納骨堂とは
室内などに個人やご家族で遺骨を納めることのできるお墓です。
形式は多種多様でロッカー式のものをはじめ、納骨堂の建物のなかに墓石を置くもの(室内墓所)、また、上段には仏壇や位牌・下段には遺骨を置くスペースがある納骨壇など、さまざまなタイプがあります。

納骨堂について
- 1.納骨堂とは
- 納骨堂とは、故人の遺骨を安置するための施設の一種で、通常は屋内にあります。骨壷ごとに収納場所があり、個別に納められる場合と、複数の遺骨を一つの場所に納める共同タイプの納骨堂があります。納骨堂は、墓地や霊園とは異なり、土地を広く取らずに建物の中にあるので、駅の近くや住宅地からアクセスのよい場所にあることが多いです。特に人気があります。
- 2.納骨堂の特徴
- (1)土地に依存しない
- 納骨堂は、土地が狭く、広大な墓地を設けることが難しい都市部などで非常に有効な選択肢です。室内で遺骨を安置するため、土地の制約が少なく、土地を購入する必要がないため、墓地を作るより低価格な場合があります。
- (2)管理が簡単で手間がかからない
- 納骨堂は、施設が維持管理を行うため、墓地のように草刈りや掃除、維持管理の手間がほとんどありません。遠方に住んでいる親族にとって、大きなメリットです。
- (3)費用が比較的安価
- 納骨堂は、土地を必要としないため、墓地や霊園に比べて初期費用が安くなることが一般的です。費用は、施設の立地や規模、利用するサービスの内容により異なりますが、10万円程度から利用できる場合もあります。長期間の管理費や納骨費用をまとめて支払うケースもあり、分割払いに対応しているところもあります。
- (4)アクセスの良さ
- 納骨堂は、交通機関の便が良い場所に設置されていることが多いため、お参りがしやすいです。都市部の駅近や、公共交通機関を利用して簡単にアクセスできる場所にあるため、参拝者にとって便利な立地に存在することが多いです。
- 3.納骨堂の種類
- 納骨堂にはいくつかのタイプがあり、利用者のニーズに応じて選べます。
- 個別納骨堂:一人一人の遺骨を個別に安置できるスペース。遺族が訪れるときに、自分の家族の遺骨をゆっくりと供養することができます。
共同納骨堂:複数の遺骨を共同で安置する場所。費用を抑えることができるため、費用面で負担を減らしたい場合に向いています。
ロッカー型納骨堂:個別のロッカーの中に遺骨を納め、家族が直接ロッカーを開けてお参りできるタイプ。プライバシーが保たれるため、便利です。
- 4.納骨堂のメリットとデメリット
- メリット
- 都市部でも利用しやすい:利便性の高い立地が多く、アクセスが良好。
管理が簡便:施設が管理を行い、維持費用が一括で支払えることが多い。
永代供養が可能:子供や親族に負担をかけず、永代供養が可能な場合もあります。 - デメリット
- 費用が高くなることもある:サービス内容によっては、長期間の利用料がかかる場合もあります。
自然環境がない:屋内で供養するため、墓地のように自然の中で供養したい方は墓地や樹木葬がおすすめです。
特徴 | メリット | デメリット | |
納骨堂 | 管理・運営は寺院を主とする公営民営の3種がおこなっている。 |
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納骨堂 | |
特 徴 |
管理・運営は寺院を主とする公営民営の3種がおこなっている。 |
メ リ ッ ト |
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デ メ リ ッ ト |
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納骨堂を選ぶ際の注意点
- 費用の透明性
- 納骨堂を利用する際には、初期費用や維持費用が発生します。費用に関しては以下の点を確認しておきましょう。
- 初期費用:納骨堂の契約料金について、どの費用が含まれているのか、詳細な内訳を確認しましょう。
維持費用:納骨堂では、管理や供養を施設が行うため、毎年の維持費用が発生することがあります。契約内容において、維持費用が明確に提示されているか確認してください。
永代供養の有無:永代供養なのかそうでないのか必ず確認することで、毎年発生する管理費用の負担を軽減することができます。
費用に関しては契約前にしっかりと理解しておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
- 供養の方法と内容
- 納骨堂によって、提供される供養の方法や内容が異なります。自分たちの希望に合った供養が行われているか確認しましょう。
- 供養の頻度や内容:定期的にお経をあげてくれるか、年に何回の供養が行われるのか、施設の供養の内容を確認しましょう。
個別供養か共同供養か:納骨堂によって、個別に遺骨を安置するプランと、複数の遺骨を一緒に納める共同プランがあります。どちらが希望に合っているか費用面も含めて事前に確認しておきましょう。
供養の方法は施設ごとに異なるため、自分たちがどのように供養されるのかを理解しておくことが大切です。
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