆は毎年ありますので、提灯も毎年飾るのが一般的です。 - 提灯は何処に飾るのでしょうか?
- 門提灯・・・玄関や門柱に飾ります。縁側や軒先に飾るときもあります。
吊り下げ提灯・・・仏間や盆飾りのある部屋に飾ります。縁側や軒先に飾ることもあります。
行灯・霊前灯・・・仏間や盆飾りのある部屋に飾ります。 - 提灯は一対飾るものですか?
- 仏教の教えは「中道(ちゅうどう)」です。
様々な欲望に惑わされずに真っ直ぐに生きていくための教えです。
よって寺院も、お仏壇も左右対称のデザインになっており仏具も一対置くことが基本です。
提灯も一対飾る事でご先祖もお浄土で迷うことがないでしょう。 - 水の子って何?
- ご先祖は家に帰られない無縁の仏さまも連れて一緒に帰ってこられます。その仏さまへのお供えが水の子です。水の実ともいい、ナスやキュウリをさいの目にきざみ、お供えします。
ナスの種は108つあると言われ、108の煩悩を払うという願いも込められていると言われます。 - みそはぎってどんな花?
- 北海道から九州まで自生し、ちょうど8月半ば頃、盛りを迎えます。
水辺に咲く赤紫色の花で、お仏前にお供えする精霊花として親しまれています。 - ご先祖さまは家のどこにいらっしゃるのですか?
- 真菰(まこも)の上にいらっしゃいます。
「天」は神さまやご先祖がいらっしゃるところ、「地」は私達のいる世界です。
ご先祖が私たちの世界に帰ってこられても、私たちのように地面に降り立たれるわけではないから「地」に落ち着けないのです。ご先祖は天と地の間の「中空(なかぞら)」に帰ってこられると言われています。「中空」とは水面のことで、その水面に例えたものが真菰になります。真菰は水の多いところで育つ水草で、昔の人は家の中に水をはることが出来ないので水草で代用しようと考えられたのです。
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